【美肌効果】実験で判明!「甘酒」はニキビや目の下のクマを消す!血行を促進し薄毛改善にも役立つ

【美肌効果】実験で判明!「甘酒」はニキビや目の下のクマを消す!血行を促進し薄毛改善にも役立つ

米こうじは美容効果が非常に高い食材です。米こうじに含まれる、脂質の一種であるセラミドは、肌の保湿機能を向上させます。また、紫外線の害を抑制し、肌荒れやシミを防ぐ効果もあります。【解説者】前田憲寿(東京工科大学応用生物学部教授・医学博士)


→「食べる甘酒」基本の作り方(炊飯器を使う・保温水筒を使う)

肌の表面温度が上がり顔が明るくなった!

日本で古くから飲まれている甘酒は、米こうじ、または酒かすを利用して作られる、代表的な発酵食品の一つです。
豊富な栄養素を含み、その健康効果から、「飲む点滴」として親しまれてきました。

近年の研究では、米こうじには、高血圧を改善したり、コレステロール値を下げたりする作用のあることが、実験により明らかになっています。
そして、米こうじは、美容効果が非常に高い食材です。

米こうじに含まれる、脂質の一種であるセラミドは、肌の保湿機能を向上させます。
また、紫外線の害を抑制し、肌荒れやシミを防ぐ効果もあります。

米こうじに含まれる、このような美容成分については、すでに明らかになっていました。
しかし、実際に甘酒を飲んだ場合の美容効果は、科学的にはまだ立証されていませんでした。

そこで、私たちの研究チームは、甘酒の美容効果を証明するために、2015年に、大手食品メーカーと共同実験を行いました。
実験は、肌荒れを気にしている40~60代の女性17名に、100mlの甘酒を1日2回、1ヵ月間継続して飲んでもらう、という内容です。

そのうちの9名には、米こうじと酒かすが含まれる甘酒を、残りの8名には、味をそっくりに作った甘酒風味の飲料を、それぞれ飲んでもらいました。
これは、本物と偽物の甘酒で効果を比較し、より正確に見極めるためです。

そして1ヵ月後、被験者の肌の変化を測定しました。
すると、本物の甘酒を飲んだグループのほうは、目の下のクマが改善され、目元がキレイになっていたのです。

また、肌の表面温度も、本物の甘酒のグループだけが上昇し、顔全体が明るくなったことが判明しました。
さらに、ニキビの改善効果も明らかになりました。

肌の皮脂量を測定すると、本物の甘酒を飲んだグループは、脂腺細胞内の脂肪が減り、皮脂量が低下していることがわかったのです。
余分な皮脂は、ニキビの原因となります。

また、皮脂が多過ぎると、化粧くずれも起こりやすくなります。
多くの女性が抱える、そうした悩みの解消にも、甘酒が役立つのです。

毛根に栄養が行き渡り髪が元気になっていく!

では、なぜ甘酒が、こうした美容効果をもたらしたのでしょうか。
甘酒に含まれる、アルギニンなどのアミノ酸には、基礎代謝を上げる作用があります。

また、ビタミンB群やアデノシンといった成分は、皮膚の新陳代謝を促します。
これらの作用が働くと、全身の血液がスムーズに流れるようになります。

こうして、目の下のクマの原因である老廃物がスムーズに排出され、目元や顔全体が明るくなったと推察されます。
年齢を重ねると、血管は細くなり、酸素や栄養が全身に十分に行き渡りにくくなります。

その結果、肌のハリが失われたり、シワやたるみが現れたりするのです。
ですから、血行を促進する甘酒は、肌の老化を防ぐために、とても有効といえるでしょう。

ところで、この実験では、「髪のツヤがよくなった」と感じる人も多くいました。
これは、肌と同様に頭皮の血流もよくなったことで、毛根に栄養が行き渡るようになり、髪が元気になったと考えられます。

頭皮の血流が改善すれば、薄毛対策にも役立つわけです。
とはいえ、「美は一日にしてならず」といわれるように、甘酒を数回飲んだだけで、肌が劇的に若返るわけではありません。

続けて摂取することで、初めて効果が期待できます。
皆さんもぜひ、お試しください。

前田憲寿
東京工科大学応用生物学部教授。九州大学薬学部卒業。九州大学大学院薬学研究科修了。医学博士。大手化粧品メーカーの研究所に勤務後、東京工科大学バイオニクス学部教授を経て現職。化粧品科学の研究・教育のほかに、スキンケア・ヘアケア系のセミナーやイベントの講師としても活動中。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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