髪に【ハリとコシ】復活させる方法 抜け毛、白髪対策に 医師が勧める「ゴマ油うがい」

髪に【ハリとコシ】復活させる方法 抜け毛、白髪対策に 医師が勧める「ゴマ油うがい」

私のクリニックでは、患者さんにゴマ油うがいを勧めています。実際、「白髪がなくなった」「髪にコシが出てきた」など、毛髪のトラブルが改善したという声が挙がっています。また、口腔内を清潔にするので、虫歯、口内炎、歯周病、歯肉炎などの予防・改善にも最適です。【解説】蓮村誠(マハリシ南青山プライムクリニック院長)


インド伝統医学では 一般的な健康法!

 私はインドの伝統医学であるアーユルヴェーダの、専門医です。アーユルヴェーダでは、すべての人には3種のエネルギーが備わっていて、その人の体質や個性は、それらのバランスによって決まるとされています。
 この3種のエネルギーが、「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」と呼ばれるものです。ヴァータは風のような性質、ピッタは火のような性質、カパは水のような性質を表しています。

 これらのバランスは、個人により異なりますが、加齢、つまり成長により、ある程度の傾向が見られます。
 一般的に、25歳までは、カパが優勢です。水の性質であるため、肌がみずみずしく、生命力にあふれた状態です。
 25〜50歳になると、火の性質であるピッタが優勢になります。活力、情熱、集中力が高まる時期です。
 そして、50歳以降で優勢になるのがヴァータです。ヴァータは、体内で運搬や排泄、吸収などの機能をコントロールしています。
 ヴァータが優勢になると、風の性質からイメージできるとおり、「体の水分が減り肌が乾燥する」「血管や骨がもろくなる」といった、老化現象が目立つようになります。髪がパサパサする、抜け毛や白髪が増える、薄毛になるといった毛髪トラブルも現れます。

 つまり、アーユルヴェーダでは、老化現象はもちろん、毛髪トラブルのほとんどは、ヴァータが優勢になることによる乱れが原因と考えられているのです。
 若くして抜け毛や薄毛などに悩まれている人も、例外はありますが、ほぼ、ヴァータの乱れが原因です。毛髪トラブルは、乱れたヴァータを整えることで改善します。

 そこで、私がお勧めしているのが、「ゴマ油うがい」です。
 うがいは、アーユルヴェーダでは、ヨガやオイルマッサージと同様、一般的な健康法の一つです。ヴァータ・ピッタ・カパのそれぞれの調整に適したうがい法があり、「ゴマ油うがい」は、ヴァータを整えます。

実践したその日に抜け毛 が半減した人もいる!

 使う油は、白ゴマを生のまましぼった、白ゴマ油です。「太白ゴマ油」などという名前でも売られています。ちなみに、皆さんがよくご存じの褐色のゴマ油は、白ゴマを炒ってから、しぼって作られる物です。
 白ゴマ油は、スーパーで手軽に入手できます。香りがなく、サラッとしていて、好んで料理に利用する人も多いようです。
 購入したままの状態でも使えますが、鍋に入れて100度まで加熱し、冷ましてから使用することで、さらにパワーがアップします。

 うがいのやり方は、簡単です(図解参照)。早朝か、ピッタの活性が弱まる、16時から18時ごろに行うのがお勧めです。
 時間に余裕があり、より効果を高めたい人は、ゴマ油を大さじ2杯に増やしてみましょう。さらに、口に含んだら、30分ほどそのままにしておきます。その後、うがいをして、油を吐き出してください。
 こうすることで、口腔粘膜からのゴマ油の吸収が、より高まります。ヴァータを整える力も、さらに強まるのです。
 私のクリニックでは、患者さんにもゴマ油うがいを勧めています。実際、「白髪がなくなった」(60代・女性)、「髪にコシが出てきた」(70代・女性)など、毛髪のトラブルが改善したという声が挙がっています。

 顕著な例だと、大量の抜け毛と薄毛に悩んでいた50代の女性が、ゴマ油うがいを実践したところ、その日のうちに抜け毛が半減したのを実感。1年も経たずに悩みが解消したそうです。
 実は、私も少年のころ、15歳の若さで、すでに白髪と薄毛に悩んでいました。それが、アーユルヴェーダに出合い、ゴマ油うがいを実践しているおかげで、白髪や抜け毛はさほど進行していません。55歳になる現在でも、健康的な髪を維持しています。

 ゴマ油うがいは、毛髪トラブルだけでなく、シワやシミ、疲れ目、難聴など、老化による症状全般の改善に役立ちます。また、口腔内を清潔にするので、虫歯、口内炎、歯肉炎などの予防・改善にもつながります。
 ぜひ皆さんも一度、お試しください。

黒ゴマで抜け毛や白髪が黒髪が生える!?「若返り効果」「活力増強効果」!

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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