【顎関節症の改善】「足のつけ根をもむ」と口を開けやすくなる?

【顎関節症の改善】「足のつけ根をもむ」と口を開けやすくなる?

大腿筋膜張筋は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぎ、足を前に出すときに使われる筋肉です。大腿筋膜張筋は、足の付け根に位置し、上半身と下半身相方に影響を与えています。ここを刺激すると股関節などの下半身だけでなく、あごの筋肉も緩むのです。【解説者】班目健夫(青山・まだらめクリニック院長自律神経免疫治療研究所所長)


その場でシャキッとし 杖を忘れて帰った

大腿筋膜張筋は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぎ、足を前に出すときに使われる筋肉です。
大腿筋膜張筋を刺激することで、腸骨筋や大腰筋など、股関節を動かす多数の筋肉が緩みます。

すると、足全体の血行がよくなり、足のむくみや腰痛、股関節痛の改善に役立つのです。
歩くのがつらいときにも、足のつけ根もみを行えば、股関節の動きがよくなり、楽に歩けるようになります。

大腿筋膜張筋は、上半身と下半身相方に影響を与えています。
ここを刺激すると、下半身だけでなく、頭部を含む上半身の筋肉もほぐれ、ずれていた関節が元の位置に戻ることもあるのです。

顕著な影響が及ぶ場所が、顎関節にかかわる筋肉群です。
大腿筋膜張筋を刺激すると、あごの筋肉まで緩むので、顎関節症の痛みや、口の開けにくさが緩和します。

また、こめかみの周辺の側頭筋も弛緩するため、頭痛や疲れ目も改善します。
足のつけ根をもむことで、頭部の症状が軽快するのは不思議かもしれませんが、これこそが筋ほぐしの醍醐味です。

足のつけ根ほぐしの即効性を示す好例を、ご紹介します。

72歳の男性Cさんは、山歩きをした直後に、足腰が立たなくなりました。

Cさんは長野県在住ですが、大事な会合のため、無理を押して上京。
「なんとかしてほしい」と、ヨロヨロと杖を突いて来院しました。

足のつけ根をもんだところ、その場でシャキッと立ち上がり、なんと杖を忘れていきかけたのです。
東京での会合も無事に済ませ、長野に戻りました。

→「遠隔刺激」の解説はコチラ

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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