解説者のプロフィール
甘酒の作り方 炊飯器を使う作り方
大量に作りおきしたいかたにお勧め!

【材料】
※出来上がりの量=約900㎖
もち米(白米・玄米でも可)…1合
水…600㎖
水(追加分)…200㎖
乾燥米こうじ…200g(生米こうじの場合も同量でOK)

【作り方】
❶もち米は洗い、水600㎖に30分、玄米の場合は一晩つけておく。

❷①を炊飯器に移し、おかゆモードで炊く。

❸おかゆができたら、水200㎖を注いで混ぜ、温度を下げる。

❹60度前後になったら乾燥米こうじを加え、よく混ぜる。

❺炊飯器のふたを開けたまま、ふきんをかけ、保温モードで約8時間保温する。
途中で温度が下がったら、ふたをして温度を上げ、60度前後を保つようにする。

❻ほんのり黄色みを帯び、甘みが出ていたら完成。

1週間で食べ切るのが目安。
1日大さじ4杯程度を、食後にとるのがお勧め。
酵素の活性が失われるため、60度を超える温度で温めないこと。
ヨーグルトのようにそのまま食べる。
また、豆乳や焼酎などと割って飲んだり、コーヒーゼリーやシリアルにかけて食べた
りしてもおいしい。
鍋と保温水筒を使う作り方
炊飯器に空きがなくても作れる!

【材料】
※出来上がりの量=約500㎖
もち米(白米・玄米でも可)…1/2合
水…500㎖
水(追加分)…100㎖
乾燥米こうじ…100g(生米こうじの場合も同量でOK)

【作り方】
❶もち米は洗い、水500㎖に30分、玄米の場合は一晩つけておく。

❷①を厚手の鍋に移し、ふたをして弱火で20 分ほど炊き、おかゆを作る。

❸おかゆができたら、水100㎖を注いで混ぜ、温度を下げる。

❹60度前後になったら乾燥米こうじを加え、よく混ぜる。

❺④を保温水筒に入れ、ふたを閉める。

❻約8時間おき、ほんのり黄色みを帯び、甘みが出ていたら完成。
※④~⑥のとき、温度が下がり過ぎた場合は、一度鍋に戻し、弱火で60 度前後になるまで加熱する。
出来上がったら粗熱を取り、保存用容器やジッパーつきの保存袋に入れる。
常温で数時間おくと酸味が出てくるので、冷めたらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れること。
冷蔵庫なら1週間~10日間、冷凍庫なら1~2ヵ月間、保存できる。
冷蔵保存中も発酵は進むので、保存容器に満杯の状態では保存しない。
また、ガス抜きのため、1日1回開閉すること。
もち米を使わない作り方
おかゆを炊かなくてもOK!

【材料】
乾燥(もしくは生)米こうじ…200g
水…400㎖(生米こうじの場合は250㎖)
※炊飯器で作る場合は、水ではなくお湯を用意する

炊飯器を使う場合の作り方
❶手でよくほぐした米こうじを内釜に入れ、約60度のお湯を注ぐ。
❷炊飯器のふたを開けて上からふきんをかぶせ、保温モードで約6時間保温する。途中、温度が下がったらふたを閉めて温度を調整する。黄色みを帯び、甘みが出ていたら完成。

ヨーグルトメーカーを使う場合の作り方
❶手でよくほぐした米こうじを専用容器に入れ、水を注いでふたを閉める。
❷温度を60度、タイマーを6時間にセットして、スタートボタンを押す。黄色みを帯び、甘みが出ていたら完成。
食べる甘酒の保存方法

桑島靖子
桑島内科医院副院長。新宿溝口クリニック・栄養療法医師。日本内科学会内科専門医。日本東洋医学会漢方専門医。日本抗加齢医学会専門医。30代に悩まされ続けた不定愁訴を、漢方と栄養療法でみずから克服。以来、漢方、栄養療法、点滴療法を取り入れた複合的なアプローチで内科疾患、不定愁訴の治療・予防に当たる。共著に『子宮を温める食べ方があった!』(青春出版社)などがある。
●桑島内科医院
http://kuwajima.net/