実は便秘には【白湯】が一番!毒出しスパイスと合わせるとさらに効果大

実は便秘には【白湯】が一番!毒出しスパイスと合わせるとさらに効果大

水をよく沸騰させて作った「白湯」は、全身の毒素を浄化し、快適なお通じのための最高の飲み物です。3つの便のタイプ別に白湯とあわせて摂りたい、スーパーでも購入可能な「毒出し」スパイスをご紹介します。【解説】蓮村 誠(マハリシ南青山プライムクリニック院長)


飲み始めたらすぐに頑固な便秘が治った

 水をよく沸騰させて作った白湯は、全身の毒素を浄化し、快適に便を出してくれる、最高の飲み物です。3つの便のタイプすべてにお勧めします。

 朝、起きて口をゆすいだ後にカップ1杯の白湯を飲み、食事中にはカップ1杯の白湯を少しずつ飲みます。食間にも白湯をすすります。1日合計800ml、カップ4杯程度を飲みましょう。

「頑固な便秘が、白湯を飲み始めたらすぐに治った」という報告もたくさん届いています。

 ただし、下痢をしているときには、熱い白湯を飲むのは避けましょう。熱さが胃腸を刺激して、下痢が悪化するケースがあるからです。40℃ぐらいに冷まし、ちょっと温かいと感じる白湯を飲んでください。

 次に、3つの便のタイプと症状に合わせたスパイスの使い方を説明します。

→「あなたはどのタイプ?」3タイプの便秘解消法

スパイスは味だけでなく薬効もそれぞれ違う

 伝承医学「アーユルヴェーダ」が生まれたインドの代表的な料理と言えば、カレーです。使用するスパイスは、味や香りだけでなく、体に与える作用も異なります。
 ここでは、スーパーのスパイス売り場で買える、効果の高いスパイスを紹介します。

【コロコロタイプ・ねっとりタイプの便秘】
 クミン・コリアンダー・ジンジャーを混ぜた「毒出しスパイス」を使いましょう。私のクリニックの患者さんにもお勧めしています。
 クミン・コリアンダー・ジンジャーの粉末を、同量ずつ混ぜます。こうしてできた毒出しスパイスを、クミンなどが入っていた小瓶に入れて使うと便利です。小瓶の中ぶたに開いている小さな穴で、量を調節することができるからです。
 便秘のときは、食後、白湯に毒出しスパイスをサッサと軽く2振り入れて、かき混ぜてから飲むといいでしょう。
◎コロコロ度が高い便秘
 便が乾燥し、カチカチに硬くて出てこないときは、白湯に毒出しスパイスを軽く1振り、クミンを軽く1振り入れて、食後に飲みます。
◎ねっとり度が高い便秘
 便が重く、ベタベタして出てきにくいときは、白湯に毒出しスパイスを軽く1振り、ジンジャーを軽く1振り入れて、食後に飲みます。
◎便秘と下痢を繰り返す
 「ヴァータ」が乱れていると考えます。仕事や家事、人間関係で忙しくなって、生活が不規則になると、心身が不安定になり、便通が乱れてしまうのです。
 食事はゆっくりと楽しみ、食後に毒出しスパイスを軽く1振り、クミンを軽く1振り入れた白湯を、少しずつ飲みましょう。

【ゆるゆるタイプの便秘】
 小さじ1杯のフェンネルの種を、1ℓの水で10〜15分煮出して作るお茶がお勧めです。フェンネルのお茶は40℃ぐらいに冷ましてから飲み、水分を補給しましょう。

できることからできる範囲で始めよう

 腸の健康を守るには、食事の量や時間、そして食べ方も重要です。

◎腸を整える食事の時間
 朝食は8時前後に、昼食は11〜13時の間に、夕食は18〜20時の間に取ります。
 規則正しく食事をとることで、消化のリズムが整います。
◎腸を整える食事の量
 消化力が最も強くなる昼に、最も多く食べるのが適しています。朝食・昼食・夕食の量は、1・3・2の割合が理想的です。
◎腸を整える食べ方
 テレビやスマートフォンなどを見ながら、食事していませんか? こうした状態で食事すると、消化力が低下してしまいます。必ず着席し、食事に集中して、よくかんで食べましょう。食べ物が消化されて、老廃物が排泄されやすくなります。

 できることから、できる範囲で実践してください。こうした食習慣で、本来の個性や体質が生きてきます。

 生まれ持った個性や体質に、優れている・劣っているという差はありません。本来の個性と体質を生かすことで、みんなが自然と楽しく、充実した人生を送れるのです。

 アーユルヴェーダでは、「生命の目的は、幸福の拡大」と考えます。年を取るほど、老化をしてみじめになるのではありません。年齢とともに成長をし続け、自分なりのゴールに近づいていきます。

 ある意味、便は、今まで送ってきた生活の結果だと言えます。便で自分を見直し、気持ちよく便が出る生活を送って、自分らしく成長する、幸せな人生を送ってください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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