【手術を回避】脊柱管狭窄症の痛みやしびれに "かかと落とし" で症状が改善

【手術を回避】脊柱管狭窄症の痛みやしびれに "かかと落とし" で症状が改善

腰の痛みを感じるようになり整形外科を受診してMRIなどの検査を受けたところ、「脊柱管狭窄症」と診断されました。病院からもらっていた薬をうっかり切らしてしまった時、激痛が戻ってきました。「薬は対症療法にすぎず、根本的な治療にはなっていない」と気づかされたのでのです。【体験談】辻英夫(大阪府・71歳会社員)


電柱から次の電柱まで歩くのもままならない

 私はテニスやスキー、ジョギングなどのスポーツが好きで、長年続けてきました。

 3年ほど前のある日のことです。当時は、週に2~3回ジョギングするのを習慣にしていました。1回に、30分から1時間ほどは走ります。

 いつものように走ったあとに、足の痛みを感じました。私はこれを、てっきり筋力不足のせいだと思い込んでしまいました。そこで、「もっと走らなければ」と自分にむち打ち、ますますスポーツに励んだのです。

 それにもかかわらず、全力でプレーできない状況が増えてきました。しばらくして、どうも腰の調子がおかしいと気づいたのですが、ときすでに遅し。痛みは悪化するばかりです。

 そこで整形外科を受診し、MRI(磁気共鳴画像診断)などの検査を受けたところ、結果は「脊柱管狭窄症」でした。
 この症状の特徴の一つに、「間欠跛行」があります。しばらく歩くと、痛みやしびれで歩けなくなるのですが、少し休めば、また短い距離を歩けるようになるというものです。

 私の場合も、まさにそれが当てはまりました。道を歩いていても、電柱から次の電柱まで、やっとたどり着けるかどうかといった始末でした。

 腰だけでなく、尻や足にも痛みが走り、つらくてしかたがありません。特に、右のふくらはぎの外側は痛みがひどく、しびれもありました。まともに歩けないので、外出時には、つえが手放せなくなりました。

 最初の整形外科は、ろくに薬も出してくれませんでした。次のところも同様です。3軒めでようやく、痛み止めを処方してもらえました。それを飲むと、多少痛みが和らいだので、よしとしていました。

 ところが、2016年の正月のこと。病院からもらっていた薬を、うっかり切らしてしまったのです。するとまた、激痛が戻ってきました。

 このとき、あらためて「薬は対症療法にすぎず、根本的な治療にはなっていない」と気づかされたのです。飲み続けても先がないなら、飲まなくても同じではないかと、悩んだ末に、薬をやめることにしました。

 一方で、整形外科の医師からは手術を勧められていました。しかし、私はどうも気乗りがしませんでした。
 友人に医師がいるので、手術をどう思うかと意見を聞いてみたところ、彼も、積極的には勧めないとのこと。そこで、根治できるほかの方法はないかと、探し始めたのです。

ゴルフコースを回っても足腰はびくともしない

 弓削周平先生の治療院を知ったのは、そんな折、2016年の5月のことでした。新聞に入っていた折り込み広告に目が留まり、興味を引かれたのです。

 先生は、中国留学の経験があり中医学士の資格を持つとのこと。「本格的な東洋医学の治療を受けられるのでは」と期待を抱き、訪ねることにしました。

 先生には、施術で全身の調整をしてもらいました。そして、セルフケアとして自宅で行うよう勧められたのが、ストレッチと「かかと落とし」でした。

 私は、教わったその日から、かかと落としを就寝前に行うことにしました。少し高さのある台の上に乗るといいと教わったので、部屋の敷居を利用しています。段差の上でつま先立ちをしてから、かかとを床に落としトントンとくり返します。

 初日と2日めは、50回行いました。もっとできそうだと感じたので、3日めからは、1日100回に増やしました。
 こうしてかかと落としを毎日行いながら、定期的に弓削先生のもとに通っていたところ、私の症状は、みるみるよくなっていきました。痛みが引き、最もひどかった右足のふくらはぎの痛みやしびれも取れました。

 症状が治まってからは、さらに回数をこなせるようになったので、1日に300回、かかと落としを行いました。2ヵ月ほどが経った夏ごろに、先生から「もう大丈夫」と太鼓判を押されたので、かかと落としは、そこで終了となりました。

 今では、痛みもしびれも全くなくなりました。疲れがたまったときに若干痛むかどうか、といった程度です。もちろん、間欠跛行で困ることもなく、つえも使わず、普通に歩けます。

 先日はなんと、ゴルフを楽しんできました。広いゴルフコースを1日かけて歩いても、足も腰も、痛みが出ることはなく、びくともしません。ここまで回復できたのだと、喜びをしみじみと噛みしめました。

 あのまま西洋医学に頼って薬を飲み続けたり、気の進まないまま手術を受けたりしても、ここまでよくなることはなかったでしょう。思い切って弓削先生の治療院を訪ねて、ほんとうによかったと思っています。

敷居を利用してトントン!

