【首の後ろ】を押すと、さまざまな病気や症状が改善する不思議

【首の後ろ】を押すと、さまざまな病気や症状が改善する不思議

「ピンポイント療法」には、第1頸椎と第2頸椎の二つのポイントを押す方法があります。ここでは、それぞれの押すポイントの見つけ方と、ピンポイント療法のやり方を説明しましょう。【解説】松久 正(鎌倉ドクタードルフィン診療所院長)


首の後ろは軽く ふれる程度の力で押す

「ピンポイント療法」には、第1頸椎と第2頸椎の二つのポイントを押す方法があります。
 ここでは、それぞれの押すポイントの見つけ方と、ピンポイント療法のやり方を説明しましょう。

●第1頸椎の押すポイントの見つけ方

 第1頸椎のピンポイント療法を行う際に、最も重要なのは、押すポイントを正確に見つけることです。

❶ 肩の力を抜いて、顔をまっすぐ前に向けます。

❷ 耳たぶのつけ根の裏側の、かたい大きな骨の出っ張り(乳様突起)を探します。その下端の1mm下で、1mm前方の辺りがポイント候補となります。

❸ 左右の手の中指の先端で、左右のポイントを同時に軽く押してみます。このとき、痛みや不快な感覚がある側が、第1頸椎の押すポイント(押す側)です。
 こうした感覚が得られず、左右の差がわからないという場合には、押したときの指先の感覚で区別するといいでしょう。
 押すポイント側は、紙が3枚くらい重なった感じ、あるいはゴムのようなかたい感じがします。これに対し、押さない側は紙が1枚くらいの軽い感じ、あるいはマシュマロのようなやわらかい感じがします。
 どうしても左右の差がわからない、あるいは、左右差がない人もいるかもしれません。その場合には、第1頸椎は行わないで、第2頸椎のピンポイント療法から始めてください。

●第1頸椎のピンポイント療法

 第1頸椎のピンポイント療法は、とても簡単です。

❶ 肩の力を抜いて、顔をまっすぐ前に向けます。

❷ ポイントのある側の手の中指の先端で、首の後ろの第1頸椎のポイントを、ごく軽くふれる程度の力で押します。

❸ ポイントを押し続けながら、60秒間ほど腹式呼吸を行います。腹式呼吸は、鼻からゆっくり息を吸いながら、へその下を膨らませ、口からゆっくり息を吐きながら、へその下をへこませます。それをくり返します。
 注意してほしいのは、決して強く押さないことです。軽くふれる程度でじゅうぶんです。また、押すポイントは1ヵ所です。左右同時に押したり、左右交互に押したりすると、効果が得られないので、絶対に避けてください。
 腹式呼吸を行う際に重要なのは、息を吸うときは、背骨の中をエネルギーが下から上に流れるイメージを、息を吐くときは、背骨の中を神経が上から下に流れるイメージを、持ちながら行うことです。
 第1頸椎は、「神経の元締め」という役割があり、脳からのすべての指令は、ここを通って下へ下りていきます。そこで、第1頸椎のピンポイント療法で、神経の流れをスムーズにすれば、全身の神経の流れもよくなります。

●第2頸椎の押すポイントの見つけ方

 後頭部にある丸い骨の出っ張りの中央下に、後頭部の骨の下端があります。そこから2㎝ほど下に行った場所が、第2頸椎の押すポイントです。
 後頭部の骨の下端は、うつむいてから少し頭を起こすと、くぼみができるので、探しやすくなります。

●第2頸椎のピンポイント療法

❶ 両手の中指の爪の部分を重ね合わせ、下になっている中指の腹で、第2頸椎の押すポイントを、軽く当てる程度の力で押します。

❷ ポイントを押し続けながら、60秒間ほど腹式呼吸を行います。押し方で大事なのは、両指を重ねて行うことです。片方の指で押すと、不安定になり、斜めに力がかかりやすいので、必ず、両指を重ねて押しましょう。こちらも、腹式呼吸とともに60秒間ほど押しますが、強く押すのは禁物です。体に合図を送るつもりで、軽く当てる程度にしてください。
 第2頸椎は、「神経の流れの増幅器」の役割があります。そのため、第1頸椎のピンポイント療法に続いて第2頸椎も行うと、神経の流れがさらによくなります。

ピンポイント療法で 不安も恐怖もなくなる

 さて、最後にこのピンポイント療法を行う際に、心がけてほしいことがあります。
 それは、「よいイメージを持つ」ということです。そうすることで、プラスのエネルギーが神経を通して脳から体に入ってくるようになり、イメージどおりの自分になれるからです。
 ただし、初めから病気が治った自分を想像すると、失敗します。なぜなら、今自分が病気であることを強く設定することにつながり、その執着が不安や恐怖、怒りなどのマイナスのエネルギーを生み出すからです。

 もともと病気は、自分が作り出したものです。その病気とともに生きている自分を受け入れましょう。すると、不安や恐怖、怒りが消え、生きていることに感謝できるようになり、自分を大事に思えるのです。
 そうなると、しだいに病気への執着も消えて、病気のことも忘れていきます。そういうステップを経て、病気でない自分を想像しながらピンポイント療法を行うと、効果も上がります。このように、神経の流れをよくするには、意識の変化も大事です。しかし、最初から意識を変えることは少し難しいかもしれません。

 でも、首の後ろのポイントを押していると、徐々に不安や恐怖もなくなります。すると、意識もマイナスからプラスに変わっていき、神経の指令が通りやすくなっていくのです。
 このようにして、神経の正しい指令が全身に行き渡るようになると、どんなにつらい痛みや不快な症状も、どんどん軽快していきます。

これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに掲載しています。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

これらの記事にある情報は、効能や効果を保証するものではありません。専門家による監修のもと、安全性には十分に配慮していますが、万が一体調に合わないと感じた場合は、すぐに中止してください。

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