赤ちゃんのアトピーの症状が改善した!「爪もみ」で毒出しセルフケア

赤ちゃんのアトピーの症状が改善した!「爪もみ」で毒出しセルフケア

指先には、神経とともに毛細血管が集中しています。爪もみをすると、この毛細血管が刺激されて、指先、そして全身の血流がよくなります。それによって、頭のほうにのぼっていた熱気や血液が下がり、頭寒足熱という理想的な状態になるのです。【解説】鳴海理恵(気血免疫療法会・VE&BI治療院院長)


むくみが取れ一重まぶたが二重になった

自律神経をバランスよく保つことは、健康の要です。
このバランスがくずれると、免疫が低下して、あらゆる病気を引き起こす原因になります。

私が最近感じるのは、副交感神経が優位になりすぎて、病気になる人がふえていることです。
その代表が、アトピー性皮膚炎です。

副交感神経が優位になりすぎると、白血球の中のリンパ球がふえて、免疫が過剰になります。
そのため、アトピーや花粉症などのアレルギーになりやすいのです。

アトピーは、赤ちゃんや子供に多い病気です。
それは、小さい子供ほど、リンパ球の働きが活発だからです。

大人のアトピーは、ステロイドなどの薬でこじらせると治りにくくなりますが、赤ちゃんのうちなら、自律神経を整えるだけで比較的早く治癒します。

私が最近治療した、O君の例を紹介しましょう。
O君は、生後4ヵ月でアトピーと診断され、すぐに強いステロイド軟膏とアレルギー薬を処方されました。

当院に来たのは生後5ヵ月のころ。
すでに症状はかなり悪化しており、乾燥とひび割れで顔は真っ赤に腫れ、頭は膿だらけ。

生まれたときから手足が冷たく、便秘だったそうですから、体質の問題もあったと思います。
薬はやめて、爪もみをはじめとする治療を行うと、1回めの治療で頭の膿はかさぶたに変わり、数日後、キレイに取れました。

症状が改善に向かうなか、予防接種のために行った病院で再び薬物治療をされ、症状は悪化。
再来院時には、全身が真っ赤にただれ、O君は痛みとかゆさで泣き叫んでいました。

O君のお母さんは、今度こそ薬を止める決心をし、私の治療を続けました。
すると、よくなったり悪くなったりをくり返しながら、3ヵ月ほどでアトピーの症状はすっかり消えました。

その過程で便秘症が治り、手足の冷えも取れていったのです。
アトピーが治ったO君は、もうすぐ2歳になりますが、顔も以前とは別人のよう。

一重まぶただったのは顔がむくんでいたためで、今はパッチリした二重になっています。
「子供らしい笑顔が戻ったのがいちばんうれしい。毎日よく食べ、元気に遊んでいます」と、その後お母さんから報告がありました。

副交感神経が優位な状態では、血管が緩んで広がり、体内の毒をより多く外に排出しようと働きます。
アトピーは、その過剰な排毒作用によって起きる症状です。

がんばって毒を出そうとするのですが、もう一息出し切れないために、皮膚に残ってしまうのです。

不健康な「頭熱足寒」を「頭寒足熱」に導く

私たちのまわりには、化学物質や食品添加物など、毒になるものがあふれています。
毒は、副交感神経が優位すぎても、交感神経が優位すぎても体内にたまります。

この、過剰に働く副交感神経や交感神経を正常域に近づけて、自律神経のバランスを整えるのが、爪もみです。
爪もみは、指の爪のつけ根を刺激する療法です。

爪の生え際には、神経線維が密集しています。
ここを痛気持ちよい強さで押すと、刺激がダイレクトに自律神経に伝わり、バランスを整えることができるのです。

アトピーの場合は、副交感神経が優位すぎるので、爪もみで交感神経を刺激して、自律神経のバランスを整えます。
それによって、たまっていた毒を出し切ることができるのです。

自律神経のバランスが悪いと、熱気や血液は、頭のほうに上がってたまり、手足は冷たくなります。
昔から「頭寒足熱」が健康の条件とされていますが、その真逆の「頭熱足寒」になってしまうのです。

実は、病気になるおよそ9割のかたは、頭熱足寒の状態になっています。
先に紹介したO君も、手足は冷たいのに、顔は熱くて真っ赤でした。

まさに、頭熱足寒の典型的な症例です。
指先には、神経とともに毛細血管が集中しています。

爪もみをすると、この毛細血管が刺激されて、指先、そして全身の血流がよくなります。
それによって、頭のほうにのぼっていた熱気や血液が下がり、頭寒足熱という理想的な状態になるのです。

爪もみをすると指先がポカポカするのは、全身の血流がよくなったためです。
また、指先は、毒の出口でもあります。

爪もみをすると、アトピーの症状は上のほうから改善していきますが、これは体内にたまった毒が血流に乗って、指先から抜けていくためです。

こうして自律神経が整い、頭寒足熱の状態になると、自然にアトピーは改善していくのです。
ご家族のかたが、赤ちゃんや幼児に爪もみをするときは、強い刺激は避けてください。

親指と人差し指の腹で爪のつけ根を持ち、優しくもむように刺激します。
1ヵ所につき、10秒くらいでいいでしょう。

当然、爪もみは、成人のかたでも毒出し効果があります。
毎日の習慣として取り入れてみてください。

鳴海理恵
気血免疫療法会・VE&BI治療院院長。福田稔の長女であり、鍼灸あん摩マッサージ指圧師、食事療法研究家。「免疫力こそ人間が持つ本当の薬」をモットーに、体の自然治癒力を引き出す治療で効果を上げている。5月に河出書房新社から爪もみの健康本を発売予定。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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