【ウエストダイエット】筋トレ無しでも即効 猫背も改善「わき腹つかみ」の効果

【ウエストダイエット】筋トレ無しでも即効 猫背も改善「わき腹つかみ」の効果

わき腹は、上半身と下半身をつなげる要です。わき腹つかみをすると、わき腹だけでなく、全身の筋肉まで、だんだんやわらかくなっていきます。【解説】寺田壮冶(寺田クリニック院長)


深い呼吸に合わせてつかむことが重要!

私は、内科、ペインクリニックで患者さんを診るほかに、スポーツドクターとして、痛みを緩和する運動療法や、アスリートの運動機能を高めるトレーニング指導を行っています。

そんな私から見ると、肋骨と骨盤の間の「わき腹」は、上半身と下半身を連動させる、非常に重要な部位です。
ここには、背骨と大腿骨(太ももの骨)を深部で結ぶ大腰筋があり、その上におなかを覆う腹横筋や腹斜筋があります。

これらの筋肉は、体幹を支える重要な筋肉です。
このわき腹を刺激し、緩めるのが、「わき腹つかみ」です(やり方は別記事参照)。

この体操は、呼吸に合わせてわき腹をつかむことが重要です。
ゆっくり息を吐きながら、わき腹をつかむと、指がより深くおなかの中に入ります。

大腰筋などの深部筋を直接刺激し、筋肉を活性化してくれます。
それによって、次のような多様な効果が期待できます。

①ウエストが引き締まる
腹部の筋肉が緩んで活性化されると、周囲の脂肪が燃焼しやすくなります。
そのため、おなか周りやウエストが顕著に引き締まってきます。

②やせ体質に変わる
大腰筋などの深部筋をほぐすことで上半身と下半身が連動しやすくなり、全身の筋肉の動きがよくなります。
それによって代謝がアップし、やせやすい体質に変わります。

③ 姿勢がよくなる
姿勢の悪い人は、骨盤が前方や後方に傾斜しています。
大腰筋が活性化されることで骨盤が起きて姿勢がよくなります。
ネコ背の改善も期待できます。

④腰痛が改善する
体幹を支える大腰筋などが鍛えられ、姿勢がよくなるので、腰への負担が軽減し、腰痛の改善が期待できます。

⑤便秘が改善する
わき腹をつかむと、大腸を直接刺激することになり、腸の動きがよくなります。
特に、左のわき腹は、便が固形化し停滞しやすい下行結腸の刺激となるので、便秘の改善に役立ちます。

⑥尿失禁が改善する
大腰筋が活性化されて引き締まると、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、腸など)を支えている骨盤底筋群が引き上げられます。
すると、膀胱への圧迫が取れて、尿失禁などが改善します。

⑦自律神経のバランスが整う
深い呼吸を正しく行えば、自律神経のバランスも整ってきます。
また、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分泌がよくなり、痛みが改善したり、不安やイライラが和らいだりします。

なお、正しい呼吸とは、鼻で吸って鼻(または口)で深くゆっくり吐く、横隔膜を大きく動かす呼吸のことです。
このようにわき腹つかみを行うと、筋力トレーニングをしなくても、それに準じた幅広い効果が期待できるのです。

全身の筋肉までやわらかくなる

わき腹は、上半身と下半身をつなげる要です。
わき腹つかみをすると、わき腹だけでなく、全身の筋肉まで、だんだんやわらかくなっていきます。

筋肉は、使わないでいると萎縮してかたくなりますが、使いすぎてもかたくなります。
前者は筋肉が張った状態、後者はこった状態です。

いずれにしろ、かたくなったものは、ほぐしてやらなければなりません。
筋肉がほぐれてやわらかくなると、腱(筋肉が骨に付着している部分の結合組織)や関節の可動域が広がって、体を動かしやすくなります。

すると、自然に活動的になり、歩いたり、運動したりするようになります。
それが2次的に、肥満や生活習慣病の予防・改善に役立ちます。

私がふだんの診療で運動療法に力を入れているのも、正しい運動習慣を身につけることで、なるべく薬に頼らずに健康になってほしいからです。
その運動療法の一つとして、わき腹つかみはとてもよい方法です。

体への負荷が少ないので、どんな人でも挑戦できます。

→「わき腹つかみ」のやり方はコチラ

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


【血管強化食材】動脈硬化を撃退する絶品「ローストピーナッツ」レシピ

【血管強化食材】動脈硬化を撃退する絶品「ローストピーナッツ」レシピ

ピーナッツといえば、「太る」「ニキビができる」など、健康とは縁遠い食材だと思われがち。しかし、最近、その豊富な栄養素が、巷で大きな話題を集めています。便秘が解消して、やせやすくなる、血管も肌も若返ると、まさにピーナッツは優良健康食材なのです。【料理・栄養計算・スタイリング】五十嵐ゆかり(料理研究家・管理栄養士)


【中指の一点刺激】職業病とあきらめていた腰痛がたった30秒で軽快してびっくり!

【中指の一点刺激】職業病とあきらめていた腰痛がたった30秒で軽快してびっくり!

