【医師推奨】むくみ解消に即効!がん手術後のむくみも改善した「小豆昆布スープ」の作り方

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あずきは、むくみや高血圧だけでなく、白髪や脱毛といった髪の悩み、めまい、難聴、耳鳴りなどの耳の病気、骨粗鬆症や歯の問題に悩むかたにも、お勧めです。さらに、あずきに含まれるサポニンという成分は、血管をキレイにする作用があります。【解説】三浦直樹(みうらクリニック院長)


白髪や脱毛、難聴、骨粗鬆症にもお勧め!

病気を予防・改善するには、人間が本来持っている自然治癒力を高めることが必要だと、私は考えています。

そのため、私のクリニックでは、最先端医療に加え、東洋医学の考えを取り入れた療法や、マクロビオティック(玄米菜食を中心とした食事法)をベースとした食事指導を行っています。

なかでも、患者さんによく勧める食材の一つが、あずきです。
東洋医学には、「形の似た物が、その臓器を治す」という考え方があります。

あずきは腎臓に形が似ているため、腎臓の働きを補うとされるのです。
実際、あずきには、体内の余分な水分を排出する働きを持つカリウムが、豊富に含まれています。

そのため、古来、むくみ取りの妙薬として利用されてきました。
水分の代謝がよくなると、血圧が安定し、血液循環も改善します。

高血圧の薬として、代表的な物に、利尿剤があります。
血液中の余分な水分を尿として排出することで、血液の全体量を減らし、血管への圧力(血圧)を下げるのです。

余計な圧力がかからなくなると、血液がスムーズに流れます。
つまりあずきは、「天然の利尿剤」「自然界の降圧剤」といえるでしょう。

さらに、東洋医学の陰陽五行説によると、頭髪、耳、骨は、五臓のうち「腎」のグループに属します。
東洋医学の腎は、腎臓だけでなく、生殖や老化にかかわる働き全般を指します。

ですから、あずきは、むくみや高血圧だけでなく、白髪や脱毛といった髪の悩み、めまい、難聴、耳鳴りなどの耳の病気、骨粗鬆症や歯の問題に悩むかたにも、お勧めです。

さらに、あずきに含まれるサポニンという成分は、血管をキレイにする作用があります。
「サポニン」は、泡を意味する「シャボン」と語源が同じで、水と油を混ぜる界面活性作用があります。
そのため、血管の内壁にこびりついた余分な脂を、溶かしてくれるのです。

動脈硬化を防止するとともに、血液の流れがよくなるので、血圧も下がります。
また、糖尿病の改善も期待できます。

糖尿病も血管の病気です。
糖尿病が悪化すると、血管が密集した腎臓がダメージを受けます。

悪化すると、人工透析(人工的に血液のろ過を行う医療行為)になることもあります。
あずきをとって腎臓の働きを改善したり、血管をキレイにしたりすることは、糖尿病の改善や合併症予防につながります。

カリウムもサポニンも水溶性の成分なので、あずきは煮汁ごととることが重要です。
さらに、あずきは食物繊維が豊富なので、便秘の解消にも役立ちます。

抗酸化作用のあるポリフェノールも多く、老化予防効果も期待できます。

血糖値を急上昇させずに満足感が得られる

あずきを使った治療食のなかから、今回私がお勧めするのは「あずきコンブ」です。

あずきだけを煮てもいいのですが、ミネラル豊富なコンブを加えることで、あずきの効果がより高まると考えられます。コンブからだしが出るので、煮汁までおいしくいただけます。まさに「あずきコンブスープ」といった感じでしょうか。

作り方は、次のとおりです。

❶あずき1カップと水3カップを鍋に入れ、5cm×20cmのコンブを小さく切って加えます。

❷強火にかけ、沸騰したら弱火にします。
水1カップを3〜4回に分けて足しながら、あずきがやわらかくなるまで煮ます。
仕上げに塩小さじ1杯を加えて味を調えたら、完成です。

マクロビオティックの調理法では「ゆでこぼし」をせず、煮汁ごと食べるので、あずきの薬効を丸ごと摂取できます。
1日に食べる量は、茶碗半分くらい。

残ったあずきコンブスープは、冷蔵庫で保存してください。
おかずの1品にしてもいいですし、間食として何回かに分けて食べてもかまいません。

甘い物が欲しいときに、あずきコンブスープを食べると、満足感が得られます。
自然の甘みは血糖値を急上昇させないので、糖尿病の人にも安心です。

病気の改善が目的なら毎日、健康維持が目的なら週1〜2回食べるといいでしょう。
腎臓病でカリウムの摂取を制限している人、甲状腺の病気がある人は、あずきコンブスープを食べる前に、医師に相談してください。

これまで多くの患者さんに、あずきコンブスープを勧めてきましたが、むくみに対する効果は絶大です。
ガンの手術後のむくみが改善されたかたも、複数おられます。

腎臓は冷えに弱い臓器なので、あずきコンブスープを食べるとともに、腹巻きやカイロなどで体の外から腎臓を温めると、効果がいっそう高まります。
昔の人は健康のために、毎月1日と15日に、赤飯を食べる習慣があったそうです。

先人の知恵にならって、皆さんもぜひ定期的に、あずきを煮汁ごと摂取して、健康づくりに役立ててください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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