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【もち麦の体験談】ひどい便秘が

【もち麦の体験談】ひどい便秘が "大麦の粉末" で解消

私は中学生のころから便秘症で、3〜4日出ないのはあたりまえでした。ひどいときには、1週間出ないことも。顔には常に吹き出物がありました。皮膚科にも行きましたが、自分では原因が便秘だとわかっていました。そんな状態が一転したのが、「大麦の粉末」をとるようになってからです。【体験談】林田幸代(仮名・北海道・46歳無職)

大麦の粉末はカフェオレに 白米にはもち麦を混ぜる

 私は中学生のころから便秘症で、3〜4日出ないのはあたりまえでした。ひどいときには、1週間出ないこともありました。それだけ出ないと、おなかが張って苦しく、腸が胃を圧迫するような感じで、食欲も落ちます。体がだるくなり、気分まで暗くなりました。

 また、顔には常に吹き出物がありました。皮膚科にも行きましたが、自分では原因が便秘だとわかっていました。便秘が長引くと、吹き出物が増えるからです。つまり、いくら薬を飲んでも塗っても、便秘が改善しなければ吹き出物は消えません。

 そこで、まず便秘を治す努力を始めました。

「便秘の解消には食物繊維をとるといい」ということは知っていたので、できるだけ野菜中心の食事にして、数年前からは食物繊維のサプリメントも飲み始めました。また、主食の白米にも、食物繊維が豊富なもち麦か大麦を混ぜています。

 そんな努力も報われず、かたいコロコロ便が少し出る程度か下痢という、快便からはほど遠い毎日でした。当然、肌の調子もよくならず、「おなかも肌も、一生このままなのかしら」と暗い気持ちになりました。

 そんな状態が一転したのが、今から半年ほど前です。大麦を粉末にした食品をとるようになったのが、きっかけでした。

 それまでの苦労がウソのように、毎日、バナナのような便がスルッと出るようになったのです。ごくまれに出ない日もありますが、翌日には、必ず2〜3回出るのです。通常の2倍くらい出るので、それでスッキリします。

 粉末大麦との出合いは、偶然でした。母と行ったスーパーで、見つけたのです。値段もさほど高くなく、飲み物に混ぜてとれると袋に書いてあったので、「ダメもとで飲んでみよう」というつもりで買いました。

 毎朝飲むカフェオレに、大さじ1杯くらいの粉末大麦を混ぜて飲んでみました。多少の粉っぽさはありましたが、味はこうばしくて悪くありません。

こうばしくて美味!

食物繊維豊富な"もち麦ごはん"で便秘対策

 粉末大麦入りのコーヒーを初めて飲んだ翌朝、久しぶりに自然な便意が起こりました。すぐトイレに行ったところ、かつてないほど気持ちよく、バナナ便がスルリと出たのです。

 それからは、便秘知らずの毎日です。

 快腸になったので、試しに食物繊維のサプリメントをやめてみましたが、お通じが滞ることはありません。今は、粉末大麦と野菜中心の食事、そして大麦かもち麦を入れたご飯の3本柱で、便秘対策をしています。

 便秘が解消したら、吹き出物も消えました。薬より粉末大麦のほうが効いたようです。
 粉末大麦を入れたカフェオレを飲んだあと、朝食に、麦入りご飯かトースト、酢納豆、サラダなど、野菜のおかずに果物なども食べるので、かなり満腹になります。

 それでも、朝しっかりお通じがつき、腸が空っぽになるせいか、お昼ご飯をおいしく食べられます。
 お昼には、揚げ物や、野菜をたっぷり使った中華系のおかずなど、こってりした物をよく食べます。夜は、野菜のおかずを中心に、肉や魚をシンプルに調理しています。

「腸に食べ物がたまらないと、こんなに気持ちがいいんだ!」と日々実感しています。以前は「今日も出なかった」「少ししか出なかった」などと、毎日お通じのことが気になっていました。今は毎日出るのが普通なので、ほんとうに気が楽です。

 腸の調子は精神面にも影響を与えると聞いていましたが、確かに、以前よりも毎日気分が明るく、考え方も前向きになっています。

便の質や腸の働きがよくなり便秘が改善(みうらクリニック院長 三浦直樹)

 大麦に含まれる水溶性食物繊維、βグルカンは、腸内に棲む善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。その結果、便の質や腸の働きがよくなり、便秘も改善してくるのです。

 粉末になった大麦は、飲み物や食べ物に手軽に混ぜることができるので、継続しやすいと思います。結果的に、得られる効果も大きくなるでしょう。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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