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【体験談】ホルモンバランスを整える方法 乱れは

【体験談】ホルモンバランスを整える方法 乱れは "耳たぶ" に出る

若い頃は虚弱体質で、いつも疲れていました。ヨガの薄久美子先生に出会ったのは、46歳のときです。薄先生の教室をインターネットで見つけて、参加したのがきっかけでした。教わったヨガの中でも、特に私が気に入ったのが「耳ひっぱり」です。最初にやったときから、これはいいと思いました。【体験談】石田久美子(主婦・53歳)

今のほうが若い頃よりも元気

 一般的に、50代は更年期で、体調をくずしがちな年代といわれています。ですが私は、元気いっぱいに過ごしています。

 でも実は、若い頃は虚弱体質で、いつも疲れていました。
 特につらかったのは、生理です。20代の頃からひどい生理不順で、月に1回あるべき生理が、年に5~6回しかないのです。
 しかも、多量に出血したり、だらだらと長期間続いたり。ホルモンバランスが悪いためか、体はだるく、当時はしょっちゅう横になって休んでいました。

 体調が悪いのが常だったので、私は健康に関する情報への興味が強くなりました。

 ヨガの薄久美子先生に出会ったのは、46歳のときです。薄先生の教室をインターネットで見つけて、参加したのがきっかけでした。

 教わったヨガの中でも、特に私が気に入ったのが「耳ひっぱり」です。最初にやったときから、これはいいと思いました。

 呼吸に合わせて耳をグーッとひっぱるのですが、頭がゆるんでいくのがわかります。
 緊張からリラックスモードへとスイッチが切り替わるような感覚で、とても心地いいと思ったのです。

 また、耳の周囲だけでなく、手もポカポカしてきます。冷え症にもよさそうと感じました。

集中力を高める効果からリラックスまで自由自在

 以来、私はひんぱんに耳たぶを触るようになりました。耳たぶを触った感触が硬いときは、頭が緊張しているサインです。そんなときは、すぐに耳をひっぱります。

 こうして耳ひっぱりが習慣になってくると、耳ひっぱりの効果の違いなどがわかってくるようになりました。
 例えば、「今から頑張ろう」という場面で耳ひっぱりを行うと、頭の中がスッキリさえて、集中することができます。

 反対に、頭がさえすぎて眠れないときに耳ひっぱりを行うと、いつの間にか眠っています。
 また、人前で話す直前など緊張しているときに行うと、気持ちを落ち着かせてくれます。
 このように、状況に応じて必要な効果が得られるのです。

毎日行うことで体調の変化を感じとれる

 こうして日々、耳ひっぱりを行ったおかげか、老眼の進行がゆるやかな気がします。私は視力がいいので、老眼が早く来るのではと、覚悟していました。実際、周囲の目がいい人は、40代から老眼になっていました。

 しかし、私は50歳になった頃に、小さい字が少し見えづらくなった程度。いまだに読書は老眼鏡いらずです。
 そして、それ以上に驚いたのが、51歳から生理が規則正しく来るようになったことです。50歳前後は、一般的には生理が不規則になり閉経する年代だと思うと、これはすごいことだと思います。

 また、女性ホルモンのバランスも整ったのでしょう。おかげさまで更年期障害らしい症状は出ていません。これなら、更年期も恐れず過ごせます。

 耳ひっぱりを毎日行うと、一部だけ硬かったり、なかなかほぐれなかったりなど、耳たぶの状態がその日によって違うことがわかります。

 それによって、自分の体がどれだけ疲れているかを把握できるので、お風呂にゆっくり入ったり、早めに寝るなど、自然に体をケアすることができます。その積み重ねで私は健康になれたのではないでしょうか。

 ありがたいことに私は見た目も若いそうで、「40代?」と言われます。これも日ごろからケアしているからこそ。

 これからも耳ひっぱりを、体調管理に役立てたいと思います。

ホルモンバランスが整った(ハーモニースペースdeヨガ主宰 薄久美子)

 石田さんは耳ひっぱりをはじめとするヨガを完全に生活の一部にされ、ご自身の心身を熟知されています。年々、若々しく元気になられているのは耳の状態を触って確かめ、セルフケアのヒントとしていることが功を奏しているのでしょう。耳ひっぱりを続けると、自律神経のバランスが整います。するとホルモンバランスも整うので、更年期を迎えてもはつらつと快適でいられるのだろうと思います。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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