【骨盤のゆがみを取る】コリを取って腰痛・ひざ痛を改善するセルフケア「おしり枕」のやり方

【骨盤のゆがみを取る】コリを取って腰痛・ひざ痛を改善するセルフケア「おしり枕」のやり方

私の治療院には、腰やひざなど各所の痛み、コリに悩むかたをはじめ、重篤な内臓疾患も含めて、日々多くのかたが来院されます。こうして日常の癖をなくすことを心がけたうえで、自分で骨盤のゆがみを直すセルフケアを行うといいでしょう。それが、今回ご紹介する「おしり枕」です。【解説】三野喜邦(シンキュウタカオ院長)


骨盤のゆがみが全身の不調を招いている

私の治療院には、腰やひざなど各所の痛み、コリに悩むかたをはじめ、重篤な内臓疾患も含めて、日々多くのかたが来院されます。
なかには、腰が90度近くに曲がって歩くのもままならないかたや、寝たきりのかたも少なくありません。

このようなかたがたの体を見ていると、ある共通した特徴に気がつきます。
それは、体の屋台骨である骨盤にゆがみが生じていることです。

私たちは、常に重力に逆らって直立しています。
このとき、上半身を重力から必死に支えているのは骨盤です。

骨盤の上には全身を支える背骨が乗っており、S字状のカーブを描いてその先の重い頭を支えています。
常時、骨盤には大きな負荷がかかっているのです。

背骨の土台となる骨盤がゆがんでしまうと、体への影響はどうなるでしょうか。
骨盤とともに背骨もゆがみます。

首は前に突き出して、ネコ背の姿勢になるでしょう。
その結果、背骨を支えている筋肉は常に緊張を強いられます。

過緊張を起こした筋肉によって、神経の圧迫も予想されます。
これらによって、腰や背中の痛み、肩や首のコリなど多くの不調を招くのです。

さらに、骨盤は上半身と下半身との接続部分でもあります。
骨盤が正しい位置からずれれば、当然足にも悪影響が生じます。

ひざや股関節への負担が増し、慢性的な痛みの原因となるでしょう。
弊害は、これだけではありません。

骨盤や背骨がゆがみ、周囲の筋肉が緊張することで血流が悪くなり、内臓も本来あるべき正しい位置からずれて圧迫されます。
臓器の機能低下を引き起こし、さまざまな内臓疾患を招きかねません。

毎日30秒続ければ骨盤のゆがみが直る

そもそも、骨盤のゆがみは日々の生活から生じます。
その根本の原因は、日常の癖です。

例えば、いつも同じほうの手で荷物を持ったり、足を組んで座ったり、片方の足にばかり重心をかけて立っていたりしていませんか。
いつも決まった体の使い方をしていると、体の重心がずれてきて、骨盤のバランスが徐々にくずれてくるのです。

大事なのは、まずはそのような癖を見直し、なるべく体を左右対称に使うこと。
荷物は片方の手でばかり持たずに、左右の手を均等に使って持つようにし、足を組んで座るのはやめましょう。

こうして日常の癖をなくすことを心がけたうえで、自分で骨盤のゆがみを直すセルフケアを行うといいでしょう。
それが、今回ご紹介する「おしり枕」です。

手でタオルを持ち、おしりに当てて寝るだけ。
ほんとうに簡単な方法です。

まず、あおむけになり、両足をまっすぐ伸ばしてください。
そして、両足のつま先のうち、どちらがより外側に開いているか確認しましょう。

確認が済んだら、両ひざを立てて、開きが大きかったほうの手のひらにタオルを乗せます。
そして、開きが大きいほうのおしりにタオルを当ててください。

30秒ほどそのままの姿勢をキープしましょう。
これを、1日1回行ってください。

タオルはフェイスタオルぐらいの大きさの物を、八つ折りに畳んで使います。
詳しいやり方は次項で紹介していますので、そちらをご覧ください。

タオルをおしりに当てる動作により、知らず知らずのうちにゆがんでいた骨盤があるべき状態に戻ります。
日々続けることで、骨盤のゆがみが直るのです。

なお30秒というのは、あくまで目安になります。
もちろんそれ以上行ってもかまいません。

1日朝晩の2回行えば、より高い効果が期待できます。
とはいえ、まずは毎日続けることを心がけてください。

回数や時間よりも、毎日継続することがなによりも重要です。
1ヵ月程度続けてみましょう。

おしり枕をすると、全身がリラックスしてくるはずです。
私は、来院される患者さんのほとんどにおしり枕を勧めていますが、なかには気持ちよくてそのまま寝てしまうかたもいらっしゃいます。

慢性的な痛みやコリなどにお悩みのかたは、ぜひ一度お試しください。

寝るだけで腰痛、ひざ痛、肩こりが解消!30秒おしり枕のやり方

おしり枕は、30秒寝るだけのとても簡単なセルフケアです。骨盤のゆがみを整え、痛みやコリを解消します。
毎日の習慣にして、まずは1ヵ月続けましょう!

❶あおむけになり、両足をまっすぐに伸ばす。
左右どちらのつま先がより外側に開いているか確認する。(確認は毎回行う)

❷両ひざを立て、開きが大きかったほうの手のひらに八つ折りに畳んだフェイスタオルを乗せる。
開きが大きかったほうのおしりにタオルを当てる。(写真は左足が開いている場合)

❸そのままの姿勢で30秒キープする。これを、1日1回以上行う。

三野喜邦
シンキュウタカオ院長

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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