【週一断食の効果とやり方】1日だけで健康デトックス 成功のコツと注意点

【週一断食の効果とやり方】1日だけで健康デトックス 成功のコツと注意点

現代人は、食べ過ぎや食生活の乱れによって、さまざまな問題を抱えています。自宅で気軽に安全にできる断食として、私がお勧めするのが「週1断食」です。週1断食とは、週に1回、1日1食にする「24時間断食」です。これなら、1日2食抜くだけなので、さほど抵抗はないでしょう。【解説】三浦直樹(みうらクリニック院長)


4週続ければ3日間断食と効果は同じ

現代人は、食べすぎや食生活の乱れによって、さまざまな問題を抱えています。
それに対し、断食が効果的であることは、別記事で述べました。

しかし、「断食なんて、つらそう」「仕事や家事があるから、とても実践できない」と思う人も多いのではないでしょうか。
確かに、長期にわたって行う本格的な断食は、気軽にできるものではありません。

断食前に準備期間を設けて徐々に少食にし、断食後の数日間も、注意しながら通常の食生活にゆっくり戻していく必要があります。
基本的には、専門家の指導のもとで行うものです。

そこで、自宅で気軽に安全にできる断食として、私がお勧めするのが、「週1断食」です。
週1断食とは、週に1回、1日1食にする「24時間断食」です。

これなら、1日2食抜くだけなので、さほど抵抗はないでしょう。
断食前後の食事も、控えめにするのが理想ですが、本格的な断食ほど厳密にする必要はありません。

それでいて、週1断食を4週続けて行えば、3日間の本格的な断食とほぼ同様の効果が得られるといわれています。
4週続けなくても、24時間断食を1回やるだけで、内臓を休ませることができるので、効果は大いに期待できます。

逆に、無理なくできる人は、4週以上続けてもかまいません。
体調に合わせて行ってください。

それでは、週1断食のやり方を説明しましょう。

●準備食
準備食といっても、特別な物を用意する必要はありません。
動物性の食品や、脂っこい料理を控える程度でけっこうです。

例えば、ご飯とみそ汁、野菜のおひたしや煮物といった、和食中心のメニューがいいでしょう。
腹八分目にして、アルコールは飲まないでください。


●断食
準備食をとったあと、24時間、何も食べずに過ごします。
例えば、前日の夜7時に夕食をとったら、翌日は朝食と昼食を抜いて、夜7時まで何も食べません。

朝食をとって昼食と夕食を抜いても、昼食をとって夕食と翌日の朝食を抜いてもかまいません。
自分がやりやすい方法で行うのが一番です。

朝食と昼食を抜く場合は、前日の夕食を、就寝2時間前までにとり終えてください。
断食中、口にするのは、ゼロカロリーでカフェインを含まない水分だけです。

水、または三年番茶、柿の葉茶がお勧めです。
水分をとりすぎると体が冷えるので、注意してください。

ふだんよりトイレの回数が増えたら、水分のとりすぎです。
水やお茶をよくかんで飲むと、水分のとりすぎや、空腹感をおさえるのに役立ちます。


●回復食
断食後の食事も、準備食と同じようなメニューを心がけましょう。
胃腸に負担がかかるので、ドカ食いはしないように、くれぐれも気をつけてください。

断食明けは胃腸の吸収力が高くなっています。
お酒は飲まず、添加物の多い食品は避けて、良質な物を食べましょう。

「口すぼめ呼吸法」で空腹を紛らわす!

次に、週1断食のコツと注意点です。
断食は体調のいいときを選んで行い、激しい運動やストレスになることは、極力避けてください。

入浴も短めにします。
もしも断食中につらくなったり、軽い頭痛や吐き気が起こったりしたときは、自然塩を少しなめるといいでしょう。

また、断食中はデトックス反応として、眠くなったり、体臭や口臭がきつくなったり、イライラしたりすることがあります。
心得ておきましょう。

断食中は、自分の好きなことをして過ごしてください。
見たい映画、聴きたい音楽、読みたい本などを用意しておきましょう。

おなかがすいて眠れないときや、イライラしたときの気分転換にも役立ちます。
ゆっくりとしたウォーキングやヨガなど、軽めの運動も、気分転換にお勧めです。

最後に、空腹が紛れる「口すぼめ呼吸法」をご紹介します。
まず、口から息を吐き切ります。

次に、そうめんをすするイメージで、口をすぼめてゆっくり息を吸い、口をすぼめたままゆっくり息を吐きます。
この口をすぼめた呼吸を5〜6回くり返してください。

不思議と、空腹感が薄らいでいきます。
なお、週1断食は基本的には自宅で安全に行えますが、なかには注意が必要な人もいます。

術後1年以内の人、病気で体重が落ちている人、消化器系の大きな病気を抱えている人は、断食は行わないでください。
糖尿病の人、妊娠中の人、薬を服用中の人は、安全のため、断食をするなら専門家の指導のもとで行いましょう。

貧血を起こしやすい人、極端に体力のない人、活動量の多い人や子供は、体の反応を確かめながら慎重に行う必要があります。
体調が悪くなったら、無理をせず、中断してください。

みうら・なおき
医療法人花音会みうらクリニック院長。1968年、大阪府生まれ。1995年に兵庫医科大学を卒業後、関西医科大学小児科学教室に入局。1997年に退職し、西本クリニックなどで非常勤勤務を行うかたわら、各種自然療法を研究。2009年、みうらクリニック開院。2007年に臨済宗の僧・野口法蔵氏のもとで「坐禅断食」を学び、断食指導も行っている。『週1断食で万病が治る』(マキノ出版)が好評発売中。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


