【歯科医師】私の口腔ガン克服記 ― 爪もみや食生活の改善で16年間再発なし!

【歯科医師】私の口腔ガン克服記 ― 爪もみや食生活の改善で16年間再発なし!

私は、歯科・口腔外科の専門医として、日々患者さんの口周りの健康をケアしています。自律神経のバランスを整え、爪もみなどの自助努力で免疫力を高めることの重要性を、ぜひ多くのかたたちに知ってほしいと考えています。【解説】小川優(アスティ歯科クリニック院長)


小川 優
日本歯科大学大学院生理学修了。歯学博士。アスティ歯科クリニック院長。北海道大学客員臨床教授。北海道医療大学臨床教授。

手術は完璧なのにリンパ節に転移!

私は、歯科・口腔外科の専門医として、日々患者さんの口周りの健康をケアしています。
そんな私自身が、口腔疾患の難病に襲われたのは、今から17年前のことです。舌ガンでした。

当時も、そして今でも、西洋医学におけるガンの治療法は、手術・放射線・抗ガン剤による3大療法が主流です。
大学病院に勤務していた私は、その考え方を当然正しいと思っていたので、手術を行うことをためらいませんでした。

そのときは、早期発見かつ早期治療だったうえ、専門家の私から見ても手術は完璧といえるものでした。
これで、ガンを完全に克服できたと、信じて疑わなかったのです。

ところが、その翌年、左の顎がく下のリンパ節が腫れていることに気がつきました。
残念なことに、ガンはリンパ節にまで転移していたのです。

「これは大変なことになった」と、私はそれまで感じたことのない死の恐怖ににより、左半身の神経に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
最悪の場合、左腕が使えなくなることも考えられます。

私は、術後の生活のことを考え、最小限の範囲内で切除することを選びました。
そして、手術は無事に成功。その後は、1週間安静にした後、放射線治療を3ヵ月にわたって受けました。

身をもって体験したこの入院生活は、医師としての私の考え方を大きく成長させてくれました。
それまで患者さんにあたりまえのように強いていたことのつらさを、嫌というほど思い知襲われました。

前回の手術は完璧だと思っていたにもかかわらず、舌ガンに続いて、頸部ガンになってしまったのです。
私は、顎下リンパ節を切除するために、2度目の手術を決意しました。

ただ、その患部は神経や筋肉が張り巡らされており、とても繊細な場所です。
左の顎下リンパ節を切除することにより、左半身の神経に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
最悪の場合、左腕が使えなくなることも考えられます。

私は、術後の生活のことを考え、最小限の範囲内で切除することを選びました。
そして、手術は無事に成功。その後は、1週間安静にした後、放射線治療を3ヵ月にわたって受けました。

身をもって体験したこの入院生活は、医師としての私の考え方を大きく成長させてくれました。
それまで患者さんにあたりまえのように強いていたことのつらさを、嫌というほど思い知らされたのです。

自助努力の重要性を多くの人に知らせたい

まず、1週間もの間、ベッドの上で全く動かずに同じ姿勢を保つことが、いかに大変かを実感しました。
「このままなら、いっそ殺してくれ!」と本気で思ったほどです。また、放射線治療によって顎あごと歯はボロボロになりました。

唾液が分泌しなくなり、味覚もマヒしてきます。人口の唾液を口に含みながら、味のわからないご飯を毎日食べるほどの苦痛はありません。しだいに歯は欠け、抜けていきました。
もちろん、なるべく症状をおさえるべく、できる限りのケアは自分でしていたのですが、それにもかかわらずこんな状態なのです。

また、手術でガンを摘出し、放射線治療を受けたからといって、必ず治るという保証など全くありません。
退院後も、再発の不安と恐怖から落ち込む日が続きました。

そんな私の姿を見かねたのか、「このまま続けていると、3大療法に殺されるぞ」と知人の医師が注意してくれました。
そして、3大治療とは異なる治療法として、福田稔医師と、当時新潟大学教授だった安保徹先生が説いていた「福田─安保理論」を教えてくれたのです。

その理論に惹かれた私は、早速、二人のもとに出向き、直接指導を仰ぎました。
そこで、自律神経のバランスを整えて免疫を高めることの重要性と、そのセルフケア法として、爪もみを教えてもらったのです。

爪もみは、手の5本指の根元にある井穴というツボを、両手ではさんでもみ、刺激する方法です。

以降、私は毎日、入浴時に爪もみを行っています。食生活にも気を遣うようになりました。

栄養バランスを考え、3食しっかりと食べるようにして、お酒も控えるようにしました。
また、体の冷えは免疫力を低下させるので、いつも体を温めるようにしたのです。

こうした生活を続けているうちに、体調は徐々によくなっていきました。
そのおかげで、現在に至るまでガンが再発することもなく、後遺症もなく仕事を元気に続けられています。

今でも、3大療法はガン治療の中心です。私もその有効性は否定しません。
しかし、まさに私の場合がそうであったように、3大療法も、早期発見・早期治療も、決して万能ではありません。

爪もみなどの自助努力で免疫力を高めることの重要性を、ぜひ多くのかたたちに知ってほしいと考えています。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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