【新発見】糖尿病対策に梅が有効!血液サラサラ力で脂肪肝・NASHを改善する「梅エキス」

【新発見】糖尿病対策に梅が有効!血液サラサラ力で脂肪肝・NASHを改善する「梅エキス」

日本では、江戸時代後期から、疲労回復や吐きけ止め、下痢止めなどの妙薬として愛用されてきました。それ以外にも、近年、さまざまな優れた健康効果のあることが、多くの研究で確認されつつあります。梅エキスには、高い免疫力アップ効果のあることがわかります。【解説】栗原毅(栗原クリニック東京・日本橋院長)


脂肪肝の人は明らかに糖尿病を発症しやすい

青梅の果肉をすりおろしてこし、その液体を加熱して煮詰めたものが、「梅エキス」です。
日本では、江戸時代後期から、疲労回復や吐きけ止め、下痢止めなどの妙薬として愛用されてきました。

それ以外にも、近年、さまざまな優れた健康効果のあることが、多くの研究で確認されつつあります。
まず取り上げたいのが、脂肪肝やC型肝炎に対する効果です。

私は東京慈恵会医科大学附属病院など、いくつかの病院と共同で臨床研究を行いました。
ご協力いただいたのは、C型肝炎(肝臓疾患の7割を占めるウイルス性肝炎)や脂肪性肝障害(脂肪肝が進行した状態)などの患者さん58名。
患者さんに、梅エキス6・5g(小さじ1杯強)を1日2回、3ヵ月間飲んでもらいました。

この試験には、青梅を加熱、抽出した特別な梅エキスを使用しました。
肝炎の進行の度合を見るのに目安となる数値が、GPT(ALT値)とGOT(AST値)です。

GPTもGOTも、肝臓の細胞の中にある酵素です。
肝細胞が破壊されると、これらの酵素が血液中に出てくるので、血液検査によって、肝臓の損傷程度がわかるのです。

3ヵ月後、その値が30%以上下がった例(有効例)が、GPTで26例(45%)、GOTで25例(43%)ありました。
半数近い人にはっきりと改善傾向が現れたのです。

では、なぜ梅エキスが効果を上げたのでしょうか。
着目したいのが、梅エキスの血液サラサラ効果です。

梅エキスに含まれるムメフラールという有効成分が、血液中の血小板の凝集をブロックする働きをします。
また、梅のクエン酸も血流を促します。

これらの働きによって、血液が浄化され、サラサラになり、血流が促されるのです。
肝臓は、臓器の中でも特に多くの仕事をこなすため、たくさんの血液を必要とします。

脂肪肝になると、肝臓内の血液がドロドロになり、血流が悪化。
肝臓の機能が低下し、それがしだいに肝臓自体をむしばんでいくことになります。

梅エキスの血液サラサラ効果は、血液を浄化し、血流をよくすることで、肝臓に新鮮な血液を大量に送り込みます。
これにより肝機能が改善していくと考えられます。

近年、肥満人口の増加に伴い、飲酒習慣によらない肝炎=NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)になる人が増えています。
この対策としても、梅エキスの活用がお勧めです。

このように梅エキスが脂肪肝やC型肝炎の改善に有効とわかりましたが、さらに、梅エキスを活用する道が示されました。
それは、糖尿病の治療です。

実は、脂肪肝と糖尿病の間には、非常に密接な関連があります。
私のクリニックの糖尿病の患者さんを調べると、95%の人が脂肪肝も併発しています。

脂肪肝の人551人、脂肪肝ではない人1938人を5年にわたり追跡調査しました。
その結果、非脂肪肝の群は5年後、糖尿病の発症率が7・3%。一方、脂肪肝の群は17・2%という高率で糖尿病を発症することがわかりました。

脂肪肝があると、インスリンの効きが悪くなり、血糖値が上がりやすくなります。
逆に、脂肪肝がよくなると、着実に糖尿病がよくなっていくのです。

脂肪肝や糖尿病の治療は、食事療法が中心ですが、このとき梅エキスが大いに効果を発揮することは、いうまでもありません。

肺ガン末期の脳に転移したガンが消失!

では、梅エキスの作り方を紹介しましょう。

①青梅1kgを水でよく洗い、すりおろします。
②すりおろした果肉をふきんで包んでしぼります。
③しぼり汁を土鍋か、ホーローの鍋に入れ、とろ火にかけて焦がさないようにかき混ぜながら、黒褐色になるまで煮詰めます。

梅エキスは、茶さじ2分の1を水やお湯で溶いて、1日2〜3回飲むのが目安です。
水の量は好みで増減してください。

血液サラサラ効果をより高めるには、黒酢を大さじ1〜2加えることをお勧めします。

最後に、梅エキスの体験例を紹介しましょう。

今から8年前、私の同級生が、肺ガンの末期で、余命1〜2ヵ月と宣告されました。
肺には水がたまり、脳にもガン細胞が転移していました。

ところが、梅エキスを飲み始めたところ、脳に転移したガンが消え、いったん退院することができたのです。
残念ながら同級生は亡くなりましたが、約3年も延命し、お花見をすることもできました。

こうした症例からも、梅エキスには、高い免疫力アップ効果のあることがわかります。

→「梅干し」の健康レシピはコチラ

栗原毅
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応義塾大学大学院教授、前東京女子医科大学教授。「血液サラサラ」の名づけ親として有名。医療過疎地とテレビ電話を利用した遠隔医療を行うなど、予防医学の実践者として活躍。共著に『糖尿病は歯ブラシで治せる』(マキノ出版)など。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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