【股関節が痛い】改善する食事 炎症を鎮め、股関節痛を軽減する食品はコレだ!

【股関節が痛い】改善する食事 炎症を鎮め、股関節痛を軽減する食品はコレだ!

日々の食事は、体をつくるもと。食事内容に気を付けると、股関節の健康を守れます。ポイントは、さまざまな食品を取ること。厚生労働省と農林水産省が共同で作成した食事バランスガイドを参考に、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物を一定の割合でまんべんなく取ると、股関節に好影響を与えます。【解説】石部基実(石部基実クリニック院長)


→抗炎症作用がある「痛み軽減食」とは

野菜や果物は特に積極的に取りたい

 日々の食事は、体をつくるもと。食事内容に気を付けると、股関節の健康を守れます。食事のポイントは、さまざまな食品を取ること。厚生労働省と農林水産省が共同で作成した「食事バランスガイド」を参考にして、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物を一定の割合でまんべんなく取ると、股関節に好影響を与えます。

 こうした前提を踏まえ、股関節痛の予防や改善に役立つ食品を挙げてみたいと思います。
 野菜や果物は、特に積極的に取りたい食品。ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの抗酸化作用(酸化を抑える働き)を持つ微量栄養素を豊富に含んでいるからです。食品の中には、関節の炎症を抑えて痛みを和らげる抗炎症作用を持つものがあり、上手に取り入れることで痛みの緩和につながります。

 関節の痛みをもたらすのは、体内で産生されるロイコトリエンやプロスタグランジンなどの炎症物質。以下の食品は、これらの物質の産生を抑える成分を含むので、炎症を鎮め、痛みを軽減する効果が期待できます。
・野菜…ネギ、ニラ、ショウガ、ニンニク
・果物…パイナップル
・ナッツ類…クルミ、アーモンド、チョコレート、ココア
・スパイス…ターメリック、バジル、コショウ、トウガラシ

 抗炎症作用をもたらす成分は、熱に弱い性質のため、野菜や果物はなるべく生で取るか、加熱時間を短くしましょう。スパイスは一度に取る量は限られ、ナッツ類も高カロリーなので大量に取るのはお勧めできません。効果を得るには、少量ずつ毎日取ることが大切です。

 股関節痛の予防や改善には、食事の量にも注意が必要。股関節痛を抱える人の半数以上は肥満や肥満傾向にあり、肥満を解消しただけで痛みが激減する例は少なくありません。股関節は胴体の全体重を支えるため、体重が1㎏増えると、その負担は5倍増えると考えられます。逆に、1㎏減量するだけで、3〜10㎏の負担を減らせるのです。
 カロリー超過を防ぐには、炭水化物と脂肪分を控えること。ごはんやパンは腹八分目、乳製品は低脂肪タイプにします。筋肉の増強に不可欠なたんぱく質は、良質のものを適量に抑え、食べ過ぎに注意しましょう。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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