【手をもむ】ことの効果 病院や薬に頼らず 病気や症状が改善した人も

【手をもむ】ことの効果 病院や薬に頼らず 病気や症状が改善した人も

手には、体のすべての臓器に対応した反応ポイントが、細かく分布しています。そこを刺激することで、対応する臓器の細胞活動が活性化し、病気や不調が緩和します。私はこのことを、数多くの事例で確認しましたが、つい最近もそれを実証するような出来事がありました。【解説】大村恵昭(コロンビア大学医学博士)


大村恵昭
医師。コロンビア大学医学博士。ニューヨーク医科大学非常勤教授。ニューヨークを拠点とし、病気の早期診断や安全な治療法普及のため、世界中で活動している。最近の研究で、太陽光を浴びると手への刺激で得られる効果が上がると判明。また、適量のビタミンD3摂取により、安全で優れた抗がん作用が得られることもつきとめた。1日3回の食事と合わせて適量のD3の摂取を推奨している。

電話越しに教えた手のもみ方で患者を助ける!

 手を押したり、もんだり、つまんだりして手に刺激を与えることで、実に多くの病気を撃退できます。
 私はこのことを、数多くの事例で確認しましたが、つい最近もそれを実証するような出来事がありました。

 数ヵ月前、ブラジル・サンパウロで開かれた国際未病学会に特別講師として招かれたときのことです。その初日、学会長との夕食時に、彼女の携帯電話が鳴り出しました。
 電話は彼女の患者さんからで、心臓発作を起こしたとのこと。「救急車を呼ぶようです。私も病院に行きます」と、彼女は慌てて席を立とうとします。

 心臓発作は、一刻を争います。そこで私は「もう1度、その患者さんに電話をして、私の言うとおりに対処してください」と話し、電話越しに次のように指示しました。
まず、患者さんの心臓の代表領域(※)を50回、指でつまむようにしてもんでもらいました。ちなみに心臓の主な代表領域は、左手の手のひら側、中指第3セグメント(第2関節と中指の根元の間)にあります。

※代表領域は手のひらと甲にある。関節、内臓など全身に対応している


 通常なら、これだけでもよいのですが、一刻を争う状況です。さらに、左手の甲にある胸腺の代表領域の皮膚も、指で30~50回つまんでもむように伝えました(写真参照)。

 胸腺とは、左右のろっ骨の中央にある胸骨柄の裏、心臓の上前部にある、免疫をつかさどる重要な臓器のことです。

 すると間もなく、学会長が携帯を耳に当てたまま「ファンタスチコ(すごい)!」と驚嘆しました。患者さんの頻脈(心拍数が増加している状態)と胸の痛みや苦しさが急に解消し、らくになったというのです。

 心臓だけではありません。手には、体のすべての臓器に対応した反応ポイントが、細かく分布しています。
 そこを刺激することで、対応する臓器の細胞活動が活性化し、病気や不調が緩和します。

 私は、自ら手にあるツボの効果を調べて各反応ポイントを完成させました。それは、毎日の治療に使うほど信頼を置いています。
また、私の研究により、手をもんだり、つまんだりして刺激すると、次のような効果を得られると判明しました。

●正常細胞「テロメア」が増えるので、がんになりにくくなることが期待できる。

●長寿遺伝子「サーチュイン1」が増え、がんを作りやすくするp53遺伝子を抑制。老化も防げる。

●臓器の血液やリンパ液の流れを急速によくし、動脈硬化を防ぐ。
 筋力維持に大事といわれる若返りホルモン「DHEA」が増える。

●神経伝達物質「アセチルコリン」が増えるので、認知症改善を期待できる。

 いずれも細胞の活性を支え、多彩な健康効果が得られます。

今年84歳になる今も、日々の医療・研究活動に加え、講演のために世界中を飛び回っていられるのも、このおかげです。

 みなさんもぜひ、手を押したり、もんだり、つまんだりして刺激してください。
 病気や不調が改善し、きっと今よりも健康になれるはずです

病気が改善!大村式手もみ

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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