【新常識】スモークサーモン&レモンで眼精疲労を解消!ピント調節力もアップ!

【新常識】スモークサーモン&レモンで眼精疲労を解消!ピント調節力もアップ!

人の目は、35歳くらいからピントを合わせる調節力が低下してきます。これが老眼の始まりです。老眼や眼精疲労を放っておくと、深刻な事態になることもあるのです。最近の研究で、「アスタキサンチン」の摂取で、眼精疲労が抑えられることがわかりました。目によい栄養素を積極的に取りましょう。【解説】梶田雅義(梶田眼科院長)


アスタキサンチンとレモンを合わせて取ればW効果!

眼精疲労を放置すると思わぬ事態に!

 新聞の活字がぼやけたり、買い物をしていて、値札をすぐに読み取れない経験をしたりしている人は多いでしょう。
 ぼやけたり、はっきり見えないのは、目のピントが合っていないせいです。人の目は、35歳くらいからピントを合わせる調節力が低下してきます。これが老眼の始まりです。

 以前、テレビで、交通事故による首の損傷で、目のかすみ、視力低下、眼精疲労、頭痛、吐き気などが生じる「バレリュー症候群」のドキュメンタリーを放送したことがあります。放送後すぐに、全国から123名の人が、バレリュー症候群ではないかと来院されました。
 しかし、実際にバレリュー症候群だったのは4名だけで、ほかは、ピントの調節がうまくいっていないだけでした。また、そのうち37%は老眼の進行によるものでしたが、日常生活に支障が出ていて、寝込んでいる人たちもいました。

 ピントの調節は、毛様体筋が緊張したりゆるんだりして、水晶体(目のレンズに相当する組織)の厚みが変わることで行われます。
 長時間の手元を見る作業や、近年ではパソコンの画面を見続けることで、毛様体筋は酷使され、眼精疲労となっています。眼精疲労は、肩こりや頭痛の原因にもなり、ひどくなると吐き気や、めまいなども引き起こします。老眼や眼精疲労を放っておくと、深刻な事態になることもあるのです。

 しかし、最近の研究で、天然の赤い色素成分「アスタキサンチン」の摂取で、眼精疲労が抑えられることがわかりました。
 アスタキサンチンは、紅サケ、イクラなどの魚卵、カニやエビの甲羅などに含まれ、活性酸素(体内で増え過ぎると細胞を傷つけ老化の一因となる物質)を抑制する抗酸化力は、なんとビタミンEの1000倍とされます。
 また、老化防止や体力維持、脂肪燃焼、動脈硬化の予防、アレルギー症状の緩和などの効能が認められています。

加齢黄斑変性や白内障予防にもお勧め

 私が行った実験では、目の疲れを感じる45〜65歳の健常男性9人に、アスタキサンチンを1日あたり6㎎、28日間摂取してもらい、摂取前と摂取後のピント調節力を比較しました。
 その結果、全員の眼精疲労が改善され、ピント調節力がアップしていることが認められました。

 実は、アスタキサンチンにこれほどの効果があることに私自身、驚きました。
 確認のため、実験の協力者を替えて、同じ実験を、その後3回くり返しました。しかし、結果はすべて1回目と同様でした。
 アスタキサンチンに関する最も新しい論文では、網膜の中央にある黄斑という部分が変性して起こる加齢黄斑変性(物がゆがんで見えたり視野の一部が暗くなったりする病気)において、アスタキサンチンを摂取することで、網膜の変性が抑えられたと報告されています。

 これは、アスタキサンチンの抗酸化力により、炎症が抑えられた結果でしょう。
 アスタキサンチンは体内で作られないので、食べ物として外部から取り込むことになります。摂取しやすいのは、紅サケやイクラでしょう。紅サケ10
0g中にはアスタキサンチンが3㎎、イクラですと1㎎含まれています。

 また、アスタキサンチンは、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。ビタミンCは、抗酸化ビタミンと呼ばれるほど、強い抗酸化作用を持っています。アスタキサンチンとビタミンCの両方を積極的に取れば、互いに補完し合って相乗効果が得られます。
 そこでお勧めしたいのが、スモークサーモンにたっぷりのレモンをかける食べ方です。ご存じのように、レモンはビタミンCの宝庫です。
 また、ビタミンCは水晶体に多く含まれており、ビタミンCの摂取比率が多い人ほど、白内障(水晶体が濁る病気)の発症率が低いという研究結果も出ています。

 目によい栄養素を積極的に取り、目のストレッチ運動をしっかり行えば、眼精疲労が改善され、老眼の予防と進行の抑制効果はいっそう高まります。ぜひ、習慣にしてください。

「目にいい栄養素を」と梶田先生

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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