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 かかと体重ウォーキングで、痛くて歩けない【股関節の変形】が改善

かかと体重ウォーキングで、痛くて歩けない【股関節の変形】が改善

足が痛み、整形外科を受診したところ、先天性の「臼蓋形成不全」による変形性股関節症と診断されました。臼蓋形成不全とは、大腿骨の骨頭が、骨盤側のくぼみに、うまくはまっていない状態だそうです。そんな時、教えていただいたのが、かかとに体重をかけることを重視した歩き方でした。【体験談】塩原まゆみ(仮名・東京都・46歳会社員)


歩くことすらできない痛みに途方に暮れた

 もう10年以上も前になりますが、腰痛で整形外科を受診したことがありました。

 その際、医師から「生まれつき、股関節が悪いようなので、注意したほうがいい」とアドバイスを受けました。しかし、腰の痛みが引くにつれ、股関節のことは忘れて、そのまま放置してしまったのです。

 ふだんから、立ち仕事が多いせいか、私は常に腰が反りぎみでした。一見すると、ピンとして姿勢がいいようですが、実はこうした姿勢は、腰に負担をかけているのだそうです。そうと知って、これが腰痛の原因かと思っていました。

 しかし、その数年後のある日のこと。歩き出そうとしたら、腰の辺りに突然、グキッという違和感を覚えました。「あっ」と思ったとたん、足に痛みが走り、まともに歩けなくなってしまったのです。特に痛むのは、右足でした。

 整形外科を受診したところ、先天性の「臼蓋形成不全」による変形性股関節症と診断されました。臼蓋形成不全とは、大腿骨(太ももの骨)の骨頭が、骨盤側のくぼみに、うまくはまっていない状態だそうです。

 足の痛みは、そうした不具合による股関節の変形が原因とのこと。痛みがより強くなったら手術するほかはありません。そうならないために、股関節をいたわりつつ工夫して生活するように、と医師から説明を受け、途方に暮れてしまいました。

 痛みがひどいときには歩くことすらできないのに、いったいどうすればいいのやら。家事をするのも一苦労です。通勤もままならず、夫に頼んで車で送ってもらったこともありました。

 症状が多少よくなってきても、短い距離しか歩けません。こうした状況は、ほんとうに悲しく残念なことでした。
 というのも、私は、ゴルフが趣味なのです。多いときには、月に4ラウンドも回るほどのゴルフ好きでした。

 しかし、股関節を痛めてからは、ラウンドの途中で、続けられないほど痛みが出ることが度々ありました。ボールを拾うためにしゃがむ姿勢すら苦痛になり、しだいに、ゴルフ場から足が遠のきました。

 これまで普通と思っていた暮らしが、股関節の痛みのために損なわれ、QOL(生活の質)が下がっていくのは、つらいものでした。

勧められた手術をせずにいい状態をキープ!

 そんな折に、夫の友人が紹介してくれたのが、岡本啓司先生です。早速訪ねたところ、先生は私を一目見て、ひどい内股であることを指摘しました。実は私自身も、前々から気になっていました。

 内股をはじめ、悪い立ち方や歩き方から矯正しなければ、股関節の状態は悪化するばかりだそうです。そこで、教えていただいたのが、かかとに体重をかけることを重視した歩き方、「プライマリーウォーキング」でした。

 プライマリーウォーキングを実践するに当たっては、ポイントがいくつかありますが、なかでも、かかとに体重をかけるというのは、基本です。

 そこで、ウォーキングを始める前に、意識づけのため、「かかと体重」の練習をします(やり方はリンク参照)。
 私は、指導を受けて以降、いつでもかかとに体重をかけて歩くよう心がけ、習慣づけました。すると、徐々に成果が現れてきました。歩けないほどの激痛が出なくなってきたのです。

 痛みが完全に消えたわけではありませんが、だいぶ緩和されて、楽になりました。家事をするのにも困りません。QOLは、ぐんと向上しました。

 上手に歩けるようになると、反り腰の姿勢も、改善されました。以前は、股関節に加えて、腰まで痛くなることがありましたが、最近は腰痛が出なくなったと感じます。

 さらに、内股も矯正されました。岡本先生のおっしゃるとおり、これも股関節痛の一因だったにちがいありません。というのも、症状がよくなった今、あえて内股歩きを試すと、たちまち股関節が痛み出すからです。

 なによりうれしいのは、またゴルフを楽しめるようになったことです。長時間のラウンドでも、しゃがんでボールを拾っても、もう大丈夫。それだけで、大感激です。

 直近で整形外科を受診したのは、もう1年ほど前になりますが、そのときもやはり、臼蓋形成不全と診断されました。これはもう、そうした骨格なので、しかたがありません。ただ、岡本先生に出会っていなければ、今ごろはとっくに股関節の手術を受けていたことでしょう。

 これからの私の課題は、いい状態をより長く保ち、股関節の手術を、できるだけ遅らせること。願わくば、一生手術しないで済ませたいものです。かかと体重で歩くことは、そのために大きな力を貸してくれることと思います。

しゃがんでも、もう大丈夫!

かかと体重で体の負担が減ると痛みが消える(プライマリーウォーキング指導者協会会長 岡本啓司)

 内股の人は、足の位置が骨格のつき方に対して不自然になるので、体にゆがみが生じます。常につま先を60度に開くよう心がけましょう。

 その状態で、かかとに体重をかけて歩くようにすると、体にかかる負担が減ります。先天性の骨格を矯正することは難しいですが、真の目的は、今ある痛みをなくすこと。かかと体重はそれを可能にします。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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