【ダイエット効果】43kg減の医師推奨!野菜を先に食べる「サキベジ」は茹で野菜でもOK!

【ダイエット効果】43kg減の医師推奨!野菜を先に食べる「サキベジ」は茹で野菜でもOK!

私は先に野菜を食べる「サキベジ」という食事法を推奨しています。空腹時に糖質の多い食品をとると、血糖値が急上昇します。すると、インスリンが膵臓から分泌され糖を脂肪に合成します。インスリンの分泌量を増やさないためには「血糖値を急上昇させないこと」が重要になります。【解説】内場廉(長野市国保大岡診療所所長)


血糖値を急上昇させない優れたダイエット法!

韓国では「解毒ジュース」という名前で、ゆで野菜ジュースが流行しているそうです。
食前に飲むことで食事の量が自然に減り、同時に便通がよくなるため、健康的にダイエットできるとのこと。

確かに、食事の最初に野菜をとることは、優れたダイエット法であり、健康法でもあります。
私は近年、先に野菜(ベジタブル)を食べる「サキベジ」という食事法を推奨しています。

簡単に説明しましょう。空腹時に糖質の多い食品をとると、血糖値が急上昇します。
すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが、膵臓から急激かつ大量に分泌され、糖を脂肪に合成します。

インスリンが「肥満ホルモン」と呼ばれる所以です。「肥満ホルモン」であるインスリンの分泌量を増やさないためには、「血糖値を急上昇させないこと」が重要になります。
その方法の一つが、空腹時に糖質の少ない野菜をとるサキベジなのです。

私自身、かつて食前に野菜を食べることで、43kgの減量に成功した経験があります。
そのおかげで、糖尿病も完全にコントロールできています。

きっかけは、2005年、当時、京都市立病院糖尿病・代謝内科部長だった吉田俊秀先生の講演を拝聴し、食前に生のキャベツを食べるダイエット法を知ったことでした。
しかし、その後、自分で実践し、患者さんに勧めるうちに、「生のキャベツでなくても効果がある」とわかってきました。

そこで、「ゆでた野菜を冷蔵庫に保存し、おなかがすいたら食べてください」「外出先で野菜がとれないときは、市販の野菜ジュースでもいいですよ」といった指導をしています。
ある程度、選択の幅を持たせたほうが、飽きずに続けることができ、結果的にダイエットの成功率が高くなるのです。

とにかく、食事をする際、先にたくさんの野菜をとればいいだけ。
野菜の形状は問いません。

実際、私の診療所のある長野市の加藤久雄市長は、「サキベジ推進協議会」の会長となっていますが、酢入り野菜ジュースを飲むことで、サキベジに取り組んでいます。
診療所のスタッフや、隣接する保健センターの職員たちも、弁当箱に必ずたくさんの野菜を詰めてきます。

生のキャベツやキュウリ、ゆでたコマツナやブロッコリー、アスパラなど、なんでもOK。
野菜ジュースを持ってくる人もいます。

野菜を先に食べること。これさえ守ればいいのです。
その結果、診療所の女性スタッフは、3人合わせて20kgの減量に成功。

保健センターの職員も、続々とやせました。

かむようにゆっくり飲むことが重要!

なぜ、食事の最初に野菜をとると、やせることができるのでしょうか。
第1に、最初に野菜をとることで、時間差による効果が得られます。

私たちの脳は、食事を始めてから満腹と感じるまで、時間がかかります。
食前に野菜をとると、本格的な食事が始まるときには、ある程度満足できているため、食べ過ぎを防げるのです。

この効果を得るためには、ゆで野菜ジュースはかむように、ゆっくり飲むことが重要です。
第2に、ボリュームの効果です。
最初に野菜でおなかを満たしておくと、そのあとに食べる食事の量を自然に減らすことができます。

第3に、バリア効果が挙げられます。
野菜をとると、食物繊維が腸の粘膜にバリアを作ります。

それから食事をすると、糖の吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えられるのです。
実際、サキベジによって、ダイエットや病気改善を実現した人は、枚挙にいとまがありません。数例ご紹介しましょう。

65歳の女性Mさんは、高血圧であるご自身と、糖尿病のご主人のために、夫婦でサキベジを実践。
Mさんは生のキャベツを、歯の悪いご主人はゆでたキャベツを食前に食べました。

すると、1年間でそれぞれ10kgずつの減量に成功。
血圧と血糖値も下がりました。

26歳の女性Fさんは、ゆでたキャベツを冷蔵庫に保存していました。
それを食前に食べた結果、25kgもの減量に成功。便秘が解消して、ニキビも消えたそうです。

70歳の男性Tさんは、肥満と高血圧、高血糖でした。
食前に野菜をとるようアドバイスしたところ、ゆでたコマツナやホウレンソウ、生のキャベツなどを食べてから、食事をするようになりました。

食事の量や内容は変えなかったにもかかわらず、4ヵ月で4kgやせ、血圧と血糖値も基準値内で安定しました。
保健センターのスタッフの女性は、食事量を変えずに、野菜を先に食べるようにしただけで、5㎏やせました。

カップラーメンを食べることもあるようですが、その前に野菜ジュースを飲むとのこと。
前述しましたが、野菜はどのような形でとってもけっこうです。
野菜をゆでても、ジュースでも、効果は変わりません。大事なのは続けることです。

今回、ご紹介しているゆで野菜ジュースは、食物繊維がそのまま残っているので、先に挙げた三つの効果を得ることができます。
皆さんの食生活に、取り入れてはいかがでしょうか。

→「サキベジ」とは
→「サキベジ」レシピはコチラ

内場廉
留米大学医学部卒業後、いくつかの病院勤務を経て2000年より長野市国保大岡診療所所長。東邦大学医学部、信州大学教育学部非常勤講師。NPO法人「寝たきりを半分に減らす」の理事を務め、年間50を超える講演も実施。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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