【不眠・冷え性が改善】熟睡したいならこの方法!「パンツを脱いで寝るだけ」

【不眠・冷え性が改善】熟睡したいならこの方法!「パンツを脱いで寝るだけ」

「パンツを脱いで寝るだけで、熟睡できる」私はそう断言します。なぜなら、不眠の大きな原因である「ストレス」から解放されるからです。ストレスと聞くと、精神的なものがイメージされますが、実際には、身体的ストレスも、不眠に大いに関与しています。【解説】丸山淳士(五輪橋産婦人科小児科病院名誉理事長)


丸山淳士
医学博士。札幌医科大学医学部卒業。札幌市・五輪橋産科婦人科小児科病院名誉理事長。日本産婦
人科学会専門医、北海道産婦人科学会監事、北海道音楽療法協会会長、北海道学生柔道連盟副会長。
1990~91年、HBCラジオの番組で提唱した「脱パンツ健康法」が全国的に注目を集める。以降、
HBCラジオ「朝刊さくらい」、uhbテレビ「のりゆきのトーク de 北海道」など、道内のメディアにて健康法の普及に努める。著書に『「脱パンツ睡眠」が、なぜ健康にいいのか?』(笠倉出版社)などがある。

安眠を妨げる「パンツストレス」

「パンツを脱いで寝るだけで、熟睡できる」私はそう断言します。
なぜなら、不眠の大きな原因である「ストレス」から解放されるからです。

ストレスと聞くと、精神的なものがイメージされますが、実際には、身体的ストレスも、不眠に大いに関与しています。
睡眠時、身体的ストレスのもとになっているのは、パンツやパジャマによる体の拘束です。

こうした着衣は「布地の密着・密閉」と「ゴムの締め付け」により、体を拘束します。
なかでも小さなパンツが、睡眠を妨げる最大の身体的ストレスとなっています。

本来、私たちの体は、ごく一部が拘束されただけで、深い眠りが得られません。
拘束によってストレスを受けると、体は緊張し、自律神経(内臓や血管の働きを支配する神経)の働きが乱れます。
自律神経が睡眠・覚醒を制御しているので、自律神経の働きが乱れれば、当然、熟睡を得られないのです。

私は、こうした着衣による体の拘束を「パンツストレス」と呼んでいます。

パンツやパジャマを脱いで寝て、パンツストレスを取り除くと、自律神経の乱れが解消し、熟睡できるようになります。
たとえ、精神的ストレスを抱えていても、パンツを脱いで寝る「脱パンツ睡眠」を実践すれば、脳や体の疲れをすっかり解消できるほどの、快くて深い睡眠を得られることでしょう。

授業中の居眠りがなくなった!

私がこの「脱パンツ睡眠」を始めたのは、医学部の学生時代に受けた講義がきっかけでした。
その講義で、「人間は自身が発熱体であり、一人の成人は約60ワットの発熱体である」ことを習い、熱を逃がさないように、空気の層で包むのが、いちばん理想的な保温効果が得られることを知りました。

そのとき教授が「裸で寝るのが最も理想的である」と話したのです。
そこでさっそく、素っ裸でふとんにくるまって寝てみました。

すると、パジャマなどを着て寝るよりずっと暖かく、眠りの深度も深くなり、疲労もすっかり取れたのです。
学生時代は多忙で、まずは早朝から新聞配達のアルバイト。

夜は家庭教師や飲み会などで遅くなる日々。
裸で寝る前は、授業中居眠りばかりでしたが、素っ裸で寝るようになってからは、授業中に寝ることもなくなり、無事に落第もせずに卒業できました。

現在私は78歳ですが、病院での診療や往診など、毎日忙しく働いています。
その元気の源が、「脱パンツ」なのです。

快眠効果だけでなく病気の改善にも有効

では、脱パンツ健康法の具体的なやり方をご紹介しましょう。

脱パンツ睡眠は、パンツの他にも、体に密着してまとわりついていたり、ゴムを使っていたりする衣服を脱いで寝るのが原則です。
とはいえ、素っ裸で寝ることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
頭からすっぽりかぶれる貫頭衣型の寝間着や、ワンピース型のパジャマなど、ゆったりと体を解放できるものならば、着用しても構いません。

ただし、下着や靴下はいっさい着けないでください。
どうしても下半身に何か着けないと落ち着かない、という人は、パジャマのズボンのゴムを、ひもに替えてはくといいでしょう。

今の人にはあまりなじみがないかもしれませんが、越中ふんどしもお勧めです。
脱パンツ睡眠の効果は、熟睡がもたらされることにとどまりません。

冷え症、肩こり、腰痛、婦人科系の病気などの改善にも役立つことがわかっています。


その一例をご紹介しましょう。

49歳の女性Tさんは、以前はネグリジェの下に下着やスリップを着けて寝ていました。
しかし、私が脱パンツ健康法をお勧めしてからは、パンツを含めて下着をすべて脱いで寝るようになりました。

すると、驚くほど熟睡できるようになり、起床時に「よく寝た」という満足感を得られるようになったと言います。
そして、Tさんを長年悩ませていた頭痛、冷え症も改善しました。

むくみも取れて、ズボンのサイズがダウンするなど、下半身がスリムになったそうです。

脱パンツ睡眠は、毎晩行うのが理想です。
とはいえ、まずは実行することが第一です。
週末だけでもよいので、下着を着けずに眠る心地よさを、体感してみてください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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