【専門家監修】子宮内膜症、チョコレート嚢胞にお勧め!不妊症にも効果的「手の子宮ゾーンもみ」

【専門家監修】子宮内膜症、チョコレート嚢胞にお勧め!不妊症にも効果的「手の子宮ゾーンもみ」

子宮筋腫、子宮内膜症、生理痛・生理不順など、婦人科疾患に効果的な手の子宮のゾーンを刺激する方法をご紹介します。【解説】七沢久子(山梨県歯科衛生専門学校校長・七沢歯科医院院長)


体の不調は手のひらに現れる!

 歯科で治療を受けるとき、ほとんどの人は、とても緊張しています。そうした人は、口の周辺の筋肉や舌が、とてもかたくなっています。
 治療の際、患者さんの口が大きく開かずに苦労することがよくありますが、これも、患者さんの緊張が引き起こす現象です。
 緊張している患者さんに、「リラックスしてください」「肩の力を抜いてください」といっても、なかなかそのとおりにはできません。そんなとき役立つのが、今回紹介する「手もみ」なのです。

 手をもむ、特に小指の爪のつけ根を刺激することによって、患者さんの不安や心配が解消し、口の周辺の筋肉や舌の緊張やこわばりも緩んできます。
 私の歯科医院では、手もみを治療の補助手段として取り入れ、役立てています。歯科治療が大の苦手という患者さんですら、手もみをすれば笑顔で治療を受けられるようになる、といっても過言ではありません。

 昔から、手と脳、手と体には、密接な対応関係があると考えられてきました。手のひらは、体の前面全体に相当します。そして、手の甲は体の背中側になります。
 中指は、人間の体の体幹部に当たり、中指の先端が頭に相当します。中指を下るにしたがって、気管支、心臓、肺というように、人体各部に対応したゾーンが並びます。

 体のどこかに不調があると、それが、手にも現れます。押すと痛かったり、かたくなっていたり、違和感があったりするポイントが手に出現するのです。逆にいうと、反応の出ている場所を刺激することで、不快な症状を改善することも可能です。
 このため、手もみは多くの疾患や症状の改善に役立てることができるのです。

30代の不妊女性が数ヵ月でおめでた!

 今回は特に、子宮筋腫、子宮内膜症や、生理痛・生理不順などで悩んでいる人にお勧めしたいゾーンをご紹介します。

 まず、刺激するゾーンの位置を確認しましょう。婦人科疾患に効果的なのは、手の子宮のゾーンです。
 子宮のゾーンは、手のひらの中央の下半分、つまり、手首寄りのところ。ちょうど中指と薬指の間から、手首の左右中央を結んだ幅1cmほどのライン上になります。
 また、手の甲側にも、子宮・睾丸のポイントがあります。それが手首のつけ根の左右中央です。

 次に、もみ方を紹介しましょう。
 手の甲側の子宮・睾丸のポイントに、反対の手の人差し指と中指を当てます。親指は、手のひら側の子宮のゾーンに当てて、はさみます。「痛いけれど気持ちよい」と感じる程度の強さでもみましょう。

 こうして左右の手のひらを、30秒ずつ刺激します。もんでいるうちに、ポカポカと体が温まってくるでしょう。これを1セットとして、例えば、朝、昼、晩と、1日に少なくとも3セット刺激しましょう。
 不正出血が続く人、おりものが多い人、生理痛、生理不順に悩む人の手のひらにさわってみると、このゾーンがかたくなっていることが、よくあります。かたくなっているだけでなく、押すと違和感があることもよくあります。

 かつて、私は、30代の女性から不妊の相談を受けたことがありました。この女性は、赤ちゃんがなかなかできずに悩んでいました。
 手のひらにふれてみると、この子宮のゾーンが非常にかたくなっていて、ぐりぐりとした違和感もありました。そこで、手もみをお勧めしたのです。
 その女性が手もみを熱心に続けたところ、数ヵ月後には、おめでたのうれしい報告を聞くことができました。

 このように、このゾーンは、婦人科のさまざまな疾患や症状に対応可能な場所です。
 そういった症状にお悩みのかたは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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