【ワキガ・口臭対策】消臭・殺菌作用のある「シソジュース」がお勧め

【ワキガ・口臭対策】消臭・殺菌作用のある「シソジュース」がお勧め

シソジュースは、煮出したシソの汁にクエン酸を加え、好みで甘みをつけたものです。シソに含まれているクロロフィルは植物だけに含まれる成分で緑の濃い物ほど含有量が多くなります。代表的な作用が消臭・殺菌作用です。それに加えて、クエン酸には老廃物が体内にたまるのを防ぐ働きがあります。【解説】田島眞(実践女子大学名誉教授)


糖尿病の合併症や高血圧の予防に有効

暑くなると、さわやかなシソジュースを手作りする人も多いのではないでしょうか。
シソジュースは、煮出したシソの汁にクエン酸を加え、好みで甘みをつけて作ります。

したがってシソジュースには、シソのエキスやクエン酸がたっぷり含まれています。
このシソジュースに期待できる最大の健康効果は、なんといっても血流の改善でしょう。

シソには、α-リノレン酸という脂肪酸が豊富です。
これは、体内に摂取されると、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に変わります。

そして、血中脂質の値を下げたり、血栓を防いだりして、血液をサラサラにしてくれるのです。
EPAやDHAは、ご存じのように青魚に豊富に含まれる油です。

またクエン酸には、赤血球の変形能(柔軟に形を変える能力)を高める作用があります。
赤血球の直径は毛細血管よりも大きく、そのままでは毛細血管の中を通れません。

しかし、変形能が高まることで、赤血球は自在に形を変え、細い毛細血管の中をスムーズに流れることができるのです。
こうして血流がよくなれば、動脈硬化や高血圧、心筋梗塞など、循環器系の病気を予防・改善する効果が期待できます。

全身へ血液中の栄養や酸素が行き渡るようになるので、細胞や内臓の機能も活性化されるでしょう。
さらに、毛細血管の血流がよくなると、毛細血管が密集している目や腎臓の病気にも有効です。

例えば、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症の予防などです。
なお、厚生労働省の報告では、シソの油(α-リノレン酸)は加齢黄斑変性症(網膜の中心部の黄斑が障害を受ける病気)や認知症を防ぐ効果があることもわかっています。

消臭・殺菌作用で汗のにおいや口臭を抑制

シソにはα-リノレン酸以外にも、いろいろな成分が含まれています。
その一つが、ポリフェノールです。

シソには青ジソと赤ジソがあり、どちらもポリフェノールが豊富です。
赤ジソのポリフェノールは赤い色素のアントシアニンで、目の機能を高める成分として知られています。

どちらのポリフェノールにも強い抗酸化作用があり、活性酸素によって体の組織が酸化されるのを防いでくれます。
これが、ガン、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病や老化の予防に役立ちます。

また、シソにはクロロフィル(葉緑素)も含まれています。
クロロフィルは植物だけに含まれる成分で、緑の濃い物ほど含有量が多くなります。

このクロロフィルの代表的な作用が消臭・殺菌作用で、昔は歯磨き剤にも使われていました。
それに加えて、クエン酸には老廃物が体内にたまるのを防ぐ働きがあります。

シソジュースはこの二つの相乗作用で、ワキガや汗のにおい、口臭などを抑える効果が期待できます。

シソの香り成分にも触れておきましょう。
シソにはピネンなどの芳香物質が複数含まれています。
香りにはリラックス作用と、覚せい作用がありますが、シソに含まれる芳香物質には覚せい作用があり、体の代謝を活性化します。

また、クエン酸にも、エネルギーを効率的に作って体の代謝を高める作用があります。
ですから、シソジュースは、ダイエットや肥満防止にも役立つのです。

このようにシソジュースには多様な効能がありますが、ふだん、シソはそんなにたくさん口にするものではありません。
薬味にして、せいぜい2〜3枚食べるくらいでしょう。

しかしシソジュースにすれば、おいしく、たくさん飲めるので、シソの効用を余すところなく取り入れられます。
シソジュースは、煮出した汁に、クエン酸と甘みを加えて作ります。

甘みはミネラルの多い黒砂糖や、オリゴ糖の多いハチミツがお勧めです。
クエン酸は薬局などで購入できますが、レモンのしぼり汁(市販のレモン汁でも可)で代用するのもいいでしょう。

→【関連記事】熱中症を予防する「シソジュース」の効果

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


【高血圧】脳梗塞は熱中症と間違えやすい! 原則「喉が渇いたら水を飲む。汗をかいたら塩も取る」

【高血圧】脳梗塞は熱中症と間違えやすい! 原則「喉が渇いたら水を飲む。汗をかいたら塩も取る」

心臓病や脳卒中は、心臓や脳が悪化したために起こるのではありません。血液がドロドロになり、動脈硬化が進行した末に起こります。つまり、血管の状態が悪化した結果として、これらの病気は起こるのです。そして、これらの血管病の最大の原因は高血圧です。【解説】高沢謙二(東京医科大学病院健診予防医学センター長、東京医科大学教授)


