【医師推奨】不調が続く時は「パンと牛乳」を3週間やめてみる

【医師推奨】不調が続く時は「パンと牛乳」を3週間やめてみる

私のクリニックに来られるさまざまな患者さんの多くが、何をやってもよくならない、既存の治療法以外にできることがあるなら試したい、というかたがたです。そのような人に「パンと牛乳をやめましょう」と指導すると、それだけで症状が改善する例を、これまで数多く見てきました。【解説】内山葉子(葉子クリニック院長) 


鼻の通りがよくなった! 体も引き締まった!

 私のクリニックには、不定愁訴から難病まで、さまざまな患者さんが来られます。その多くが、何をやってもよくならない、既存の治療法以外にできることがあるなら試したい、というかたがたです。

 そのような人に「パンと牛乳をやめましょう」と指導すると、それだけで症状が改善する例を、これまで数多く見てきました。逆にいうと、パンと牛乳によって知らず知らずのうちに体にダメージを受けている人が、それほど多いということです。

 効果は人によって違うので、すべての人に当てはまるとはいいません。でも、実際に症状が改善した人がいるのは事実です。いくつか症例を紹介します。

症例:Aさん(30代・男性)

 Aさんは、1日4〜5回下痢をするようになり、病院で検査を受けたところ、潰瘍性大腸炎と診断されました。薬を服用しても症状が改善しないので、診断から1週間後に私のクリニックに来られました。

 食事内容を聞くと、コンビニで買うパンや、インスタント食品、麺類を食べることがほとんどだといいます。そこで、薬はやめていただき、「パンと牛乳はとらない」「できれば麺類も控え、和食を基本にする」などの食事指導を行いました。

 すると、1ヵ月後には下痢が止まって通常便が出るようになりました。その後も腸の調子はよく、潰瘍性大腸炎は薬なしで治癒しました。

症例:Tさん(30代・男性)

 Tさんは当院に来られたとき、適応障害、過敏性胃腸症候群、抑うつ、不眠の症状を抱えておられました。3ヵ月前から、仕事に行くときに動悸や吐き気、不安感に襲われ、胃痛、便秘、下痢をくり返していたそうです。夕食は和食中心でしたが、朝はコーヒーのみ、昼はパン、おにぎり、カップ麺などを食べていました。

 ストレスを軽減するため、まず仕事は半年間、休職してもらいました。そのうえで、昼食にパンやカップ麺を食べるのをやめるよう指導しました。

 その結果、体調は徐々に改善。1ヵ月後には眠れるようになり、2ヵ月後には自分の得意分野を冷静に見直せるようになり、転職を決意しました。食事の改善をきっかけに、自信を取り戻すことができたのです。ふと気がつくと、鼻の通りもよくなり、体も引き締まったそうです。


 やせたという人も、少なくありません。50代の男性は体重が91kgでしたが、パンと牛乳をやめて半年後には、82kgに減少。なかには、15kgやせてむくみも解消したという40代の女性もいます。

体に害のある物を食べないことが大切

 体になんらかの不調があり、パンや牛乳を常食している人は、とりあえずこの二つをやめてみる価値はあると思います。

 まずは3週間、パンと牛乳をやめてみましょう。3週間というのは、小麦や乳製品をとることによって体の中にできる抗体や中毒物質などが、体から一掃されるために必要な期間です。

 食事は、ご飯+野菜+肉や魚といった、ごく普通の内容でOK。「何を食べるか」よりも、まずは「体に害のある物を食べない」ことが大切です。

 パンと牛乳を習慣的にとっている人であれば、3週間それらをやめるだけで、驚くような体調の改善が見られるはずです。あとは、そのままやめられたらベストですが、どうしても食べたければ体調と相談しながら、月1回の楽しみとして食べるのはかまいません。パンや牛乳はあくまでも嗜好品。「食パンはご飯と同じ」「牛乳は健康にいい」などと勘違いして、継続的にとることが問題なのです。

 朝食はパン、昼食はうどん、おやつにクッキーを食べて、夕食はパスタというように、四六時中、小麦製品をとり続けるのも避けてください。

 小麦のグルテンが腸に穴を開けやすいと説明しました。通常なら、栄養を吸収するときに腸の透過性はある程度上がり、そのあと自然に元に戻るものです。
ところが、小麦をとり続けると腸に穴が開きやすくなり、常に未消化物などがもれ出た状態になってしまうのです。

 また、嗜好品としてパンや牛乳をとる場合も、質のいい物を見極めてください。例えば、国産小麦とバターで作っているパン屋さんの品を選びましょう。そのほうが、体への害は少ないはずです。

 牛乳も質のいい物を選ぶにこしたことはありません。ただし、腸の弱い現代人は、栄養価の高い牛乳だとおなかをこわす可能性があります。やはり、嗜好品としてたまにとる程度にとどめておくのがよいでしょう。

→「パンの害」についての解説はコチラ
→「牛乳の害」についての解説はコチラ

まずは3週間やめてみよう!

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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