熱心に行ったことが早期回復につながった(木もれび鍼灸院院長 弓削周平)

辻さんは病院では脊柱管狭窄症という診断でした。足首の過回内が見られたので、初回から、かかと落としをお教えしました。スポーツをされるので可能だろうと見込んだところ、期待以上に熱心に行ってくださり、早期回復につながりました。

 かかと落としは、1日に80~100回以上行うと、症状改善に効果が表れやすいでしょう。ただ、難しい人は、少ない回数から慣らしてもかまいません。無理は禁物です。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消した!81歳現役シェフの11円スリッパ体験談

脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消した!81歳現役シェフの11円スリッパ体験談

最初は半信半疑でしたが、藤井先生に勧められたとおり、常に中敷きを入れて、靴をはくようにしました。そうして1ヵ月ほどたったころでしょうか、自分でも「あれほどつらかったのは、一体なんだったのだろう? 」と感じるくらい、その後はひざの痛みに悩まされることはなくなりました。【体験談】藤田正義(オーナーシェフ・81歳)


手術以外の治療法【トリガーポイント療法とは】脊柱管狭窄症 体中の慢性痛  長引く痛みを“筋肉”から治す

手術以外の治療法【トリガーポイント療法とは】脊柱管狭窄症 体中の慢性痛 長引く痛みを“筋肉”から治す

腰痛やひざ痛など、慢性痛に悩む人たちの間でトリガーポイントが注目を集めています。痛みを訴えても「気持ちのせい」と言われ、本当に自分の心がおかしいのだと思い込もうとしていた患者さんもいました。しかし、原因は「気持ち」ではなく、長い間見逃された「筋肉の痛み」だったのです。【解説】斉藤究(さいとう整形外科リウマチ科院長)


【全身の痛み・しびれ】慢性痛の原因「トリガーポイント」の探し方と押し方

【全身の痛み・しびれ】慢性痛の原因「トリガーポイント」の探し方と押し方

お尻の周辺にトリガーポイントがある場合は、腰痛、ギックリ腰、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、座骨神経痛などと診断されるような痛みやしびれが起こることが多いでしょう。肩甲骨の周辺の筋肉にトリガーポイントがある場合は、首の痛み、肩こり、頭痛、手のしびれが現れます。【解説】斉藤究(さいとう整形外科リウマチ科院長)


【骨粗鬆症を予防】骨ホルモンを分泌する「かかと落とし」は血糖値を下げるだけでなく骨も強化できる!

【骨粗鬆症を予防】骨ホルモンを分泌する「かかと落とし」は血糖値を下げるだけでなく骨も強化できる!

運動不足の悪影響は、骨だけに止まりません。当然、筋力は低下し筋肉も硬化し、痛みやコリが生まれる原因になります。筋肉の状態が悪くなれば内臓の動きが悪化し、内臓機能の低下につながります。悪循環を断ち切るのに、お勧めの運動が「かかと落とし」です。【解説】斎藤究(医師・さいとう整形外科リウマチ科理事長)


【椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症】腰痛原因は脳の「圧迫ストレス」?脳脊髄液を流して改善できる呼吸法

【椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症】腰痛原因は脳の「圧迫ストレス」?脳脊髄液を流して改善できる呼吸法

私は、50年以上にわたる治療家人生で、幾種もの治療法を学び、研究してきました。そしてわかったのは、脳脊髄液の循環をよくすることで、腰痛などのつらい症状や、多くの病気が改善するということです。【解説】宮野博隆(ミヤノ・ヒーリング・ラボ院長・鍼灸師)


最新の投稿


脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消した!81歳現役シェフの11円スリッパ体験談

脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消した!81歳現役シェフの11円スリッパ体験談

最初は半信半疑でしたが、藤井先生に勧められたとおり、常に中敷きを入れて、靴をはくようにしました。そうして1ヵ月ほどたったころでしょうか、自分でも「あれほどつらかったのは、一体なんだったのだろう? 」と感じるくらい、その後はひざの痛みに悩まされることはなくなりました。【体験談】藤田正義(オーナーシェフ・81歳)


食欲がない原因は「位置」!胃を上げる体操で飲みこみやすさがアップする理由

食欲がない原因は「位置」!胃を上げる体操で飲みこみやすさがアップする理由

子どものころ、立てひざでご飯を食べて叱られた。そんな思い出はありませんか。「立てひざで食事」は、一般常識ではマナー違反とされています。しかし実は、誤嚥の予防にとてもいい姿勢なのです。お勧めなのが、食事の前に胃の位置を上げておくこと。それを簡単に行える体操が「右足首の内回し」です。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)


【野球肘】肩が痛い ひじが痛い 症状を改善・予防するストレッチの方法

【野球肘】肩が痛い ひじが痛い 症状を改善・予防するストレッチの方法

体の柔軟性を保つには、ストレッチを行うことが重要です。練習や試合のあった日はもちろん、休養日にも必ずストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。前項のチェックで硬さがあった場合はもちろん、硬さがなくてもストレッチは必ず行ってください。【解説】山本智章(新潟リハビリテーション病院院長)


注目のシンバイオティクス!発酵あんこは腸内環境を改善する効果がある

注目のシンバイオティクス!発酵あんこは腸内環境を改善する効果がある

発酵あんこの魅力は、それが「シンバオイティクス」であることです。シンバイオティクスとは、腸の善玉菌を増やすなど、人体によい影響を与える有用菌と、そうした菌のエサになる、食物繊維やオリゴ糖などをいっしょに取ることです。【解説】関由佳(内科医・味噌ソムリエ・メディカルフード研究家)


【腰痛の原因】食べすぎやストレスによる肝臓疲労 対策は「足首回し」

【腰痛の原因】食べすぎやストレスによる肝臓疲労 対策は「足首回し」

腰痛や肩こりは、体のゆがみによって起こります。その原因を探ると、なんと約8割の人は、肝臓に疲労がたまっていることが、私の長い施術経験からわかりました。肝臓の疲労のしかたによって、体は右肩上がりになったり、左肩上がりになったりします。それが、痛みの原因になるのです。【解説】田川直樹(快風身体均整院院長)