【ふくらはぎ】糖尿病の人は冷たくてフニャフニャ!「内側」マッサージで血糖値が改善した!

【ふくらはぎ】糖尿病の人は冷たくてフニャフニャ!「内側」マッサージで血糖値が改善した!

ふくらはぎマッサージは、生活習慣病の改善に大きく貢献するもので、特に、糖尿病に対して効果を発揮しています。糖尿病のかたは、血中の糖の存在によって血流が悪くなっているため、通常よりも血管中に血液がたまっています。【解説】丸山眞砂夫(ふくらはぎ健康法タオテクニカルアドバイザー)


糖尿病の人はふくらはぎが冷たくてフニャフニャ

近年、テレビや雑誌などでたびたび取り上げられて注目を集めている「ふくらはぎマッサージ」は、外科医の故・石川洋一先生が、35年以上前に『ふくらはぎ健康法』として考案し、発表したものです。

私が所属しているタオ整骨院では、このふくらはぎマッサージを柱とした施術を行っています。
このマッサージは、生活習慣病の改善に大きく貢献するもので、特に、糖尿病に対して効果を発揮しています。

ご存じのように糖尿病は、血液中に糖分が過剰になる病気です。
糖尿病の人は、ふくらはぎが冷たく、フニャフニャになっています。

なかには、ふくらはぎに、コリコリとした小さな塊ができていることもあります。
症状がさらに悪化すれば、ますますやわらかくなり、血色も土気色になります。

糖尿病のかたは、血中の糖の存在によって血流が悪くなっているため、通常よりも血管中に血液がたまっています。
それが、こうしたふくらはぎの変化をもたらしているのです。

血液の流れが悪くなれば、膵臓へ供給される酸素と栄養素の量が少なくなり、その結果、膵臓機能も低下します。
膵臓機能が低下すれば、インスリンの分泌も悪くなって、血液中の糖分が増加します。

このような悪循環を断ち切るのが、ふくらはぎマッサージです。
全身の血液の70%は、下半身に集まっています。

この血液を心臓へと押し返すポンプの役割をしているのが、ふくらはぎの筋肉です。
このため、ふくらはぎは、「第二の心臓」といわれています。

ふくはらぎマッサージによって、全身の血液循環が大きく改善すれば、内臓組織にも十分な酸素と栄養素が送られ、膵臓機能の回復を助けます。
ふくらはぎマッサージでは、「痛気持いい」程度の刺激を与えることがポイントになりますが、この痛気持いいという感覚が、自律神経を有効に刺激するのです。

自律神経は、私たちの意志とは無関係に働き、内臓や血管をコントロールしている神経で、ホルモンの分泌にも深く関与しています。
ふくらはぎマッサージによって自律神経の働きを整えることも、膵臓からインスリン分泌を促すことになるのです。

糖尿病のかたは、足のむくみに悩まされることが多いのですが、ふくらはぎマッサージは、この足のむくみにも大変有効です。

運動をしなくても血糖値が下がった!

では、ふくらはぎマッサージのやり方を説明しましょう。
床にあぐらをかくか、イスに腰をかけた状態で行います。

❶ふくらはぎ全体を、アキレス腱からひざ裏に向かって、両手でまんべんなくもみ(さすり)ます。

❷ふくらはぎを「内側」「アキレス腱〜中央」「外側」の三つに分け、それぞれ、もんでいきましょう。

糖尿病の場合、ふくらはぎの内側に反応が現れることが多いものです。
もんだとき、痛みを感じたり、かたいと感じたりするところがあれば、そこを特に重点的にもみます。

イスに座って足を組み、もう片方のひざで全体をもんでもいいでしょう。
片方の足につき、1日2〜3分を目安として、痛気持ちいいと感じる強さでもみます。

体が温まっている入浴中か、入浴後がお勧めです。
62歳の男性は、十数年前から糖尿病に悩んでいました。

薬を飲んでも血糖値は180mg/dL台(基準値は、110mg/dL未満)から下がらず、過去1〜2ヵ月の血糖状態がわかる指標である、ヘモグロビンA1cも、10・8%もありました(基準値は、4・6〜6・2%)。

脊柱管狭窄症のため、運動で血糖値を下げることも困難でした。
そこで、ふくらはぎマッサージで、ふくらはぎ内側のコリをもみほぐしていたところ、1年後には、ヘモグロビンA1cが6・7%まで下がり、見違えるように元気になったのです。

さらに、糖尿病を改善するため、現在も、ふくらはぎマッサージを続けています。
ふくらはぎマッサージは誰にでもできる簡単な健康法です。

ぜひ、今日から始めてください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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