【ローフードとは】レシピ不要で健康効果は抜群 大病の母を支える食事療法

【ローフードとは】レシピ不要で健康効果は抜群 大病の母を支える食事療法

「ローフード」とは、生の野菜を中心にいただく健康食のことです。48℃以下で調理を行えば、食物中の栄養素、水分、酵素などを壊すことなく摂取できることから、ハリウッドセレブの間で流行となり、日本でも実践する人が増えてきました。【解説】高野志保(一般社団法人BullianStyleローフード協会代表理事)


末期ガンだった母は食事を変えて、今も元気

「ローフード」とは、生の野菜を中心にいただく健康食のことです。
48℃以下で調理を行えば、食物中の栄養素、水分、酵素などを壊すことなく摂取できることから、ハリウッドセレブの間で流行となり、日本でも実践する人が増えてきました。

私は「ローフードスクールBullian」を主宰していますが、10年ほど前までは、摂生することなく、好きなものを食べ歩いていました。
しかし、母が、9年前に悪性リンパ腫ステージ4と診断されてからは、私の食生活は一変。
母の抗ガン剤投与の後、ガンを再発させないために学んだゲルソン療法を1年間実践したのです。
ゲルソン療法は、無塩、脂質とたんぱく質の制限、多種類の野菜と果物のジュースを大量に飲む、といった食事で積極的に栄養補給と解毒をします。

病気の母よりも私のほうがハマってしまい、体が食べ物で変わることに感動。
それからは、「病気の人だけでなく、健康な人がこの先病気にならないよう実践できる、おいしくて簡単な食事法を伝えたい」という気持ちが強くなり、ローフードを伝える道へ進みました。

私は、すべての食事をローフードに変えるのではなく、ローフード率60%以上の、無理なく続けていける「健康食」を提案しています。
食事を見直したことで、末期ガンと診断された母は、9年後の今も元気です。

私は体力も気力も充実し、40代の今もすっぴんで過ごせるほど肌はツヤツヤ、髪も抜け毛や白髪に悩まされることなく20代のときと変わりません。
ダイエットをすると、「胸からやせてしまう」と心配するかたも多いですが、ローフードでは栄養分が行き届いて、健康的にやせられます。

私自身、バストサイズは平均よりも大きめです(笑)。

生で食べることはとてもシンプルな健康法

ローフードで、なぜ、健康でキレイになれるのか。
栄養学で証明されていることだけでなく、生のものを食べていると、実感することがあります。

それは、「光をたっぷり浴びて育ったフレッシュで元気なものを食べると、イキイキしたエネルギーがもらえる」ということです。
加熱処理をすると、彩りを失い、くたっとしてしまいますが、生のままでいただけば、食材の持つ生命力をそのまま取り入れることができます。

難しい調理法は必要なく、野菜や果物をただ切って和えるだけ。
誰にでもできるシンプルな食事法が、ローフードなのです。

食材は、皮をむかずにまるごと使うことが多いので、ゴミが少なくなり、地球環境にも優しい料理ができます。
油を使った加熱料理をしないので、キッチンが汚れなくなり、「心がスッキリしてきました」という生徒さんも少なくありません。

レシピは見ないで食材を見て欲しい

私の教室では、マニュアルどおりではないライブ感あるレッスンを重視し、レシピは用意していません。
同じ野菜でも、時期によって味や食感は変わります。

作る前にそのままかじってみたり、香りや触感を確かめたりして、1つひとつの食材に向き合うことが大事なのです。
どう組み合わせれば食材が喜んでくれるか、その都度、食材とコミュニケーションをとりながら考えていくと、食材は「おいしく」応えてくれますよ。

一方で、レシピを見ながら料理を作ると、食材と向き合うことが少なくなり、自分の五感で判断しなくなります。
加熱料理だと、火加減に気を取られて、気持ちが焦ってしまうこともあるでしょう。

ローフードなら、難しいレシピはなく、ゆったりとした気持ちで調理できます。
調味料は好みの味に合わせて、様子を見ながら足していけばいいので、計量しなくても失敗することはありません。

また、ローフードでよく聞かれるのが「野菜ばかりで、たんぱく質はどうやって摂るの?」ということ。
たんぱく質と言えば、肉や魚と思っている人が多いですが、野菜からも摂れます。

特に緑の葉野菜にはたんぱく質のもとであるアミノ酸が豊富に含まれています。
そのため、ローフードを実践してたんぱく質が不足することはないのです。

さらに、穀物を食べなくても、炭水化物は野菜や果物に含まれていますし、良質な脂質は葉野菜からも摂れます。
ローフードだけでも栄養不足になることはないので、ご安心ください。

別記事で、基本のローマリネと、冬は温かいものも欲しいというかたにお勧めの加熱メニュー、そして、スムージーについて、私の考え方と作り方をご紹介しています。
新鮮な食材に、良質のオイル、しょうゆがあれば、ご家庭ですぐに作れるものばかりです。

ローフードで、体の中から健康でキレイになっていただければと思います。

高野志保
一般社団法人BullianStyle ローフード協会 代表理事。1971年、岐阜県生まれ。「健康を支えるのは、毎日の食事」の信念をもとに、2009年より、食の正しい知識と美しく健康的な家庭料理を教える「ローフードスクールBullian」(名古屋)をスタート。自身の力で食習慣を整えていくことをめざす「ローフード講座」のほか、楽しみながら美しくなれる「ダイエットサポート」も人気。著書に『美しい食べものが美しい人をつくる』(あさ出版)がある。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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