40代になってからは、日常的に腰痛に悩まされるようになりました。朝、起き上がったときから、すでに腰がつらいのです。腰をかばいながら、仕事を続け、我慢できなくなると整骨院などに通う状態でした。職業病だと半ばあきらめつつ、さまざまな治療を受けていました。【体験談】加山雅夫(仮名・会社員・47歳)


【便秘に最強効果】納豆とオリーブオイルで "排便力"アップ 便秘薬も不要に

【便秘に最強効果】納豆とオリーブオイルで "排便力"アップ 便秘薬も不要に

私は、便秘に悩む患者さんに「オリーブオイル納豆」を勧めています。これは、納豆に少量のオリーブオイルを混ぜるだけのシンプルな食べ物ですが、便秘改善の効果は劇的です。便が柔らかくなって排便しやすくなったり、おなかの張りが取れたりして、下剤が不要になったケースもあります。【解説】松生恒夫(松生クリニック院長)


【糖尿病を改善】4種の野菜で免疫力アップ「甘い野菜ス―プ」の作り方

【糖尿病を改善】4種の野菜で免疫力アップ「甘い野菜ス―プ」の作り方

「年々、体重が増えてきている」「最近お通じが悪くて困っている」「血糖値が高いのが気になる」。そんな人にお勧めしたいのが、4種の野菜の自然な甘みが凝縮した「甘い野菜スープ」です。【解説者】勝部美佳(マクロビオティック料理研究家)


【玄米食】で要介護度が改善した患者が続出!自らも痛風を克服した医師が指南「米ぬかの食べ方」

【玄米食】で要介護度が改善した患者が続出!自らも痛風を克服した医師が指南「米ぬかの食べ方」

体は食べた物からできているので食事の内容は重要です。玄米には、多くの栄養素と有効成分が含まれていて、高血圧・動脈硬化・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病や、便秘、ガン、認知症、花粉症・アトピー・ぜんそくなどのアレルギー症状に対し、強力な予防・改善効果を発揮します。【解説】島村善行(島村トータル・ケア・クリニック院長)


最新の投稿


【セラピーキャットとは】認知症や精神疾患の患者さんに変化!「猫」は五感を刺激し心を癒す存在

【セラピーキャットとは】認知症や精神疾患の患者さんに変化!「猫」は五感を刺激し心を癒す存在

私たちにとって、猫は五感を心地よく刺激する存在です。見れば愛らしく、触ってなでれば快く、鳴けば美しい旋律となって、えもいわれぬ刺激となります。それは、病気のあるなしに関係なく、すばらしい経験だといえるでしょう。【解説】小田切敬子(NPO法人アニマルセラピー協会理事長・生物科学博士)


首こり・肩凝り 症状別【チェックリスト】あなたの頚椎症は軽症?重症?

首こり・肩凝り 症状別【チェックリスト】あなたの頚椎症は軽症?重症?

頸椎症スペクトラムの全体像がわかったところで、あなたの首がいま、どんな状態にあるかチェックしてみましょう。チャートの「スタート」から始め、イエスかノーか答えながら進んでください。ゴールは1~5のどれになりましたか。それが、あなたの現在の首の状態の目安です。【解説】竹谷内康修(竹谷内医院カイロプラクティックセンター院長)


【美白・美肌を作る】アンチエイジングには「はと麦酒」がお勧め!その効果は化粧品同等 ダイエット効果も

【美白・美肌を作る】アンチエイジングには「はと麦酒」がお勧め!その効果は化粧品同等 ダイエット効果も

ハトムギは、昔から「肌にいい」といわれ、ヨクイニンという生薬として使われています。そこで、私たちはまず、ハトムギの肌への効果に着目しました。その結果、ハトムギには紫外線ダメージによる肌の乾燥や、シミを防ぐ働きのあることが明らかになったのです。【解説】清水邦義(九州大学農学部研究院森林圏環境資源科学研究分野准教授)


【血管強化食材】動脈硬化を撃退する絶品「ローストピーナッツ」レシピ

【血管強化食材】動脈硬化を撃退する絶品「ローストピーナッツ」レシピ

ピーナッツといえば、「太る」「ニキビができる」など、健康とは縁遠い食材だと思われがち。しかし、最近、その豊富な栄養素が、巷で大きな話題を集めています。便秘が解消して、やせやすくなる、血管も肌も若返ると、まさにピーナッツは優良健康食材なのです。【料理・栄養計算・スタイリング】五十嵐ゆかり(料理研究家・管理栄養士)


血糖値が正常値に下がった!「玉ねぎのオイル漬け」は親子三代に伝わる健康常備食!

血糖値が正常値に下がった!「玉ねぎのオイル漬け」は親子三代に伝わる健康常備食!

タマネギのオイル漬けを口にしているおかげか、我が家は皆、いつも元気に過ごせています。今年はインフルエンザが猛威を振るっていましたが、長男はカゼひとつ引かず、無事に受験を乗り切ることができました。【解説】奥津純子(フードデザイナー・「タラゴンの挿し木」主宰)


ランキング


>>総合人気ランキング