MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
服サイズが4LからLに!「長生きスープ」で肝臓の数値も正常に

服サイズが4LからLに!「長生きスープ」で肝臓の数値も正常に

私はもともと大食漢でいつも人の3倍くらいの量を食べていました。体重の増加とともに、健康診断の数値もことごとく悪化。肝臓の機能を表す数値のγ‐GTPが167というとんでもない数値になっていました。お酒は飲まないので、明らかに肥満が原因の非アルコール性の脂肪肝になっていたのです。【体験談】大川孝志(税理士・54歳)

脂っこい料理が好物で人の3倍量食べていた

 私はもともと大食漢で、食事はいつも人の3倍くらいの量を食べていました。しかも、脂っこいものや味の濃いものが大好物で、毎食のようにトンカツやラーメンなどを食べていたのです。
 このような食事を何十年も続けていて、太らないわけがありません。私は身長が180cmですが、いつしか体重は120kg近くまで増えてしまいました。
 そして、体重の増加とともに、健康診断の数値もことごとく悪化していきました。
 例えば、7~8年前の検査では、肝臓の機能を表す数値のγ‐GTPが167というとんでもない数値(正常値は男性の場合70以下)になっていました。

 お酒は飲まないので、明らかに肥満が原因の、非アルコール性の脂肪肝になっていたのです。
 また、そのほかの数値も、総コレステロールが252mg/dl(正常値は220mg/dl未満)、LDL(悪玉)コレステロールが174mg/dl(正常値は140mg/dl未満)、中性脂肪が161mg/dl(正常値は150mg/dl未満)、血糖値が159mg/dl(正常値は110mg/dl未満)、ヘモグロビンA1cが6・7%(正常値は6・5%未満)と、いずれも高かったのです。

 当時は体調も絶不調で、いつも頭が重く、仕事中に頭痛に見舞われることがよくありました。体もひどくだるくて、すぐにのどが渇きました。おそらく、糖尿病の初期症状が現れていたのでしょう。

 危機感を持った私は、7年前に、麻布医院院長の髙橋弘先生のところに相談に行きました。そして、まずは1日1500kcalに抑える食事制限を行い、体重を90kgまで落としたところで、カロリー制限に加え、「ハーバード大学式長生きスープ(野菜スープ)」を食前に飲むように勧められました。

 野菜たっぷりのスープを食前に飲むことで、食欲が無理なく抑えられてリバウンドが防げるうえ、健康維持にも役立つのだそうです。さっそく作って常食するようにしました。
 私の場合は、一度にキャベツ半分、ニンジン1本半、タマネギ2個、カボチャ4分の1を使って作っています。調味料は一切加えません。
 こうして大量に作っておき、密閉容器などに入れて、冷蔵庫に保管しておきます。そして、食前にマグカップ1杯くらいの量を食べるようにしました。

 昼は外食が多くてなかなか食べられませんでしたが、朝と夜の食事の前には、スープを欠かさないようにしたのです。
 野菜スープは、調味料を加えていないので、初めのうちはなんとなく味が物足りなく感じました。でも、食べ続けているうちに、タマネギやカボチャの自然な甘味を感じるようになり、おいしく食べられるようになりました。

 このスープを食事の最初に食べていると、以前のようにドカ食いすることもなく、適量の食事を続けられました。そして、さらに体重が減っていき、今は80kgになっています。
 おかげで、洋服のサイズもだいぶ変わり、すべて買い替えました。太っていたときには3~4Lの服を着ていましたが、今は通常のLサイズでちょうどいいです。
 ありがたいことに、健康診断の検査値もすべて良好になりました。

肝機能値、血中脂質、血糖値が正常化

 γ‐GTPが31、総コレステロールが180mg/dl、LDLコレステロールが112mg/dl、中性脂肪が49mg/dl、血糖値が84mg/dl、ヘモグロビンA1cが5・5%と、すべて正常値まで改善したのです。

 実は、途中で私は野菜スープを飲むのを中断したことがあります。体調がよくなってきたことで、ちょっと気がゆるんだのかもしれません。すると、てきめんに検査値が跳ね上がってしまったのです。

