【腎臓病の食事】クレアチニン値の改善に 腎臓に良い食べ物 悪い食べ物はコレだ
腎臓病治療で勧められる食事といえば、「低塩分・低カリウム・低たんぱく」が主流です。しかし、そうした制限のない食事療法を40年以上前から提唱し、腎臓病の予防・改善に実績を上げている森下敬一先生の食事療法をご紹介します。
【解説】森下敬一(お茶の水クリニック院長)
腎臓病の予防・改善に実績を上げている森下敬一先生の食事療法
腎機能をアップする食事とは
森下自然医学では、「食物が腸で血液をつくる→血液が細胞をつくる→だから、血液をきれいにする食物を摂取する必要がある」という考えに基づき、食事療法に重点を置いています。
血液の汚れは万病の元で、それは腎臓病も同じです。
一般的に腎臓の負担になるとされる、「塩」「カリウム」「たんぱく質」については、
・塩は、人体の機能を維持するのに必須。自然塩を適量とる。
・カリウムは、利尿作用を促し、体内の老廃物排出に役立つので、多めにとる。
・たんぱく質は、消化しやすく腸を汚さない、ダイズ製品や小魚などからとる。
といった方針を推奨しています。
【○】腎臓にやさしいOK食品
●アズキ
●玄米
●ハトムギ、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀
●黒パン(玄米パン、ライ麦パンなど精白していないパン)
●そば
●根菜類(ダイコン、ニンジン、レンコン、ゴボウ、ヤマイモ、カブ、ジャガイモ、ショウガなど)
●ネギ類(ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラなど)
●その他の野菜類(シュンギク、コマツナ、シソ、オクラ、パセリ、ミツバ、キャベツ、カリフラワー、クレソン、モヤシなど)
●豆類(豆腐、納豆、高野豆腐、おから、黒豆など)
●海藻類(ヒジキ、コンブ、ワカメなど)
●キノコ類(シイタケ、マイタケ、シメジ、ナメコ、エリンギなど)
●小魚類(シラス、ジャコ、煮干しなど、まるごと食べられる物)
●発酵食品(添加物を使わない、みそ、しょうゆ、みりんなど)
●梅干し、すりゴマ、トウガラシ、シソの実
●果物(スイカ、リンゴなど)
●木の実・種(アーモンド、ピーナッツ、ギンナン、カボチャの種など)
●自然塩
●黒砂糖
●ハチミツ
腎臓に負担をかけるNG食品
●肉類
●大型の魚類
●牛乳・乳製品
●卵
●精白した穀類(白米、白パン、うどんなど)
●添加物の多い加工食品(スナック菓子、インスタント 食品など)
●酸化した油脂類を含む食品(揚げ物、炒め物など)
●精製塩、砂糖
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腎臓病治療で勧められる食事といえば、「低塩分・低カリウム・低たんぱく」が主流です。
しかし、そうした制限のない食事療法を40年以上前から提唱し、腎臓病をはじめ、あらゆる病気の予防・改善に実績を上げているのが、お茶の水クリニック院長の森下敬一先生です。
ここでは、「森下自然医学」にのっとり、食材の選び方やお勧めのメニューをご紹介します。
まずは1ヵ月実践し、体調の変化を実感してください。
※森下敬一先生の記事は別記事に紹介しています。