【やり方】膝痛の原因は足の小指が固まって動かせないから!?小指をピンピン弾いて刺激すると改善する

【やり方】膝痛の原因は足の小指が固まって動かせないから!?小指をピンピン弾いて刺激すると改善する

毎日、小指ピンピンを行っていると、だんだん小指が動くようになってきます。 そして、親指、小指、かかとの3点でバランスよく立てるようになり、ひざにかかる負担がより少なくなるのです。土台である足がしっかりしてくると、頭痛、肩こり、冷え症、不眠などの症状も改善されるでしょう。【解説】木方功(ありがとう鍼灸整骨院院長)


足の指の動きの悪さは小指に現れる!

私の治療院は、外反母趾や巻き爪といった、足の指の症状を専門に扱っています。
いらっしゃる患者さんのうち、およそ8割がそうした足指の悩みで来院するといっても過言ではありません。

ときには、遠方の沖縄や海外からも、足の指の悩みを抱えた患者さんがやってきます。
最年少は10歳から、最高齢は93歳のおじいちゃんまで、これまでに何千人という患者さんの足の指を治療してきました。

その経験でわかってきたことがあります。
それは、「足の指に問題を抱えている人は、ひざ痛や腰痛、肩こり、首痛、頭痛などさまざまな症状に悩まされている」ということです。

そして、それは偶然そうなったわけではありません。
人間にとって、足というのは、体の土台となる重要なパーツです。

特に、足の指がしっかり使えていないと、大事な土台がゆらぎやすくなります。
その影響が、ひざ→腰→肩→首へと伝わって、それぞれの部位で問題を引き起こすのです。

逆に、足の指をしっかり使えるようになると、土台が安定し、ひざ痛などは目に見えてよくなります。
足の指の中でも、特に重要なのが、足の小指(第5趾)の役割です。

私たちが立つときや歩くときは、足の親指(母趾)、小指、かかとの3点でバランスを取り、全身を支えています。
本来は、着地する際に、足の指が動物と同じように地面をつかむように広がるものです。

かつてはそのように足の指を使っていました。
しかし、現代人は、こうした足の指の動きができなくなっています。

靴をはいているため、足の指は丸まったままで、本来の機能を発揮させることなく歩いています。
それがきついハイヒールであれば、より指の動きが制限されるので、指はどんどん動かなくなっていきます。

逆に、サイズの大き過ぎる靴をはくのも問題です。
「どうせすぐに大きくなるから」という理由で、お子さんに大きめの靴をはかせるケースが見受けられますが、これはいわゆる「浮き指」の原因になります。

足の指の動きが悪くなってきたとき、それが顕著に現れるのが足の小指です。
例えば、自分で足の小指だけを動かそうと思っても、ほとんどの人は動かせません。

また、足の小指がぴったりと隣の第四趾にくっついて、その状態で固まっている人も少なくないのです。

ひざ痛を引き起こす外側重心やO脚を解消

こうなると、地面をしっかりつかむことはできません。
足の親指、小指、かかとの3点で立つことが難しくなり、バランスがくずれやすくなります。

足の小指がきちんと使えないと、小指のところで踏ん張れないので、重心が外側に傾きがちになります。
そのアンバランスをカバーするため、すねの外側の筋肉が過緊張し、かつ、O脚になります。

これらが、すべてひざ痛を引き起こす要因となります。
同時に、小指が使えないと、足裏の正しいアーチも作れなくなります。

アーチが作れなければ、歩いたときに、その分だけ大きな衝撃を足が受け、これも、ひざによくありません。
そこで、ひざ痛に悩む皆さんにお勧めしたいのが、「小指ピンピン」です。

これは、動きの悪くなっている足の小指を、手の指で引っ張って刺激するものです。
小指の動きがよくなり、親指、小指、かかとの3点で正しく立てるようになるので、ひざ痛の要因を解消し、痛みが楽になってきます。

足の小指ピンピンのやり方は、非常に簡単です。
ひざが痛む側の足の小指を、手の指でしっかり握って、ちょっと痛みを感じる程度の強さで引っ張ります。

引っ張ったのち、ピンと弾くように離します。
これをくり返すだけです。

行う時間は、1~2分程度でいいでしょう。
小指ピンピンは、テレビを見ながらでもできますし、お風呂の中でやってもよいでしょう。

できたら、朝晩行うようにしてください。

頭痛や肩こり、冷え症不眠も改善する!

実際にひざに痛みを感じたら、すぐに小指ピンピンをやってみてください。
その即効性の高さを実感できるでしょう。

毎日、小指ピンピンを行っていると、だんだん小指が動くようになってきます。
そして、親指、小指、かかとの3点でバランスよく立てるようになり、ひざにかかる負担がより少なくなるのです。

また、小指ピンピンには、血流を促し、代謝をアップさせる効果もあります。
血流改善がひざにもよいことはいうまでもありません。

万が一、ひざの変形が進んでいても、変形そのものを直すことは難しいですが、ひざをよりよい状態へ導くことは十分に可能です。
さらに、小指ピンピンには、ひざ痛以外の効果も期待できます。

小指がうまく使えないことは、ひざだけではなく、股関節や腰、首、肩にも悪影響を及ぼすからです。
土台である足がしっかりしてくると、頭痛、肩こり、冷え症、不眠などの症状も改善されるでしょう。

小指ピンピンを行うことで、何十年と悩んできたひざ痛や腰痛が治ってしまったという人もいます。
やってみると、とても気持ちがいいので、ひざ痛にお悩みのかたはぜひ小指ピンピンをお試しください。

木方功
ありがとう鍼灸整骨院院長。柔道整復師、鍼灸師。大阪府茨木市出身。自らが腰椎椎間板ヘルニアの闘病を経験したことを契機に、「足指復元療法」を確立。「足のスペシャリスト」の異名を持ち、テレビやラジオに積極的に出演している。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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