【降圧レシピ・ベスト4】お酢の血圧を下げる効果を促進する「飲み方」と「食べ方」

【降圧レシピ・ベスト4】お酢の血圧を下げる効果を促進する「飲み方」と「食べ方」

お酢の健康効果として代表的なのが、高めの血圧を下げる降圧作用です。今回は、お酢を毎日の食生活に取り入れやすくする、四つの方法をご紹介します。【解説】小泉幸道(東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授)、岡田研吉(銀座・研医会診療所漢方科)、村上祥子(料理研究家・管理栄養士)


骨粗鬆症にも効果的『酢牛乳』

 お酢の主成分である酢酸には、血圧上昇にかかわるホルモン調節機構を、穏やかに抑制する作用があります。このホルモン系が活性化すると、血圧が上がるのですが、それをセーブしてくれるのです。
 お酢を毎日とるために、お勧めなのが「酢牛乳」。リンゴ酢を使うとフルーティーになり、ハチミツを入れると、甘酸っぱいヨーグルトドリンクのようになります。お酢はカルシウムの吸収を促進する働きもあるので、牛乳といっしょにとることは、骨粗鬆症の予防にも効果的です。私も毎日、愛飲しています。
【解説】小泉幸道(東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授)

用意するもの
●リンゴ酢…大さじ1
●ハチミツ…大さじ1
●牛乳…120㎖

作り方

❶グラスにリンゴ酢を入れる。

❷ハチミツを加える。

❸牛乳を注ぎ入れる。

❹スプーンでよく混ぜて、出来上がり。

茶色い薄皮に薬効が凝縮『酢ピーナツ』

 日本では、ピーナツはおやつやおつまみとして食べられるのが一般的ですが、中国では漢方薬として古い歴史があります。全身の血行を正常に保つ作用があるため、高血圧の改善に有効です。血行不良に伴う腰痛やひざ痛、生理痛、更年期障害、また、肺や気管支の症状にも効力を発揮します。

 お酢にも、血液をサラサラにする効果があるため、お酢とピーナツの組み合わせは、相乗効果が期待できます。特に茶色い薄皮が、薬効が高い部分なので、むかないようにしてください。
 毎日の晩酌でつまむピーナツを、酢ピーナツにすれば、高血圧の改善に役立つでしょう。
【解説】岡田研吉(銀座・研医会診療所漢方科)

用意するもの
●殻つき落花生をむいたもの…250g
(または、味のついていない薄皮つきの素炒りピーナツ)
●米酢…650㎖
●ハチミツ(お好みで)…適宜
●ガラス製の広口瓶

作り方

❶茶色の薄皮を取らないように、落花生の殻をむく。薄皮つきの素炒りピーナツが手に入れば、それでも可。

❷広口瓶にピーナツを入れ、酢を注ぐ。ピーナツが完全に覆われるように、たっぷり入れる。

❸好みでハチミツを加えてもよい。ピーナツが浮いてくる場合は、小皿などで落としぶたをする。冷暗所に保管し、ピーナツが酢を吸って膨れたら、適宜、酢を注ぎ足す。

❹まる1日たてば食べられるが、5日〜1週間おくと、味が落ち着く。1日に10〜20粒を目安に、1ヵ月以内で食べ切る。

元気を支えるパワードリンク!『バナナ酢』

 かれこれ30年以上、サワードリンクを自作して愛飲していますが、中でもいちばんのヒット作はこちら。簡単でおいしくて、どなたにも喜ばれます。私の元気を支えてくれる「パワードリンク」なのです。

 バナナに含まれるカリウムには利尿作用があり、体内の水分や血液のバランスを整えてくれます。降圧作用があるお酢を、バナナと組み合わせたことで、高血圧の改善に大変有効なレシピが生まれました。ほかにも、高脂血症の改善、血糖値の安定、疲労回復、美肌効果が報告されています。
 あっという間に作れて翌日には飲めるので、早速始めてみてください。
【解説】村上祥子(料理研究家・管理栄養士)

用意するもの
●バナナ…1本
●黒酢またはリンゴ酢…200㎖
●黒砂糖または氷砂糖…100g
●ガラス製の広口瓶

作り方

❶バナナは皮をむき、幅2㎝の輪切りにする。砂糖とともに、広口瓶に入れる。

❷酢を注ぎ、ふたをせずに電子レンジに入れ、500Wなら40秒、600Wなら30秒加熱。

❸電子レンジから取り出し、ふたをして、常温で保存。翌日から飲むことができる。1日に大さじ2〜3杯程度が目安。水などで4〜5倍に希釈して飲む。

※電子レンジを使わない場合は、2週間漬け込んでから飲み始める。
※1年間はおいしく飲めるが、室温が30度を超える夏場は、冷蔵庫に入れる。
※中のバナナは2週間で取り出す。

薬効豊富なスーパー野菜とマッチング!『酢タマネギ』

 タマネギは古今東西、薬効のある食材として珍重されてきました。現代では、血管を若返らせ、血流を改善する効果をはじめ、老化・メタボ・生活習慣病の予防改善、ガンやアレルギーの抑制など、さまざまな機能のあることが、研究により明らかになっています。まさに「スーパー野菜」といえるのです。

 そんなタマネギを、やはり降圧作用が確認されているお酢に漬け込んだものが酢タマネギです。常備菜として、サラダ感覚で毎日の食卓に上げることで、無理なく継続できるでしょう。
【解説】村上祥子(料理研究家・管理栄養士)

用意するもの
●タマネギ…2個
●酢…500㎖
●ガラス製の広口瓶

作り方

❶タマネギは薄皮をむいて水洗いし、水気を切っておく。

❷ ❶を、幅5㎜程度の薄切りにする。

❸広口瓶に❷を入れる。

❹まんべんなくタマネギが漬かるよう、酢を注ぐ。ふたをして冷暗所で、1週間〜10日ほど漬け込んだら食べられる。1日に50gが目安。
※お好みでしょうゆや削り節をかけてもよい。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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