【慢性腰痛の原因】強い腰の痛みやしびれは心理的原因で起こる!中指の鎮痛ポイントが特効!

【慢性腰痛の原因】強い腰の痛みやしびれは心理的原因で起こる!中指の鎮痛ポイントが特効!

大きなストレスにさらされたり、ストレスにうまく対応できなかった結果、全身をコントロールしている脳が変調を来します。そして、ほんのちょっとした刺激を過敏にとらえて、強い痛みやしびれとして感知してしまうことがあります。「痛みの記憶」で痛みを感じているのです。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)


松岡佳余子
1948年、和歌山県生まれ。電気鍼による治療、良導絡の開発者である中谷義雄博士(医師)の住込み内弟子として、鍼灸修行を始める。中国各地の中医薬大学、中医学院にて研修を行う。鍼灸をさらに発展させた手指鍼で高い効果を上げる。現在は、最新療法の研究と後進の指導に専念している。『指をもむと病気が治る!痛みが消える! 』(マキノ出版)など著書多数。

痛みを感じているのは患部ではなく脳! 

 痛みは、通常、ケガや病気などで体に損傷が起こったことを知らせる警報です。神経を通じて、痛みの信号が脳に伝わり、脳が痛みを認知します。痛みを感じているのは、脳なのです。
 しかし、損傷が改善したり、もともと起こっていないのに、痛みを感じることが少なくありません。

 大きなストレスにさらされたり、ストレスにうまく対応できなかった結果、全身をコントロールしている脳が変調を来します。そして、ほんのちょっとした刺激を過敏にとらえて、強い痛みやしびれとして感知してしまうことがあります。

 痛みの原因がすでになくなっているのにもかかわらず、神経や脳に残った「痛みの記憶」が引き出されることで、脳が痛みを感じてしまうためです。

 いわば脳と神経の誤作動なのですが、特に骨や筋肉に異常が見つからず、どんな治療を受けても効果がなく、慢性的に起こる痛みの場合、このような心理的原因で、くり返し痛みに苦しめられているケースが非常に多いのです。

 そこでお勧めしたいのが、中指の爪の生え際と第一関節の間にある「ストレスポイント」を刺激する「中指の一点刺激」です。

手は全身の縮図で特に脳との関係が深い

 私は、通常の鍼灸に、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。

 手指鍼では、手を「全身の縮図」としてとらえます。不調のある臓器や器官と対応する手や指の部分を刺激することで、その臓器や器官の血流や機能を活性化し、健康な状態に導くことができます。

 手は、全身の中でも繊細な感覚を持つ部分で、約1万7000本もの神経が走っています。つまり、手と脳は密接な関係を持っているということです。

 手指鍼で、腰に対応する部位は手の甲の手首に近い部分です。しかし、腰自体に問題がない腰痛の場合、手の甲への刺激では変化が得られにくいのです。

 試行錯誤の結果、腰に原因がなく、ストレスが原因の腰痛では、後頭部のつけ根にあるぼんのくぼ辺りに対応する手指を刺激するのが、最も効果的であることを発見しました。

 後頭部に当たるのが、中指の爪の生え際と第一関節の間で、探っていくと、ぼんのくぼと同様に、少しだけくぼんでいるところがあります。ここが「ストレスポイント」です。

 ストレスポイントを押してみて、痛みを強く感じる人は、ストレスが原因で腰痛を起こしている可能性が高く、中指の1点刺激が非常に有効です。

ご家庭にあるつまようじとアルミホイルで刺激

 それでは、中指の1点刺激のやり方を説明します(やり方はコチラの記事をご参照ください)。

 手指鍼で用いる「圧診棒」(先が丸く細くなっている金属でできた棒)をつまようじの頭(丸くなっている側)で、皮鍼(ごく短い鍼をツボにはって刺激する方法)をアルミホイルの粒で代用します。ご家庭で簡単に安全にできるように工夫しました。

 最初に、つまようじの頭で、中指の爪の生え際の左右中央から第一関節に向けてゆっくりとなぞっていき、くぼんだ感触のあるところを探します。
 くぼみの周辺を押してみて、最も強い痛みがあるところを見つけてください。そこが「ストレスポイント」です。

 反対の手の中指も探ってみて、より強い痛みがある側のストレスポイントに、アルミ粒をサージカルテープ(医療用ばんそうこう)で留めます。
 アルミ粒は、アルミ箔を1・5cm角に切り、硬く丸めて作るとよいでしょう。あらかじめテープにアルミ粒をはりつけておき、ストレスポイントに粒が当たるように留めてもけっこうです。

 そのまま、症状が改善するまではったままにしておいてかまいませんが、テープでかぶれないよう注意し、皮膚に異常を感じた場合はすぐにはがしてください。

 ストレスが強い人では、ストレスポイントの圧痛が強すぎて、アルミ粒をはっておくのがつらいことがあります。そういうときは、つまようじの頭でストレスポイントとその周辺を軽くさするだけで十分です。
 ぜひ試してみてください。

→「中指の一点刺激」のやり方はコチラ

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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