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【ドライマウスを改善】昆布水で口臭を予防 歯周病や虫歯に効果

【ドライマウスを改善】昆布水で口臭を予防 歯周病や虫歯に効果

「口の中が乾いて夜中に目が覚める」「朝、起きたときに口の中が乾いてネバネバする」といった症状が「ドライマウス」です。唾液には抗菌作用や粘膜保護作用、自浄作用など、多くの働きがあり、分泌量が減少すると、虫歯や歯周病、口臭、加齢臭などの原因になります。【解説】齋藤道雄(齋藤ファミリーデンタル院長・医学博士)

免疫機能を維持する唾液の分泌に役立つ!

私は口腔外科医なので専門は口腔領域ですが、患者さんから、健康にまつわるさまざまな相談を受けます。
健康に不安を持つ皆さんにお勧めして喜ばれているのが、「コンブ水」です(作り方は別記事参照)。

中心となる有効成分は、豊富に含まれる食物繊維です。
食物繊維には水溶性と不溶性があります。

コンブのヌメリやネバネバのもとである、アルギン酸やフコイダンといった成分は、水溶性の食物繊維です。
これらが、腸内環境の改善に大きな力を発揮します。

腸内には無数の細菌が棲んでおり、体にいい影響を与える細菌類を「善玉菌」と呼びます。
水溶性食物繊維は、腸内に届くと善玉菌のエサとなり、増殖に力を貸すので、腸の状態がよくなるのです。

また、水溶性食物繊維は、かたい便をやわらかく、出しやすくします。
さらに、ヌメリ成分の物理的な作用で腸管内の滑りがよくなるので、便の動きがスムーズになります。
便秘で悩んでいる人にはもってこいです。

高血圧や糖尿病といった生活習慣病にも、コンブ水は有効です。
塩分を体外に排出する手助けをして血圧を下げたり、糖の吸収スピードを緩やかにして血糖値の乱高下を防いだり、血中のコレステロールを低下させたりするといいます。
コンブ水は、多方面から健康づくりに寄与してくれるのです。

私の専門である口腔内にも、いい作用をもたらします。
口腔の機能維持に重要な役目を持つのが、唾液です。

高齢になると、「口の中が乾いて夜中に目が覚める」「朝、起きたときに口の中が乾いてネバネバする」といった症状に悩む人が増えてきます。
これは、唾液の分泌が低下する、ドライマウスという症状です。

唾液には、抗菌作用や粘膜保護作用、口の中をきれいにする自浄作用など、多くの働きがあります。
分泌量が減少すると、虫歯や歯周病、口臭、加齢臭などの原因になります。

免疫機能の維持にもかかわっているので、口の中が乾くと、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。
ドライマウスはカゼやインフルエンザの発症リスクも高めるのです。
こうしたドライマウスの改善に、コンブ水が有効です。

コンブの主なうまみ成分は、グルタミン酸です。
このグルタミン酸に、唾液分泌の促進作用があることがわかっています。
さらに、コンブ水が唾液の分泌促進に役立つという研究論文もあるので、紹介しましょう。

口の渇きにはコンブ水

鈴木その子さんの直伝!20年愛用し健康を維持!

調査の対象となったのは、意識障害がある10名の患者さんです。
口から物が食べられない場合、唾液の分泌量が減少するので口腔内の清潔が保てず、感染症にかかりやすくなります。

看護の一環として、口腔ケアは重要です。
そこで、コンブ水の有効性が検証されたのです。

この研究では、スプレー容器に入れたコンブ水を患者さんの舌の上に噴霧するという方法を採りました。
1週間継続して唾液分泌の推移を観察したところ、10名のうち7名の唾液が増加。

うち3名に、顕著な増加が認められ、コンブ水の有用性が示唆されたという結論でした。
むろん、コンブ水を飲用しても同様に、唾液の分泌が促進されるでしょう。

先に述べたように、ドライマウスは虫歯や歯周病、口臭、加齢臭などの原因にもなります。
コンブ水を習慣とし、口腔内に潤いが戻れば、これらの症状にもいい効果が現れます。

口の渇きが気になるときに、コンブ水を飲むのもいいかもしれません。
私も、20年ほど前からコンブ水を愛用しています。

美容・食養研究家の、故・鈴木その子さんと仕事でごいっしょした際に教えてもらったのです。
その子さんの美肌にも、コンブ水が一役買っていたのでしょうか。

作り方は、3cmほどの角切りコンブを5枚、コップ半量の水に一晩漬けおくだけ。
翌朝にコンブ水を飲んだら、だしがらは夜の晩酌のお供になります。

私はもともと丈夫な体ではありますが、20年もの間、健康を維持できているのは、コンブ水のおかげもあるでしょう。
皆さんもコンブ水を上手に活用して、気になる症状の予防・改善に役立ててください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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