 これはいけないとまた野菜スープを飲みだしたところ、再び数値が良好になり、その効果を実感しました。
 今はたいへん体調もよく、生活習慣病のリスクも減りました。味がシンプルで飽きが来ないので、今後も欠かさずに飲み続けていこうと思います。

薬なしで正常値を維持できる健康体になった(麻布医院院長 髙橋弘)

 大川さんは、高血圧、糖尿病、高脂血症、非アルコール性脂肪肝炎など、多くの病気と肥満症を食事と運動で克服した、麻布医院の優等生です。服薬と並行し、カロリー制限と運動で30㎏の減量に成功。すべての検査値が正常値になりました。

 そして、カロリー制限を野菜スープ(ファイトケミカルスープ)に代えて、まったく薬を飲まずに正常値を維持しています。来院当時の頭痛、倦怠感、のどの渇きなどの体調不良も消え、健康体になりました。

 ときどき油断をして、多少体重が増えて血圧が高くなることもあります。しかし、そんなときは野菜スープを再開すると、正常に戻っていきます。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この記事のエディター
関連記事
熱中症は7月8月の日中に最も多く見られます。熱中症は、乳幼児から高齢者まであらゆる年代で起こる病気です。なかでも高齢者は重症化する場合が多いのです。また服薬や持病のある方も熱中症にかかりやすいリスクがあるといえるでしょう。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
熱中症は私たちの日常生活の中での注意や工夫で予防することができます。たとえば、服装です。また、水分補給についても、実は「水分」だけを補給するのではいけません。そのほかに、エアコン等の空調の使い方のコツなどをご紹介します。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
これまで、疲労が起きるのは、「エネルギーがなくなるから」「疲労物質が筋肉にたまるから」と考えられてきました。しかし、最新の研究によって、疲労が起きるほんとうの理由は、「自律神経の中枢である、脳がサビつくから」ということが、わかっています。【解説】梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)
症状の原因ははっきりとはわかりませんが人工透析を行う人には老若男女問わずよく現れるものです。これに薬で対応しようとすると体にもっと大きな負担がかかってしまいますし、副作用も心配です。少しでも患者さんの体に負担をかけずに症状をやわらげるのに「手のひら押し」が有効だと思っています。【解説】佐藤孝彦(浦安駅前クリニック院長)
東洋医学には五行思想というものがあり、人の体に起きるあらゆることは五臓につながっていると考えられています。涙がすぐに出るのは、「憂い、悲しむ」感情からです。 これは、五臓の中の「肺」の弱りから発する感情です。肺が弱い体質、もしくは肺が弱っているのかもしれません。【解説】田中勝(田中鍼灸指圧治療院院長)
最新記事
熱中症は7月8月の日中に最も多く見られます。熱中症は、乳幼児から高齢者まであらゆる年代で起こる病気です。なかでも高齢者は重症化する場合が多いのです。また服薬や持病のある方も熱中症にかかりやすいリスクがあるといえるでしょう。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
熱中症は私たちの日常生活の中での注意や工夫で予防することができます。たとえば、服装です。また、水分補給についても、実は「水分」だけを補給するのではいけません。そのほかに、エアコン等の空調の使い方のコツなどをご紹介します。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
手洗いの時間の目安は、おおよそ30秒。次のような手順で洗っていくと、少なくともそれくらいの時間が必要であることが実感できるでしょう。
新型コロナウイルスには、まだ特効薬やワクチンはなく、感染しないための予防法を徹底することが重要です。自分一人ひとりができる感染症対策のポイントをチェックしてみましょう。
コンブを水に漬けて冷蔵庫で10日ほど発酵させ、乳酸菌と酵母を培養する「コンブ酵母」が話題になっています。コンブ特有のにおいが軽減し、旨みが濃くなるので、そのまま飲んでも、料理に使ってもよし!食生活に取り入れる人が急増中です。コンブ酵母の作り方と、コンブ酵母の活用レシピをご紹介します!【レシピ】COBOウエダ家

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル