【医師解説】爪もみの疑問にズバリ回答 ― 「やりすぎるとどうなる?」「薬指はもんでいいの?」

【医師解説】爪もみの疑問にズバリ回答 ― 「やりすぎるとどうなる?」「薬指はもんでいいの?」

「やりすぎると害はある?」「薬指はもんでいいの?」爪もみの疑問にズバリ回答!爪もみは、ときとして劇的な変化をもたらすことがあります。とはいえ、この療法の基本は、小さな変化を積み重ねながら、少しずつ体調を向上させることです。【解説】永野剛造(永野医院院長)


→「爪もみ」のやり方はコチラ

「少しだけ痛い」と感じる強さで刺激

Q 毎日、爪もみを続けていますが、症状が改善しません。
やり方が間違っていますか?

A 爪もみは、ときとして劇的な変化をもたらすことがあります。
とはいえ、この療法の基本は、小さな変化を積み重ねながら、少しずつ体調を向上させることです。
小さな変化とは、「手足がポカポカする」「体が軽くなる」「気分がスッキリする」などの反応から始まります。

爪もみを行ったとき、こうした反応を少しでも感じたら、やり方は間違っていません。
「必ずよくなる」と自信を持って続けましょう。


Q 爪もみの刺激をするときは、ずっと押せばいいですか?
それとも、もんだほうがいいのですか?

A 刺激の方法は、どちらでもかまいません。
重要なのは、「少しだけ痛い」と感じる刺激を与えることです。

痛みの感じ方には、個人差があるので、ご自身に合った方法で続けましょう。


Q おかげさまで、爪もみをする習慣がつきました。
手が空いたときに爪もみを行っていますが、やりすぎは厳禁ですか?

A 基本は1日3回ですが、いつものやり方で、気分がよいなら、回数をへらさなくても構いません。
ただし、早く健康になりたいからといって、最初から回数をふやすことはやめましょう。

まずは、基本どおりに1日3回を目安に実行します。
その後、体調の変化を見ながら、徐々に回数をふやしてください。

1日4〜5回であっても、問題はありません。
なお、続けていくうちに、体が爪もみの刺激に慣れてしまい、体調の変化が弱くなったり、気づきにくかったりする場合があります。

体調が完全によくなったら、回数をへらしたり、やめたりしてもいいでしょう。
やめたときは、体調が悪いと感じたら再開してください。


Q 関節リウマチで指が変形しているため、爪もみが上手にできません。
どうすればいいでしょうか?

A 関節リウマチやパーキンソン病などで、手が自由に使えないかたは、つまようじの頭(とがっていないほう)や、ボールペンや割りばしの先端などを利用しましょう。
その際、爪の生え際は、片側だけを刺激してください。

もし、身近に協力者がいれば、代わりに爪もみをやってもらいましょう。
また、左の写真のような、磁気針や携帯用電子針といった、便利なグッズもあるので、それを利用するのもお勧めです。

足の爪もみはトイレで行うのがお勧め!

Q 爪もみ歴15年選手です。
当時は「薬指は刺激しない」と書かれていましたが、10年ほど前から薬指も刺激することに変わりました。なぜですか?

A 5本の指のうち、親指、人差し指、中指、小指の4本は副交感神経を、薬指は交感神経を刺激すると考えられています。
病気のほとんどは、強いストレスによる交感神経の緊張が原因となるため、当初は、薬指を除いた4本の指を刺激するよう指導していました。

しかし、爪もみ療法も日々進化を続けています。
その後の研究で、「5本の指すべてを刺激したほうが、白血球のバランス状態が整う」ことが判明しました。

この研究結果を受けて、爪もみは、5本の指のすべてに行ったほうが、より安全に、高い効果を引き出せると判断されたのです。
これまで、薬指を除いた4本の指の爪もみを続けてきた人も、ぜひ5本指の爪もみに切り替えてください。


Q 私は糖尿病です。症状別のやり方を見ると、薬指は低血糖、小指は糖尿病に対応するとのこと。
二つは逆の症状ですが、爪もみをやっても大丈夫ですか?

A まず、結論をいうと、爪もみを行っても大丈夫です。
確かに、血糖値は交感神経が優位になると上がり、副交感神経が優位になると下がります。

しかし、爪もみは、交感神経と副交感神経をともに刺激し、両者のバランスを整えるものです。
5本の指を刺激すれば、あとは体が勝手に調節してくれるので、あまり細かいことは気にせずに続けてください。


Q 足には、症状別のやり方はありますか?

A 足の爪もみは、下半身の血流を改善し、足のむくみや痛み、頻尿などの緩和に役立ちますが、症状別のやり方はありません。
入浴時や朝晩の着替えの時間などを利用して、5本の指をまんべんなくもみましょう。

とはいえ、手とは違って、なかなか刺激する習慣がつきにくい場所です。
私のお勧めは、トイレの便座に座ったとき、足の爪もみをするように心がけることです。

私の患者さんにも勧めたところ、皆さんそろって、足の爪もみが習慣になりました。
ぜひ、お試しください。


Q 爪もみといっしょに、家庭で行うといい健康法は?

A 入浴、散歩などの適度な運動がお勧めです。
体を温めて、血行を促すことで、爪もみの効果も高まります。

また、ストレスをためないように注意したり、よく笑ったりする習慣を身につけましょう。
「爪もみをやっているから、何をしてもいい」と、悪い生活習慣を続けていては、効果は期待できません。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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