【子どものアレルギー】善玉菌を増やす「発酵キャベツ」で腸内環境を整えるのがお勧め 自閉症改善にも

【子どものアレルギー】善玉菌を増やす「発酵キャベツ」で腸内環境を整えるのがお勧め 自閉症改善にも

キャベツは、食物繊維がとても豊富で、ふだんの食生活で不足しがちな食物繊維を補うことができる食材です。これを発酵させることで、乳酸菌たっぷりになり、その乳酸菌が腸の中で善玉菌を増やしてくれるため、便秘をはじめとする腸の不調を改善してくれるのです。【解説】藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授・医学博士)


【肩こり・腰痛】原因不明の体調不良が改善!病院の調査で確認「指ヨガ」の効果

【肩こり・腰痛】原因不明の体調不良が改善!病院の調査で確認「指ヨガ」の効果

看護師として約10年、病院に勤務し、多くの患者さんと接する中で、私は西洋医学だけでできることには限界があるのではないかと感じていました。【解説】宮本よしか(龍村式指ヨガマスターインストラクター・看護師)


【高血圧】「味噌汁」は控えなくてよい!“みそ”には減塩効果があると臨床試験で証明

【高血圧】「味噌汁」は控えなくてよい!“みそ”には減塩効果があると臨床試験で証明

「あなたは血圧が高いので、塩分の多いみそ汁を控えてください」。そう、医師に注意されたことはありませんか?しかし「みそ汁を飲むと血圧が上がる」という常識は大間違いだったのです。臨床試験の結果から、1日2杯程度のみそ汁を飲んでも、血圧には影響しないと明確に証明されました。【解説】上原誉志夫(共立女子大学教授・医学博士)


原因不明の視力低下が改善した!指のツボを“洗濯ばさみ”で刺激する健康法

原因不明の視力低下が改善した!指のツボを“洗濯ばさみ”で刺激する健康法

「指を洗濯バサミで挟む」と血と気の巡りがよくなり糖尿病・視力低下・痛みに著効!手と指には6本の経絡が走っており、その流れに沿って全身の臓器に対応するツボが多く存在しています。つまり手や指を刺激するだけで全身のあらゆる部位の痛みや不調を改善できるというわけです。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)


最新の投稿


【沖ヨガの効果】“足”への刺激は自分で「治る力」を高める 「足裏たたき」を医師が推奨

【沖ヨガの効果】“足”への刺激は自分で「治る力」を高める 「足裏たたき」を医師が推奨

人間は、よほどのことがない限り、自分で自分の体を治す力を持っています。足の刺激法などのほうが、薬よりはるかに上であって、まず試すべきものです。足を刺激することによって、その人が本来持っている、治る力を活性化させることができるからです。【解説】樋田和彦(ヒダ耳鼻咽喉科院長)


【沖ヨガの特徴とは】心身をケアするヨガ "足裏たたき" で心も体もリラックス

【沖ヨガの特徴とは】心身をケアするヨガ "足裏たたき" で心も体もリラックス

足裏たたきを続けていると、胃腸や肝臓や膵臓の不調、肺をはじめとした呼吸器の不調、心臓の不調、血管の問題、腎臓や泌尿器の不調、腰痛や首の痛み・こりなどが、次々によくなっていきます。同時に、肌もきれいになり、姿勢もよくなって若々しく生まれ変われるのです。【解説】佐藤松義(イタリア政府公認 沖道密教ヨガ総合自由大学教授)


不調の5大原因を取り除く【沖ヨガ】「足裏たたき」の効果 腰痛が改善、ストレスが解消した

不調の5大原因を取り除く【沖ヨガ】「足裏たたき」の効果 腰痛が改善、ストレスが解消した

病気になる前に、その原因を遠ざける。もし病気になったとしても、自然の回復を促す。それが足裏たたきのすぐれた効能です。やり方を身につければ、あなたにとって、必ず一生の宝になります。【解説】佐藤松義(イタリア政府公認 沖道密教ヨガ総合自由大学教授)


【沖ヨガ】詰まりが取れて全身に血が巡る「足裏たたき」のやり方

【沖ヨガ】詰まりが取れて全身に血が巡る「足裏たたき」のやり方

刺激して痛みを感じる部位があれば、そこは体の巡りが悪く詰まっている証拠です。重点的にたたいたり、もんだりしてください。詰まりが取れて全身の血の巡りが一気によくなり、目も頭もスカッとします。【解説】佐藤松義(イタリア政府公認 沖道密教ヨガ総合自由大学教授)


【胃腸の健康】ピロリ菌を撃退し善玉菌を増やす効果 “乳酸菌”が豊富な「水キムチ」

【胃腸の健康】ピロリ菌を撃退し善玉菌を増やす効果 “乳酸菌”が豊富な「水キムチ」

生野菜は、胃の粘膜を荒らすため、胃が疲れているときにサラダを食べるのはよくありません。しかし、同じ野菜でも、発酵させた水キムチなら、胃に優しく作用するので安心です。【解説】丁宗鐵(日本薬科大学学長)