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村上祥子さん【バナナ酢ダイエット】作り方とやり方 その効果を簡潔に紹介

村上祥子さん【バナナ酢ダイエット】作り方とやり方 その効果を簡潔に紹介

私はこれまで、果物を酢に漬け込んださまざまなフルーツ酢を提案してきました。なかでも、最もお勧めなのが、「バナナ酢」です。作り方も紹介しましょう。【解説】村上祥子(福岡女子大学客員教授・管理栄養士)

一晩で手軽に作れて優れた健康効果を発揮

 私はこれまで、果物を酢に漬け込んださまざまなフルーツ酢を提案してきました。なかでも、最もお勧めなのが、「バナナ酢」です。

 広口瓶にバナナと酢、氷砂糖か黒砂糖を入れ、電子レンジで加熱すれば、一晩で熟成が進み、翌日からバナナ酢として飲むことができます。この手軽さも人気の秘密。しかし、なんといってもバナナ酢の魅力は、その優れた健康パワーでしょう。

 バナナには、疲労回復効果を始めとして、便秘や高血圧の予防など、さまざまな健康効果があります。

 一方、酢にも疲労回復効果や、肥満解消に役立つ代謝促進作用、血流改善作用など、多くの働きがあるとわかっています。バナナ酢を摂取すれば、この両者の効能を効率的に得ることができるのです。

 その代表的なものが、ダイエット効果でしょう。酢に含まれる酢酸、クエン酸、リンゴ酸などの有機酸は、体のエネルギーを作り出す「クエン酸回路」を活性化します。酢だけでも、体内でエネルギー産生が高まりますが、そこにバナナが加わることで、バナナに含有されるブドウ糖がエネルギー源として使われます。そのため、クエン酸回路がより活性化され、エネルギー代謝や基礎代謝が高まるのです。

 加えて、エネルギー産生の過程で、体内の余分な脂肪が消費されます。これらの作用によって、高いダイエット効果が得られるのです。

 また、脂質の代謝を促進したり血流を改善したりする点から、高血圧や糖尿病、脂質異常症を抱えるかたにもお勧めできます。

 ただ、バナナ酢を作る際に砂糖を使うので、糖尿病のかたは、糖分のとりすぎが心配かもしれません。そのようなかたは、氷砂糖ではなく黒砂糖をご使用ください。黒砂糖と酢の組み合わせは、ますます血糖値を下げる効果が期待でき、実際に黒砂糖入りのバナナ酢を飲んで、血糖値の下がったかたは多くいらっしゃいます。それでも砂糖が気になるというかたは、もちろん、砂糖抜きで作っていただいてもかまいません。

 また、バナナ酢には、便通を促進する食物繊維が豊富に含まれています。かつ、酢が腸のぜん動運動を促すので、バナナと酢が協力して、お通じをスムーズにしてくれます。

 さらに、バナナ酢を飲んでいると、たんぱく質からアミノ酸への分解促進もスムーズになるため、皮膚にハリやツヤが現われ、美肌効果も期待できます。

バナナ酢の作り方

血糖値が下がり安定!大きなシミも消えた!

 バナナ酢は口当たりがいいので、つい飲みすぎてしまうことがあります。酢を大量摂取すると、胃が痛くなる恐れがあるので、1日大さじ2~3杯を限度にしたほうがいいでしょう。

 私の場合、朝起きたときに、必ず大さじ1杯のバナナ酢をそのまま飲んでいます。お好みで、水や牛乳、豆乳、ヨーグルトなどに混ぜるのも、おいしいのでお勧めです。

 ペットボトル(350mL程度のもの)に水を入れ、そこにバナナ酢大さじ2杯を加えて、水筒代わりにして持ち歩くのもお勧めです。外出中や仕事の合間などに、バナナ酢ドリンクを飲めば、疲労回復効果が高まるので、疲れにくくなります。

 それでは、実際にバナナ酢で健康効果が得られたかたをご紹介しましょう。


●Aさん(60代・女性)
 Aさんは糖尿病を患っており、血糖値が高めでした。そこで、バナナ酢を日々飲み続けたところ、1年後には血糖値が基準値内に下がり、安定するようになりました。
 さらに、肌の状態がよくなり、顔にできていた大きなシミが徐々に薄くなって消えたといいます。その効果に、最初はご本人は気づいていなかったのですが、ご主人に、「キレイになったね」と指摘され、改めて鏡をのぞき込みました。すると、ほんとうにシミが消えていたので驚いたそうです。
 このAさんは、黒砂糖入りのバナナ酢で血糖値が下がった典型例です。


●Bさん(50代・女性)
 Bさんは、60代のご主人にいわゆる加齢臭があり、Bさんもご主人も気になっていたそうです。それが、夫婦で毎日バナナ酢を飲むことを習慣にした結果、なんとご主人の加齢臭がいつの間にかなくなったといいます。これには、二人とも喜んでおられました。
 これらのケース以外でも、バナナ酢で「血圧が下がった」「便秘が改善した」など、多数の声が私の元に寄せられています。


 また、問い合わせで多いのが、「酢に漬けたバナナはどうしたらいいのでしょうか?」という質問です。

 その活用法としてお勧めなのが、「バナナジャム」です。漬けたバナナを2週間くらいで取り出し、電子レンジ600Wで2分間加熱すれば、簡単にバナナジャムが出来上がります。これをトーストに塗れば、おいしいバナナジャムトースト。ヨーグルトに加えて食べてもよし。ぜひ、お試しください。

村上祥子
料理研究家。管理栄養士。電子レンジ調理の第一人者として知られる。日本国内はもとより、世界各国で実践的な食育指導に情熱を注ぐ。『医師がすすめる!酢タマネギ薬食術』(共著・マキノ出版)ほか、著書多数。

高血圧、便秘に著効を示すバナナ酢(里見英子クリニック院長 里見英子)

 バナナ酢は、優れた働きを持つ食材を組み合わせることで、よりパワーアップした効能が期待できます。

 特筆すべきは、バナナ酢の血圧を下げる効果です。これは、バナナと黒砂糖に含まれるカリウムの働きによるものです。

 医師は、「血圧の高い人は塩分を控えましょう」とよくいいますが、これはナトリウムを控えるという意味です。カリウムには、ナトリウムの排出を促進する作用があるので、血圧降下に有効なのです。

 加えて、カリウムには尿の出をよくする利尿作用もあるので、むくみの解消に役立ちます。

 なお、酢に含まれる酢酸にも、血圧を抑制する働きがあることが、さまざまな研究によって明らかになっています。

 このほか、バナナに多く含まれる糖質は、疲労回復に役立ちます。黒砂糖に含まれるカルシウム、そしてカルシウムの吸収を促す酢の働きによって、骨粗鬆症(骨がスカスカになる病気)の予防にもなるでしょう。

 黒砂糖には、カルシウムの血管壁への沈着を防ぎ、動脈硬化を防止するマグネシウムや、脱毛を抑制し、味覚や嗅覚を正常化する働きを持つ亜鉛も、豊富に含まれます。

 そして、なんといってもこれら三つを併せることのメリットは、おいしいことです。いくら酢が体によくても、それだけでは飲みにくいですし、胃にも負担がかかります。その点、バナナと黒砂糖をプラスすれば、甘みがついておいしくなり、胃にも優しい飲み物になります。

 しかも、三つとも手ごろな価格で入手できるので、無理なく続けられるでしょう。

 さまざまな効能があるバナナ酢を、ぜひお試しください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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