【運を引き寄せる方法】ツキを呼ぶ 幸運を引き寄せる「日記」の書き方とは?

【運を引き寄せる方法】ツキを呼ぶ 幸運を引き寄せる「日記」の書き方とは?

不運は「生活習慣病」と言えるかもしれません。毎日毎日、同じようなタイムテーブルで人生を送っていると、チャンスと巡り合う確率は上がりません。世界最先端の研究をもとに、幸運を手に入れるための科学的な方法を解き明かした最新刊『運は操れる』から、運を操り、幸運を引き寄せるメソッドを紹介します。【解説】メンタリストDaiGo


不運とは「生活習慣病」である

 毎日、毎日、同じようなタイムテーブルで人生を送っていると、チャンスと巡り合う確率は上がりません。

 しかも、人間の脳はラクをする仕組みになっていて、慣れたことを繰り返す日々では、意志力や集中力をつかさどる前頭葉をあまり使わなくなり、機械的な対応で流すようになっていきます。

 すると、新しい発見に気づくことが少なくなり、巡ってきているはずの運にも鈍感になってしまうのです。

 その意味では、「不運は生活習慣病」とも言えるかもしれません。

 大切なのは、刺激と変化と成果を求めて、小さな実験を繰り返していくこと。試行回数を増やすことが、幸運のやってくる可能性を高めるのです。 

 世界最先端の研究をもとに、幸運を手に入れるための科学的な方法を解き明かした最新刊『運は操れる』より、運を操るメソッドをお伝えしましょう。

「運動日記」で運がよくなる

運動によって「体を動かす→不安が軽減→チャレンジ→運がよくなる」という好循環が得られる

 あなたは、日常的に運動する習慣を持っていますか?

 もし、まったく運動していないようなら、それは大きなチャンスです。1日20分程度の軽い運動を生活の中に取り入れるだけで、あなたは劇的に行動力を高めることができ、試行回数を増やして、幸運を引き寄せられるようになります。

 たとえば、ジョージア大学で行われた運動と脳の研究によると、20分の軽い有酸素運動をした後の3~4時間は、認知能力や行動力、考察力が高まることがわかっています。

 これは、運動によって脳の血流が改善され、意欲や学習などにかかわるドーパミンというホルモンが放出されるからです。

 あるいは、運動する習慣が脳そのものを強化し、行動力を高め、体を疲れにくくする働きがあることもわかっています。

「ひと汗かいて気持ちがいい」というのは気のせいではなく、運動には人の感情をポジティブにする働きもあるのです。慢性的なストレスの影響を長期的に緩和し、血糖値が安定することで精神も安定します。

 ミスをして「もう自分はダメだ」と落ち込んだとき、なんだかやる気が出ないとき、少し疲れたなと感じたとき、とりあえず黙って20分くらい体を動かしてみましょう。

「レジリエンスを高める」の項でも触れましたが、運動によって体を動かすと脳の血流が促進するだけでなく、脳内で前出のドーパミンや、気分を高めるノルアドレナリン、抗うつ効果のあるセロトニンといったホルモンが分泌されます。

 いずれも行動を促す効果があり、試行回数を増やす方向に作用します。

 つまり、運動によって「体を動かす→不安が軽減される→いろんなことにチャレンジする→運がよくなる」という好循環が得られるわけです。

ジョージ・メイソン大学の研究で驚きの結果が

 ジョージ・メイソン大学では、運動後、オンライン上に「運動日記」をつけてもらうという研究が行われました。運動+記録の組み合わせです。
 被験者は運動した日に、3つの項目を書き込んでいきます。

 ・その日、どのような運動をしたか
 ・どんないいことがあったか
 ・そのほかに、どんなことがあったか

 このオンライン上の運動日記を3週間続けてもらった結果、多くの被験者が、運動した日には対人コミュニケーションの量が増えていることがわかりました。

 また、1日の始まりである朝に運動をすると、仕事が効率的に進み、立てた目標を達成する確率が高くなる傾向も明らかになりました。

 これは、いわゆる運がいい人たちの特徴である、対人コミュニケーションの量の多さ、友だちの豊富さ、人間関係における満足度、幸福度の高さにつながり、小さな目標をクリアしていくことで自己肯定感も高くなります。

 運動は、運のいい人の特徴である要素を満たしてくれるので、運動習慣のある人ほど、幸福度が高くなっていくわけです。

朝、運動するのが特に効果的

 加えて、朝に運動した日に仕事の効率が上がるということは、忙しい人ほど運動したほうがいいということでもあります。

 運動することでトライの数が増え、ポジティブな事象が連鎖し、前向きな1日が過ごせるわけです。

 おもしろいのは、この実験では運動を休むと効果が消えてしまったことです。
 体を動かした日は運がよくなり、動かさない日は運のいいことも起こらない。運動は習慣化が大切ということでしょう。

 神社に神頼みに行くよりも、怪しい開運グッズを買うよりも、1日20分程度の運動習慣を取り入れたほうが、確実に幸運を呼び寄せることができると言えます。

20分のウオーキングでネガティブ遺伝子を抑制

 では、具体的にどんな運動を習慣化したらいいかと言うと、ウオーキング、ジョギング、ボクササイズなど、基本的にはどんな運動でもかまいません。

 ただし、脳への血流を高めるという意味では、呼吸を止めるような瞬発系のトレーニングよりも、常に呼吸をしながら行う有酸素運動のほうが効果的です。

 特に、1日の始まりに20分程度という意味では、ウオーキングや、ゆっくり走るスロージョギングくらいの強度がオススメでしょう。

 ポジティブ心理学の研究をしているハーバード大学のタル・ベン・シャハー教授は、「運動をしないのは、憂鬱になる薬を飲んでいるようなもの」と言います。

 20分の軽い運動をするだけで、脳の機能が高まり、メンタルが安定し、行動力が増して、試行回数が上がります。

 毎朝の通勤・通学時、隣の駅まで一駅ぶん歩くなど、生活の中にうまくウオーキングを取り入れていきましょう。運がよくなると思って、ゲーム化すると無理なく取り組むことができるはずです。

 ちなみに、最新の脳科学の研究では、定期的な運動をすることによって、ポジティブかネガティブを決めている遺伝子に変化が起こることもわかってきています。

 オックスフォード大学のエレーヌ・フォックス博士は、ネガティブな性格を決定する遺伝子の働きが、定期的な運動習慣や瞑想によって抑えられることを明かしています。

 どの遺伝子がどのような働きをするのか、同じ遺伝子を持っていても強く影響が出る場合とそうでない場合があるのはなぜなのか、本人の行動や取り巻く環境で遺伝子の働きは変わってくるのかなど、遺伝子の働きを研究する「エピジェネティクス」という分野は、今後ますます発展していきます。

 その過程で、運動の持つ新たな効果が発見されることでしょう。

メンタリストDaiGo
ジェネシスヘルスケア顧問、新潟リハビリテーション大学特任教授。
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズム(人の心を読み、操る技術)を日本のメディアで初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして多くのテレビ番組に出演。その後、活動の枠を広げて、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、ニコニコ動画、ジム通い。ビジネスや話術、恋愛や子育てまで、幅広いジャンルにおいて、人間心理をテーマに執筆した著作は累計200万部を突破。
最新刊『運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則)』が絶賛発売中。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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