【知ってる?】豆乳グルグルヨーグルト物語

【知ってる?】豆乳グルグルヨーグルト物語

もともとヨーグルトが大好きだった私ですが、過敏性腸症候群を発症し、市販のヨーグルトが合わなくなってしまいました。そんな中で出会ったのが、豆乳と玄米だけで作るという、画期的なヨーグルトでした。【解説】栗生隆子(発酵生活研究家・「TGG豆乳ヨーグルト同好会」管理人)


使う玄米はティースプーン山盛り1杯。そこに豆乳を加えると、玄米の周りについている乳酸菌と酵母が動き出します。

20年来の過敏性腸症候群がすっかりよくなった!

 もともとヨーグルトが大好きだった私ですが、15歳のときに過敏性腸症候群を発症し、市販のヨーグルトがおなかに合わなくなってしまいました。病院に行っても原因がわからず、二十年近くもの間、さまざまな療法を試してきましたが、病気を治すことはできずにいました。

 そんななか、腸を元気にするために発酵食品を積極的に食生活に取り入れていたところ、2年前に出会ったのが、「TGGヨーグルト」(「豆乳グルグルヨーグルト」の略称)です。

 これは、人気ブロガーで作家のさとうみつろうさんが紹介されたもので、豆乳と玄米だけで作るという画期的なヨーグルトでした。

「TGGヨーグルトなら市販のヨーグルトと違って、私でも食べられるかもしれない」と思い、自分で作って試したところ、おなかを壊すどころか、どんどん調子がよくなりました。味もおいしいので、毎日食べ続けられます。

 そんなTGGヨーグルトのすばらしさを実感していたところ、みつろうさんが企画した試食会に幹事として参加することになり、TGGヨーグルトをますます深く研究するようになったのです。

 現在は、『フェイスブック』の「TGG豆乳ヨーグルト同好会」管理人としても活動しています。メンバーはどんどん増えて、今では4000人以上に。TGGヨーグルトの失敗しない作り方、料理への応用レシピなど、数々の投稿が寄せられています。

くりゅう・たかこ 
自然素材の暮らし、家庭でできる発酵生活を実践したところ、長年の腸の病気を自然治癒力で完治。その経験から目に見えない菌が健康にも環境にもたいせつな役割をしていると知り、菌の世界から発酵への理解を深める。命のリレーをして細胞が続いていくように「繋いでいく発酵」がテーマ。足下を温め、心もカラダも穏やかになる、冷えとり愛好家でもある。
『フェイスブック』「TGG豆乳ヨーグルト同好会」管理人。
ブログ「ようこそ!発酵Cafeへ」でも情報を発信。

豆乳と玄米だけでできる!

 私はもう2年以上、毎日、TGGヨーグルトを食べ続けていますが、気づいたら、腹痛や下痢が起こることがなくなっていて、いつの間にか、あれだけ苦しんだ過敏性腸症候群がすっかりよくなっていました。TGGヨーグルトが自分の腸内細菌を活発にしてくれているように感じています。

 さらに、以前に比べて疲れにくくなり、睡眠時間が短くても元気でいられるといううれしい変化までありました。
 私にとって、TGGヨーグルトは自分で作ることができる「マイサプリメント」。楽しくて、簡単で、経済的で、おいしくて、健康を促進してくれるという、万能な〝腸美人食〟なのです。

 みつろうさんの試食会で、印象的だったのは、参加された皆さんが「自分で作ったTGGヨーグルトがいちばんおいしい」と言っていたことです。
 同じ材料で作っても、家の中にいる見えない菌の影響を受けますし、環境が違えば味も変わってきます。

 さらに、みつろうさんもブログでおっしゃっていましたが、自分の波動がTGGヨーグルトの微生物に反映されるように思います。「これで健康になれる」と信じて作れば、TGGヨーグルトはその思いに共鳴し、腸内細菌の活動を活発化してくれるのかもしれません。
 見えない菌の力を感じること、知ることで、新しい世界が広がるため、TGGヨーグルトは自分で作ることがたいせつです。手作りのTGGヨーグルトを、皆さんの健康にぜひ役立てください。

玄米や豆乳の違い、環境の違いなどで、味がそれぞれ微妙に異なるのも、手作りのおもしろいところ。

↓↓豆乳グルグルヨーグルトの作り方はこちら↓↓

食中毒を起こす危険はないと判断できそう(東京大学名誉教授・光岡知足)

『ゆほびか』編集部さんが、手作りの豆乳ヨーグルト(TGGヨーグルト)を検査機関で調べてもらいました。加工乳などの食中毒検査の項目である「大腸菌群」「黄色ブドウ球菌」「サルモネラ」はもちろん陰性(検出されず)で、この状態であれば、食中毒を起こす危険はないと判断できそうです。

 乳酸菌数は1g当たり19億個。これは、乳酸菌がとても元気に分裂しているレベルで、ほかの菌が入ってきたとしても繁殖できない状態とも言えます。

 市販のヨーグルトの乳酸菌数は、食品衛生法に基づく厚生省令「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(通称「乳等省令」)により、1g当たり1000万個以上でなければなりません。しかし、実際は、1g当たり数億個入っていると思われます。ですから、TGGヨーグルトの乳酸菌数は、市販のヨーグルトと比較しても遜色のないものと考えられます。

 ここでは、「なぜ、乳酸菌をたくさん摂ると、体にいいのか」をお話しします。

 乳酸菌をたくさん摂ることによる健康効果には、次のものが挙げられます。
①乳酸菌が生菌でも死菌でも、その菌体成分が腸管免疫を刺激し、腸内フローラ(腸内細菌叢)を改善
②下痢の改善と予防
③感染防御作用(日和見感染症の防御も含む)
④炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の改善作用
⑤免疫活性作用(アレルギー疾患の緩和も含む)
⑥発ガン抑制作用

 なかでも、私が注目しているのは、⑤の免疫活性作用です。
 腸は、消化管であると同時に、病気から体を守る免疫の要にあたる器官であることが、近年の研究で明らかになっています。
 乳酸菌をたくさん摂ると、生菌でなくその菌体成分と代謝産物が、腸の免疫システムを刺激します。この刺激により、免疫機能が活性化され、カゼをひきにくくなるなど、感染症の予防に貢献するのです。

 それだけでなく、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)も活性化されます。さらに、免疫細胞であるマクロファージや樹状細胞が刺激されることで、細胞間の情報を伝達するサイトカインが分泌され、アレルギーを抑える細胞が活性化するのです。

 そのためには、生菌・死菌に関係なく一定以上の乳酸菌数を摂取する必要があります。無糖・無脂肪のプレーンヨーグルトの場合、1日200ml以上とることがひとつの目安になります。
 私は朝食時、350mlの無脂肪ヨーグルトに、ブルーベリーなどの果物やきな粉、ビタミンC粉末などを加えていただくことが、この40年来の習慣になっています。

 腸内環境改善の基本は、食生活全体で考えることが必要です。食事内容を見直したうえで、今の自分の体調や体質に合ったヨーグルトを取り入れるとよいでしょう。
 手軽に作れて、乳酸菌数が市販のヨーグルトに勝るとも劣らないTGGヨーグルトも、その選択肢の一つになると思います。

みつおか・ともたり 
農学博士。理化学研究所主任研究員、東京大学教授、日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)教授を経て現職に至る。腸内細菌叢の系統的研究で、1988年に日本学士院賞、2007年、国際酪農連盟・メチニコフ賞を受賞するなど、腸内細菌研究の世界的権威。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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