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【歯茎の腫れ・出血・口臭】改善ツボの場所は「かかと」

【歯茎の腫れ・出血・口臭】改善ツボの場所は「かかと」

歯周病や口内炎、さらには口臭など、口の中の症状によく効くのが、かかとの後ろにある「女膝」というツボです。女膝は、私たち鍼灸師の間では、口の中の疾患の特効ツボとしてよく知られています。【解説】福辻鋭記(アスカ鍼灸治療院院長)

かかとは口と対応し口の中の症状によく効く

歯周病は、日本人の成人の7割以上がかかっているといわれています。
私の患者さんのなかにも、歯茎の腫れや出血でお悩みの人が少なくありません。

この歯周病や口内炎、さらには口臭など、口の中の症状によく効くのが、かかとの後ろにある「女膝」というツボです。
女膝は、私たち鍼灸師の間では、口の中の疾患の特効ツボとしてよく知られています。

かかとのツボがなぜ口の症状に効くのか、不思議に思うかもしれません。
実は、口とかかとは相似的な関係にあるのです。

へそを真ん中にして体を二つに折ると、頭と足が重なります。
そしてかかとは、ちょうど口の辺りになります。

このことから、頭と足の裏、口とかかとが対応する部位だとわかります。
実際に治療しても、頭と足の裏には、共通点があります。

どちらの皮膚も強い再生能力があり、ケガやヤケドをしても、すぐによくなって、跡が残りにくいのです。
女膝は、かかとの上方で、足底から3〜4cm真上にあります。

かかととその上の皮膚は肌目が違いますが、その肌目の境目にあります。
通常、私たちは女膝にお灸をして、歯茎の腫れや出血、口内炎などの症状を抑えます。

しかし、自分でこのツボを1〜2分押しもみしても、効果は十分に期待できます。

かかともみのやり方

女膝の刺激法として、私が患者さんに勧めているのが、床にかかとを打ちつける「かかとトントン」です(やり方は図参照)。

イスに腰かけ、両ひざを伸ばした状態で、片方の足を20〜30cm上げてから、床にストンとかかとを落とします。
これを左右の足で交互に行うという、とても簡単な方法です。

女膝のツボが直接床に当たることはありませんが、床に打ちつけた振動で、女膝やその周辺のツボにも刺激が届きます。
かかとトントンを行う回数の目安は左右合わせて50回です。

それを1日に2〜3度行ってください。
かかとは皮膚が厚いので、多少強く打ちつけても痛めることはありません。

ただし、集合住宅で階下に人が住んでいる場合は、音が響かないように、床にタオルやクッションを置いてやるといいでしょう。

止まらない嘔吐やゲップ逆流性食道炎にも有効!

かかとには、女膝のほかにも、体の各部と対応した反射区などがいくつかあります。
女膝のすぐ上(指幅1本分上)には、胃の症状に効くポイントがあります。

ここには胃酸を抑える作用があり、嘔吐やゲップが止まらないときや、逆流性食道炎などに有効です。
口も胃も同じ消化器系で、胃の症状は口に現れます。

例えば、胃になんらかの症状があると、口内炎を作って、胃を休ませようとするのです。
ですから、口内炎ができやすい人は、胃にも注意が必要です。

さらに、女膝のツボの左右には、生殖器に対応する反射区があります。
かかとの内側は子宮(男性は前立腺)、外側は卵巣(男性は精巣)です。

更年期になると、女性はかかとにひび割れが出やすくなります。
これは単に乾燥のためではなく、子宮や卵巣が衰えて、ホルモンバランスがくずれるからです。

若くても、かかとがひび割れている人は、生理不順や生理痛、子宮筋腫などの可能性があります。
婦人科疾患の有無は、かかとを見れば、ほぼ100%わかります。
口も胃も、子宮や卵巣といった生殖器も、粘膜系の臓器です。

かかとは粘膜系の臓器と深い関係があるので、女膝を中心とした、かかと一帯の刺激は、粘膜系の疾患の予防・改善に役立ちます。
なお、男性なら、前立腺肥大の予防・改善、性力増強なども、大いに期待できます。

ぜひ皆さんも、かかとトントンを試してみてください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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