女性のための簡単筋トレダイエット【バストアップ・二の腕やせ】のコツ

女性のための簡単筋トレダイエット【バストアップ・二の腕やせ】のコツ

「手合わせ筋トレ」は、手のひらを合わせて全力で押し合うだけの、シンプルな筋トレです。動きは簡単ですが、筋肉を意識しながらゆっくり行えば、大きなトレーニング効果が得られます。最初はあまり変化を感じないでしょう。しかしそこを過ぎると、体は目に見えて変わっていきます。【解説】岡田隆(バズーカ岡田・日本体育大学准教授)


漢方薬剤師に聞く「干しぶどう」の効果効能「夜は酒・昼は酢」で使い分ける

漢方薬剤師に聞く「干しぶどう」の効果効能「夜は酒・昼は酢」で使い分ける

私は以前から、目の症状を訴えるかたがたに「干しブドウ酒」を勧めてきました。実際に、干しブドウ酒を試したかたがたからは、「目が疲れにくくなった」「目の痛みが取れた」「見えやすくなった」「かすみ目が改善した」など、さまざまな声をいただいています。【解説】井上正文(木暮医院漢方相談室薬剤師)


脚やせ運動「股関節回し」でむくみスッキリ!腸腰筋を鍛える10のメリット

脚やせ運動「股関節回し」でむくみスッキリ!腸腰筋を鍛える10のメリット

股関節は、上半身と下半身をつなぐ関節ですから、ここが硬いと体全体がゆがみます。その結果、ネコ背や腰痛、肩こり、頭痛、関節の痛みなどが生じてくるのです。股関節の可動域を広げるためには、股関節周辺の筋肉を柔軟にすることがたいせつです。【解説】谷口光利(日本ボディーケア学院学院長)


【バターコーヒーの効果 】ギーの必要量はアーユルヴェーダのタイプ別に違う!

【バターコーヒーの効果 】ギーの必要量はアーユルヴェーダのタイプ別に違う!

ギーは、食塩不使用バターを加熱して水分を飛ばし、乳たんぱくと乳糖を取り除いて作られた純粋な乳脂肪です。料理に用いるのはもちろん、傷や皮膚炎の治療として肌にぬったり、点眼、点鼻薬に用いたりするなど、昔からさまざまな用途で活用されてきました。【解説】西川眞知子(アーユルヴェーダ・ライフコンサルタント)


【ケトン体ダイエット】医師お勧めの方法は「バターコーヒー」インスタントでもOK

【ケトン体ダイエット】医師お勧めの方法は「バターコーヒー」インスタントでもOK

テレビ番組で、私が勧めるダイエット法が紹介されました。番組では「8:16時間ダイエット」という呼び名で、双子のお笑い芸人「ザ・たっち」の弟、かずやさんが挑戦しました。8: 16時間ダイエットを成功させるための力強い味方として最適なのが、バターコーヒーです。【解説】片山成二(かたやま脳外科内科クリニック院長)


最新の投稿


生ガキにあたった時に「梅肉エキス」をなめたら痛みが治まった!

生ガキにあたった時に「梅肉エキス」をなめたら痛みが治まった!

友人とフランス料理店に行き、生ガキを食べました。すると、なぜか私だけがカキにあたってしまったのです。胃がねじれるように痛く、脂汗が浮き出てきます。痛みで体がよじれたりのけぞったり。じっとしていることができないほどでした。わらにもすがる思いで、私は梅肉エキスを手に取りました。【体験談】江崎紀子(仮名・主婦・72歳)


ぐるぐるめまいと吐き気が取れる「クチナシの実」の黒焼きの作り方

ぐるぐるめまいと吐き気が取れる「クチナシの実」の黒焼きの作り方

クチナシの実は、キントンや炊き込みごはんなどに色を着ける天然の着色料として利用されるほか、生薬(漢方薬の原材料)としても昔から使われており、髙血圧や肝機能の改善、鎮痛・鎮静作用などの働きがあることが確認されています。【解説】平田眞知子(薬草コンサルタント)


【大根の健康効果】有効成分の酵素・ファイトケミカルはスムージーで取ると良い!

【大根の健康効果】有効成分の酵素・ファイトケミカルはスムージーで取ると良い!

私は、若々しく健康な体を維持するために、食事で酵素をたっぷり取ることを提唱しています。そのために役立つ食材はいろいろありますが、癖のない風味が、多くの人に好まれている大根も、実は、酵素の補給源として、とても優秀な野菜です。【解説】鶴見隆史(医療法人社団森愛会鶴見クリニック理事長)


脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消 81歳現役シェフの「11円スリッパ」体験談

脊柱管狭窄症の足のしびれと痛みが解消 81歳現役シェフの「11円スリッパ」体験談

最初は半信半疑でしたが、藤井先生に勧められたとおり、常に中敷きを入れて、靴をはくようにしました。そうして1ヵ月ほどたったころでしょうか、自分でも「あれほどつらかったのは、一体なんだったのだろう? 」と感じるくらい、その後はひざの痛みに悩まされることはなくなりました。【体験談】藤田正義(オーナーシェフ・81歳)


食欲がない原因は「胃の位置」胃を上げる体操で飲みこみやすさがアップする理由

食欲がない原因は「胃の位置」胃を上げる体操で飲みこみやすさがアップする理由

子どものころ、立てひざでご飯を食べて叱られた。そんな思い出はありませんか。「立てひざで食事」は、一般常識ではマナー違反とされています。しかし実は、誤嚥の予防にとてもいい姿勢なのです。お勧めなのが、食事の前に胃の位置を上げておくこと。それを簡単に行える体操が「右足首の内回し」です。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)