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【脊柱管狭窄症を改善】「尻締め気功」で歩けないほどの痛み、しびれが解消した

【脊柱管狭窄症を改善】「尻締め気功」で歩けないほどの痛み、しびれが解消した

背骨には、脳から続く中枢神経である脊髄の通り道があります。これを脊柱管といい、脊柱管が狭くなることによって脊髄が圧迫され、腰から下半身にかけて痛みやしびれが生じるのが脊柱管狭窄症です。安全かつ効果の大きい方法として、私が1000人以上の患者さんに勧めてきたのが「尻締め気功」です。【解説】渡部猛夫(あおぞら整骨院院長)

寝ながら誰でも簡単に行える!

背骨には、脳から続く中枢神経である脊髄の通り道があります。
これを脊柱管といい、脊柱管が狭くなることによって脊髄が圧迫され、腰から下半身にかけて痛みやしびれが生じるのが脊柱管狭窄症です。

症状が進むと、長時間続けて歩くことが困難になるほどの難病です。
一般的に骨の病気だと思われがちですが、その主な原因は加齢や運動不足などによる筋肉の衰えです。

背骨に沿って走る脊柱起立筋やお尻の大きな筋肉である大殿筋、おなかの腹横筋といった筋肉が衰えることで、体軸を支えられなくなって姿勢がくずれ、脊柱管を通る脊髄が圧迫されるのです。

脊柱管狭窄症の改善には、まずは衰えた筋肉を鍛えることが先決でしょう。
といっても、既に脊柱管狭窄症を患っているかたは、体を動かして筋肉トレーニングを行うことは、症状の悪化につながりかねず危険です。

そこで、安全かつ効果の大きい方法として、私が1000人以上の患者さんに勧めてきたのが「尻締め気功」です。
これは一種の呼吸法で、動作もほとんどないため、誰でも簡単に行うことができます。

あおむけになり、肛門を締めたり緩めたりしながら、逆腹式呼吸を行います。
鼻で5秒かけて息を吸いながらおなかを凹まし、口から15秒ほどかけて息を吐きながらおなかを膨らませます。

吐くときは、吸うときの3倍の時間をかけてください。
これを複数回くり返します(詳しいやり方は下図を参照)。

ただし例外として、就寝前に行うときだけは鼻から吐いてください。
こうすることで、スムーズに眠れます。

この尻締め気功を、朝か夜に1回行うだけで、脊柱管狭窄症による痛みやしびれが徐々に改善していくでしょう。
ただ、より高い効果を期待するなら、朝晩の2回行うことをお勧めします。

痛み、しびれが消える!尻締め気功のやり方

腰周りの筋肉が鍛えられ骨盤のゆがみが直る

尻締め気功で肛門を締め上げると、脊柱起立筋や大殿筋、腹横筋など、腰を支えている筋肉群が刺激され、鍛えられます。
筋肉の衰えによって傾いていた体軸が本来の位置に戻り、ゆがんだ骨盤も矯正されます。

それによって、脊柱管内を通る感覚神経や運動神経、自律神経の働きが良好になり、痛みとしびれが軽減されるのです。
同時に、逆腹式呼吸を行うことで各臓器の働きが活発になって機能が向上し、全身の血行が促されます。

この点からも痛みの軽減につながるほか、血圧の安定も望めます。
基礎代謝が高まるので、自然にやせやすい体になり、肥満の解消にもつながるでしょう。

さらに、肛門を締め上げることは生殖器の機能向上にもつながるため、ホルモンバランスがよくなります。
体が疲れにくくなり、肌や髪の毛の若返り効果も期待できます。

尻締め気功は、以上のような複合的な効果が望める療法です。
脊柱管狭窄症だけでなく、座骨神経痛や慢性腰痛、ひざ痛や肩こりが改善したかたもいらっしゃいます。

血圧や血糖値が下がったケースも少なくありません。

長距離でも難なく歩ける!背すじも伸びた!

実は何を隠そう私自身が、尻締め気功によって脊柱管狭窄症を克服した一人です。
当時、私は41歳で、整骨院を開いて数年が経ったころでした。

毎日、治療で中腰の姿勢を取り続けていたことがよくなかったのでしょう。
脊柱管狭窄症になり、腰から両足の裏側にかけて、始終しびれるような痛みを感じるようになりました。

若いときに運動のやり過ぎによって、腰の骨の一部が切れてしまう腰椎分離症を発症しましたが、その影響もあったかもしれません。
運動ができなくなるどころか、歩いても座っていても絶えず痛みが襲ってきます。

あまりの痛さに耐えきれずに、救急車で病院に運ばれたこともありました。
そのときの医師からは、手術をしないとよくならないといわれましたが、すでに治療家の道を歩んでいた私には、手術という選択は考えられません。

注射や薬などの治療も、いっさい受けなかったのです。
それからは、自分で治すためにさまざまな文献を読みあさりました。

そのなかで、中国のある医学博士が著した本に出合い、尻締め気功のメソッドを確立したのです。
それから私は、毎日朝晩の2回、尻締め気功を行うようにしました。

すると、徐々に痛みやしびれが、まるで薄紙をはぐように和らいでいったのです。
最初は、100m程度歩くのもやっとの思いでした。

しかし、徐々に歩ける距離が伸びていき、いつしか長距離でも難なく歩けるようになったのです。
治療で中腰の姿勢を取り続けても、腰に痛みを感じなくなりました。

さらに、体形にも変化が現れてきました。
私は当時、体重が80kgもある肥満体形で、ダイエットの必要性を感じていました(身長は171cm)。

それが尻締め気功を始めてから自然に体重が減っていき、半年後には65kgになったのです。
腰周りも細くなって、90cmあったウエストは79cmになりました。

背すじが伸びて姿勢がよくなり、実年齢より10歳程度は若く見られることも多くなりました。
減量効果によって、腰への負担が軽減したのでしょう。

1年後には腰から下半身にかけての痛みやしびれはほとんどなくなり、以前と変わらずに体を動かせるようになりました。
痛みから解放されたおかげで、仕事中も施術に集中できます。

さらに、血行が改善して内臓の働きも高まったようです。
140〜160mmHgあった最大血圧は110〜120mmHgに、100mmHgあった最小血圧は90mmHgに下がっています(基準値は最大血圧が140mmHg未満、最小血圧が90mmHg未満)。

逆流性食道炎の症状も治まりました。
尻締め気功は、立って行っても座って行ってもかまいません。

ぜひ、毎日の習慣にしてください。

座って行うこともできる

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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