【足の裏もみ】排尿機能アップ!頻尿や尿もれ、残尿感を改善させる方法はこれ

【足の裏もみ】排尿機能アップ!頻尿や尿もれ、残尿感を改善させる方法はこれ

頻尿や夜間頻尿、尿もれ、残尿感など、尿のトラブルに悩んでいる人に、ぜひお勧めしたい健康法があります。それは、「足の裏もみ」です。足の裏は、反射区と呼ばれる、体の各器官に対応したゾーンが集まる場所です。【解説】折田充(日本足部反射区健康法協会会長・治療室ピエドール・鍼灸師) 


骨盤底筋群の血流を促しチョイもれを改善!

 頻尿や夜間頻尿、尿もれ、残尿感など、尿のトラブルに悩んでいる人に、ぜひお勧めしたい健康法があります。
 それは、「足の裏もみ」です。

 足の裏は、反射区と呼ばれる、体の各器官に対応したゾーンが集まる場所です。ある特定の反射区を刺激すると、その部位に対応する臓器や器官が活性化します。
 反射区のなかには、尿の産生から蓄尿、排尿にかかわる腎臓や膀胱、尿管、尿道に対応するゾーンもあります。そこを刺激すれば、排尿機能が正常になることはもちろん、全身の血行がよくなって、健康維持にも役立つのです。

 足の裏をもむことは、東洋や西洋を問わず、古くから行われてきた健康法です。今回、私が紹介するのは、台湾式の方法ですが、痛みはほとんどなく、一人で手軽に実践できます。
 排尿機能に関する反射区は、図をご覧ください。

尿トラブルの改善に役立つ足の反射区

 最低でも1日1回、腎臓→尿管→膀胱→尿道(膣・陰茎)→前立腺(子宮)の順番で、各ゾーンを少しずつ移動しながら、10秒ずつ刺激しましょう。
 1日何回やってもかまいませんが、たくさん刺激したからといって効果が早く現れるというわけではありません。大事なのは、継続すること。最低でも1週間は続けてください。ある程度、足の裏もみを習慣化できれば、なにかしらの変化を感じることができるはずです。

 もみ方を紹介しましょう。両手の親指を重ねて、反射区をグーッと押しもみします。事前に、ハンドクリームなどで滑りをよくするといいでしょう。力加減は、痛気持ちいいと感じる程度で十分です。
 ただ、なかには足がむくんだり、かたくなったりして、反射区に刺激が届きにくい人もいます。その場合は、ボールペンのペン先の反対側など、細長い棒状の物を利用してください。

 足の裏もみで重要なのは、反射区に痛みの刺激を与えることではなく、反射区の血流を高めることです。
 反射区に流れる血液の量が多くなれば、対応する臓器周辺の血流もよくなります。今回のゾーンを刺激することで、骨盤の底にある、膀胱や子宮、直腸などを支える筋肉(骨盤底筋群)の血流もよくなります。

 骨盤底筋群は、尿道を締める役割を持つ筋肉です。そこの血流がよくなれば筋力が復活して、尿失禁や残尿感、いわゆる「チョイもれ」の改善にもつながるでしょう。
 だからこそ、血行がよくなる入浴中や、お風呂上がりに足の裏をもむと、より効果的です。

 また、血流がよくなれば、リラックス効果も得られます。特に女性の場合は、ストレスが原因による尿トラブルが多いので、リラックスすることは、排尿機能の改善につながります。

「足の裏もみ」のやり方

前立腺肥大症が改善し 夜間頻尿もすぐに解消!

 実際に、足の裏もみで尿トラブルが改善したケースは多々あります。

 Aさん(95歳・女性)は、痔に関連した頻尿に悩んでいました。どうやら、痔による肛門周辺の不快感や痛みが、尿意と似ていて、昼夜問わず、1日に何度もトイレに駆け込んでいたそうです。
 しかし、足の裏もみを行ったことで、頻尿が大改善し、日中も夜間も尿意が気にならなくなりました。足の裏もみで骨盤底筋群が鍛えられたことが大きかったはずです。

 Iさん(30代・女性)は、日中の頻尿に悩んでいました。特に困っていたのが、仕事中です。大事な会議中に、たびたび尿意に襲われることがあったそうです。そんなIさんが、足の裏もみを行ったところ、しだいにトイレに行く回数が減りました。数ヵ月後には、1日に4~5回と正常な排尿回数に戻り、仕事に集中できるようになったと喜んでいます。

 私自身も、15年前に、足の裏もみで前立腺肥大症が改善しました。一晩に3~4回はトイレに起きていた夜間頻尿は、すぐに解消。日中の尿のキレもよくなり、膀胱が空っぽになったかのような、スッキリした排尿に変わりました。
 足の裏もみと同時に、鼻呼吸を意識するのもいいでしょう。鼻で息を吸うと、横隔膜(胸腔と腹腔を区切る膜状の筋肉)や骨盤底筋群が引き上げられます。その動きが、骨盤底筋群の筋力アップにつながり、尿道の締まりがよくなります。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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