夫の糖尿病対策に作る食事【玉ねぎスープ】の 作り方(中島香里さん=素肌美研究家)

夫の糖尿病対策に作る食事【玉ねぎスープ】の 作り方(中島香里さん=素肌美研究家)

我が家では、5年ほど前から、ほとんど毎日、タマネギを食べています。そのきっかけは、夫の糖尿病が悪化したことでした。「なんとかしなくては」と思っていた矢先、ちょうどテレビで「タマネギが血糖値の改善に役立つ」と紹介されているのを目にしたのです。【体験談】中島香里(素肌美研究家・株式会社クリスタルジェミー代表取締役)


なかじま・かおり
「美白の女神(ミューズ)」「美白大臣」として、テレビ、雑誌で活躍中。年齢に応じた輝く理想の素肌美を求め、自ら研究開発に意欲的に取り組み、そして自らの肌で確かめた化粧品をお客様に届ける。

ヘモグロビンA1cが9・1% 薬を飲んでも血糖値は高いまま

 我が家では、5年ほど前から、ほとんど毎日、タマネギを食べています。そのきっかけは、夫の糖尿病が悪化したことでした。

 夫は約30年前、40代のときに糖尿病を発症しました。もともと糖尿病家系なのに加え、食事療法もうまくいかず、薬を飲んでいても、血糖値は高い状態が続いていました。
 20年前には糖尿病で併発した脳梗塞を起こしています。幸い、それは軽くてすみましたが、5年前の検査では、ヘモグロビンA1cが、9・1%という高い値が出たのです。

 ヘモグロビンA1cは、過去2〜3ヵ月の血糖値を反映する検査値で、正常値は4・6〜6・4%です。9・1%というと、糖尿病の合併症として起こる腎機能の低下が進み、遠くない将来、人工透析を受けることになってもおかしくない数字です。私の父も晩年に人工透析を受けていて、とても大変そうでした。

タマネギ料理のおかげでヘモグロビンA1cが7・0%に下がった

「夫がそうならないように、なんとかしなくては」と思っていた矢先、ちょうどテレビで「タマネギが血糖値の改善に役立つ」と紹介されているのを見ました。
「これだ!」と思い、早速タマネギを買い込んで、スープを作ることにしました。

 最初の1週間は、タマネギだけでスープを作りましたが、早くも夫は飽きて、「肉か何か入れてよ」と言い始めました。
 じつは私も「肉食人間」で、普段から、野菜はなくてもいいけれど、肉は必須です。肉をとらないと、パワーも出ないし、美肌も保てません。

 そこで、2週目からは、豚肉、牛肉、鶏肉、ベーコンなど、肉類を組み合わせ、かつ、さまざまな味でスープを作ることにしました。また、スープ以外のタマネギ料理も作りました。
 飽きさせないように工夫しながら、毎日、タマネギを夫に食べてもらいました。

 すると、2ヵ月後の検査では、ヘモグロビンA1cがなんと7・0%と劇的に下がっていたのです。

 タマネギの威力を知った私は、以後も毎日のように、タマネギスープとタマネギ料理を作ることにしました。
 私は、やると決めたら、何があっても徹底的に続ける性格なんです(笑)
 食べるタマネギの量は、かなり大きいタマネギ4〜5個で1〜2日分です。これを夫と私で、ときには息子も一緒に食べました。

「材料を切って火にかけておけば、おいしいスープが勝手に出来上がるんです」

昆布だしの「玉ねぎスープ」の作り方

中島さん手作りのタマネギスープ。血糖値改善、美肌に効果がある

 スープ以外でいちばんのお勧めは、電子レンジでできるシンプルなタマネギ料理です。
 作り方は、スライスしたタマネギを耐熱容器に入れ、塩コショウとオリーブオイルをかけ、ラップをして10分(新タマネギは4〜5分)加熱するだけ。とても簡単ですが、タマネギの味が引き出された絶品のおいしさです。

 ほかに、タマネギとナスと牛肉を炒め、甘辛みそとニンニクで味をつけた炒めものや、タマネギとリンゴのすりおろしを使う豚肉のショウガ焼きなども作ります。

 ショウガ焼きの作り方は、まずタマネギ1個とリンゴ2分の1個をすりおろします。豚肉とタマネギのざく切りを、すりおろしたタマネギとリンゴ、ニンニク、ショウガ、みりん(各好みの量)で味をつけ、10〜15分漬け込んでおきます。漬け終えたらフライパンで漬け汁ごと炒めます。とてもおいしいのでお勧めです。

血糖値が80mg/dlまで下がり首や肩の痛みも消失

 海外出張のときなどは無理ですが、日本にいるときは作りおきもしながら、できるだけタマネギ料理を欠かしませんでした。夫も頑張ってくれて、昼も職場から自宅に戻り、朝・昼・晩とタマネギ料理を食べてきました。

 そのかいがあって、血糖値はどんどん下がり、ここ1年くらいは60〜80mg/dlで安定しています。高くなっても100mg/dlを超えることはありません(正常値は110mg/dl未満)。ヘモグロビンA1cも、6・8%くらいと正常値に近づきつつあります。

 糖尿病の改善には、運動も欠かせないということで、自宅の地下にウオーキングマシンを備えて、夫は16年程前から、できるときは運動も心がけてきました。それでも、血糖値は思うように下がらず、高いときは100mg/dl近くもあったのです。それが、毎日のタマネギで見事に下がって安定したのですから、改めてその効果に驚きます。  

 夫は血糖値が高くなると、血流が悪くなるせいか、首・肩・腕に激痛が走ると訴えることもありました。しかし、最近は、そんなこともなくなりました。

 私も、一緒にタマネギを食べてきたおかげで、苦手だった野菜が好きになりました。
 それに、タマネギを常食していると、血流がよくなり、体が軽くなったのが実感できます。皮膚の血流もよくなったせいか、肌の透明感も増したように思います。

「毎日続けるのは大変」と思われるかもしれませんが、タマネギスープは材料を切って火にかけておけば、あとはおいしいスープが勝手に出来上がります。ほかのタマネギ料理も、短時間で簡単にできるものばかりで、忙しい女性にこそお勧めです。

 特に私と同世代の女性たちには、「継続は力。ぜひ日常的においしくタマネギをとって、健康と美容に役立てましょう」と伝えたいですね。

【関連記事】タマネギの薬効に関する解説記事

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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