"世界一受けたい授業"【酢キャベツダイエット】作り方 やり方 デブ菌 痩せ菌を解説

"世界一受けたい授業"【酢キャベツダイエット】作り方 やり方 デブ菌 痩せ菌を解説

キャベツは、不溶性に加えて、水溶性食物繊維も多く含む食品です。水溶性食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにすることで、食後、血糖値が急上昇するのを防ぎ、糖尿病の予防・改善に役立ちます。【解説】藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)


持病の痛風や脂肪肝が大改善!

現在、糖尿病患者は、その予備軍も含めると、全国に2210万人もいると推定されています。
なんと、日本人の6人に1人が糖尿病という、驚くべき数です。

かくいう私も、医者としては恥ずかしながら、過去に2度、重度の糖尿病を患った経験があります。
1度めは2000年ごろでした。

インドネシアで、毎年恒例の医療調査をしていたとき、体調不良を感じ、血糖値を測ると500mg/dLを超えていました(基準値は空腹時血糖値で110mg/dL未満)。

帰国後にインスリン治療をして、いったんは数値が落ち着きましたが、2010年に再び、悪化。血糖値が450mg/dLまで上がってしまいました。

このころの私は、日本糖尿病学会が推奨する「カロリー制限による食事制限」を行っていました。
食事のたびにイライラしながらも、白米や麺類などの糖質を、摂取カロリーの6割におさえていたのです。

しかし、いっこうに数値が改善しないので、自ら研究を始めました。
そして、たどりついたのが、糖質を制限する食事法でした。

その際、自分なりに考えた工夫が、食前にキャベツを食べることだったのです。
毎食、料理を食べる前にまず、小さなお皿1杯分のキャベツ(約100g)を食べます。

生のまま食べることもありましたし、そこに酢をプラスして食べることもありました。
せん切りにした生のキャベツに酢をかけたり、キャベツを一晩酢漬けにしたりして、それを食べるようにしたのです。

体重は、キャベツを食べ始める前、88kgありましたが(身長177cm)、酢キャベツダイエットを始めたところ、15kgもへって、73kgになりました。

血糖値もみるみる正常範囲内に落ち着いてきました。
酢キャベツを食べ始めて、わずか2週間ほどで、血糖値は90mg/dLまで低下。

基準値内に落ち着くようになったのです。
ヘモグロビンA1c(過去1~2ヵ月の血糖状態がわかる指標。

基準値は4・3~5・8%)も、11%近くあったものが、4ヵ月ほどで、6%台まで改善。
さらに、中性脂肪値も、300mg/dLありましたが、(基準値は30~150mg/dL未満)が、2ヵ月で半減。

痛風や脂肪肝といった持病も改善し、健康状態は非常によくなったのです。

生活習慣病を防ぎ治す優れた健康食

酢キャベツを食べることによって、ここまでお話ししたような成果が得られた理由について、詳しくお話ししましょう。
一つには、キャベツという野菜そのものの効果です。

食前にキャベツを食べると、満腹中枢が刺激されて、満腹感が得られます。
これによって食べすぎを防ぐことができます。

キャベツの食物繊維の働きも見逃せません。
100gのキャベツには、約2gの食物繊維が含まれていますから、1日3食キャベツを食べれば、6gの食物繊維をとることができます。

日本人の食物繊維の摂取量の目標値は、1日当たり19g。
実際には、平均摂取量は14gほどにとどまるといわれています。

しかし、ここにキャベツの1日6gが加われば、食物繊維の目標摂取量を超えるわけです。
食物繊維は、腸内環境を整え、善玉菌を増やします。

実際に、「太っている人とやせている人とでは、腸内細菌の構成が異なる」という研究が発表されています。
善玉菌が優勢になると、太っている人も、自然にやせやすい体質になっていくのです。

食物繊維には、水に溶けやすい水溶性と、水に溶けない不溶性があります。
キャベツは、不溶性に加えて、水溶性食物繊維も多く含む食品です。水溶性食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにすることで、食後、血糖値が急上昇するのを防ぎ、糖尿病の予防・改善に役立ちます。

また、水溶性食物繊維は、腸で胆汁酸やコレステロールを吸着し体外に出ていきます。
この結果、私自身も、血糖値が大きく下がり、コレステロール値も改善しました。

こうしたことが、酢キャベツで体重を落とした効果でもたらされたのは、いうまでもありません。
加えて、酢の効果があります。

一つには、酢の主成分である酢酸(クエン酸)によるダイエット効果です。
私たちの体の中には、食事によって摂取した糖質や、疲労の原因物質である乳酸を分解し、エネルギーに変換するシステムがあります。

これが「クエン酸サイクル」です。
酢によって、クエン酸をじゅうぶんに摂取すると、このクエン酸サイクルがよく働き、ダイエット効果をもたらしてくれるのです。

また、酢の中でも、特に黒酢やもろみ酢などは、アルギニンなどのアミノ酸を豊富に含んでいます。
これらのアミノ酸の働きによっても、脂肪燃焼が促されます。

さらに、食事の際に酢を摂取すると、食後の急激な血糖値上昇を、抑制できることがわかっています。
さまざまな点から、酢キャベツは、ダイエットにも、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の予防・改善にも役立つ、優れた健康食といえるのです。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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