【薄毛対策】首の後ろを温めると全身の血流がよくなり髪が若返る

【薄毛対策】首の後ろを温めると全身の血流がよくなり髪が若返る

血液循環がじゅうぶんでない場合、頭皮にも血液が行き渡らず、髪に必要な酸素と栄養が供給されなくなります。それが、薄毛や毛の生育不良など、髪の悩みを引き起こす大きな要因となっているのです。そこで、皆さんにお勧めしたいのが、入浴時に「首を温めること」です。やり方はとても簡単です。【解説】山田佳弘(育毛相談WEBセラピスト)


髪に悩みがある人は体温が低く血流が悪い

私の相談室には、髪の悩みを抱えた人がたくさん訪れます。
薄毛や抜け毛などの悩みを聞いていると、共通するポイントが浮かび上がってきます。

それが、「体温が低い」「首や肩がひどくこっている」「呼吸が浅い」「運動不足」といった点です。
髪に悩みのある人は、体温が36度台前半であることが多いのです。なかには、35度台の人もいます。

体温が低ければ、体は当然冷えており、それは、全身の血液循環が滞っていることを意味します。
また、仕事でパソコンに1日じゅう向かっているかたは、どうしても姿勢が悪くなりがちで、呼吸も浅くなります。

呼吸が浅いせいで酸欠状態になった首や肩は、てきめんにこりやすくなります。
首や肩がガチガチにこり、石のようになっている人も少なくありません。

首や肩の筋肉がこわばれば、頭皮へ通じる血流も悪化することになります。
運動不足で、特に足を使う機会が少なければ、それも血行不全の原因となります。

このように血液循環がじゅうぶんでない場合、頭皮にも血液が行き渡らず、髪に必要な酸素と栄養が供給されなくなります。
それが、薄毛や毛の生育不良など、髪の悩みを引き起こす大きな要因となっているのです。

そこで、皆さんにお勧めしたいのが、入浴時に「首を温めること」です。やり方はとても簡単です。
浴槽に、多めにお湯をはります。浴槽のへりに後頭部を預けて、後頭部までお湯につけてください。

そのまま10分〜15分、リラックスして首と肩を温めるのです。
このとき、頭の中で、ゆっくりと数を15数えながら、息を口から吐いていきます。
5回くり返します。お湯の熱さは、つかったとき、「気持ちがよい」と感じる熱さに調節してください。

ぬるめがお好みなら、ぬるくてかまいませんし、熱めのお湯が好きなかたは熱くしていいのです。
なにより、お湯につかって心地よいと感じ、リラックスできることが重要です。

抜け毛がへって髪が太くなった!

首と肩の緊張が緩むと、全身の血流状態がよくなります。
同時に、こうしてリラックスすることが、自律神経の切り替えにもよい影響を及ぼします。

自律神経とは、私たちの意志とは無関係に内臓や血管の働きをコントロールしている神経です。
自律神経には、主に昼に優位になり、アクティブな活動を支える交感神経と、主に夜に優位となり、体を休息させる副交感神経の二つがあり、両者はバランスを取り合って働いています。

しかし、現代はストレス社会で、多大なストレスがかかるため、交感神経が過剰に緊張した状態が続き、自律神経のバランスが乱れがちです。
交感神経が優位となれば、血管が収縮し、血行は悪くなります。

交感神経が優位の状態で寝てしまえば、頭皮の血行も悪いままで、髪のコンディションの低下を招き寄せてしまうことになります。
入浴時に、こうして首を温めてリラックスすると、交感神経から副交感神経へとスムーズにスイッチが切り替わります。

それが髪のコンディションを整えるのにも役立つのです。

ここで、35歳の男性の体験例をご紹介しましょう。
2年ほど前、この男性は、薄毛の悩みで私の相談室を訪ねてきました。

体温は、36.1~36.2度と低めでした。
運動して血行をよくすることをアドバイスしましたが、仕事が多忙なため、思うように運動ができず、髪の状態もずっと上向かないままでした。

そこで、仕事がない土日にスポーツをすることと、入浴時に首を温めることを実践するよう指導しました。
すると、しだいに体温が上昇した結果、抜け毛がへり、髪が太くなったことを実感されたのです。

「髪が若返ったようだ」と大変喜んでおられました。

髪のコンディションを左右する要素は、ほかにも食習慣など、さまざまな要因が関連しています。
もちろん、食事に問題があれば、それも改善していく必要がありますが、まずは、変えられるところから変えていくとよいでしょう。

浴槽に入って首を温めるだけなら、今日からすぐにでも始められます。
それが頭皮の血行をよくして、髪を若返らせるスタートラインなのだとお考えください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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