【皮膚科医が報告】バナナを1日2本食べると 肌の水分、油分、弾力が 明らかに増える

【皮膚科医が報告】バナナを1日2本食べると 肌の水分、油分、弾力が 明らかに増える

日本バナナ輸入組合が行ったモニターで、私は皮膚科専門医として、その数値の測定などを担当しました。【解説】和泉達也(広尾皮フ科クリニック院長)


きめが細かい 透き通った肌になる

 2013年に、日本バナナ輸入組合が行ったモニターで、私は皮膚科専門医として、その数値の測定などを担当しました。
 モニターの概要は、以下のとおりです。
 30〜49歳までの「肌の衰えを感じている」女性36人の中から、特に皮膚の水分値が低い21名を選抜。
 その21名のかたに、通常の食事のほかに、バナナを1日2本(200g)ずつ、4週間にわたって毎日食べてもらうというものです。

 モニターを開始して4週間後、バナナ摂取前に比べて、排便の状況が改善。そして、肌の「水分」、「油分」、「弾力」において、それぞれの数値が増えていることが判明しました。
 これは、バナナを4週間摂取することで、肌の状態を改善できることを示唆しています。
 バナナのどの成分が、関与しているかを具体的に示すことはできません。しかし、バナナには、肌にいいと考えられている複数の成分が含まれているのは確かです。

 まず、バナナに豊富に含まれるオリゴ糖によって、腸内の善玉菌の比率が上がったことで、便通が改善されます。その結果、肌の状態が改善されたと考えられます。
 また、皮脂の分泌を調整する働きがあるビタミンB6や抗酸化物質のナイアシン(ビタミンB3)、ケルセチンなどの成分が、バナナには含まれているのです。
 肌にある水分や油分は、主に、角質層を含む表皮の細胞そのものの中や、細胞の周りのほかにもあります。
 そのため、肌に水分と油分が適度にあって、そのバランスがいいと、肌のきめが細かくなり、透き通った状態になるのです。

 反対に、水分や油分が不足してくると、肌が乾燥し、皮膚がささくれ立ってきます。すると、外からの刺激など、環境の変化に対する抵抗力が弱くなり、肌荒れなどが起こりやすくなります。
 そのうえ、加齢とともに、皮膚の下の脂肪組織が下に引っ張られます。それによって、毛穴も開いてくるのです。
 しかし、バナナを摂取することで肌の弾力性が上がれば、ハリのあるしなやかな肌になり毛穴も開きにくくなります。
 現時点で、肌の水分、油分、弾力の増加と、シワなどの改善の関連性は明確にされていません。しかし、モニターの結果から、バナナが肌の状態を改善することが示された、といっていいのではないでしょうか。

これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに掲載しています。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

これらの記事にある情報は、効能や効果を保証するものではありません。専門家による監修のもと、安全性には十分に配慮していますが、万が一体調に合わないと感じた場合は、すぐに中止してください。

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