体験者のプロフィール
中学生時代のひどいカゼのセキが治まった!
私には、現在105歳になるおばあちゃんがいます。
病気ひとつせず、とっても元気です。
このおばあちゃんから、そのひ孫に当たる小学生まで、親戚一同がこぞって実践している健康法が、「大根アメ」です(作り方は、下の図解参照)。
私が物心ついたときから、おばあちゃんはいつも大根アメを作っては舐めていました。
大根アメの作り方

ひどいカゼの時に、おばあちゃんが「大根アメ」を出してくれた
これを私が口にしたのは、中学生のときに、ひどいカゼをひいたのがきっかけです。
激しいセキが続き、薬を飲んでも治りません。
するとおばあちゃんが、自分の大根アメを、「これなら効くよ」と、出してくれたんです。
「大根なんて、なんだか漬物みたいだけど、ハチミツと合うのかな?」と、最初は怪しんでいましたが、舐めてみたら、甘くてとってもおいしい!おばあちゃんのいうとおり、しだいにセキも治まって、すっかり回復。
このときから、私も毎日、大根アメを舐めるようになりました。
ふだん、コンサートで全国を回るので移動が多いのですが、行った先でも、作れる環境であれば自分で作って、毎日欠かさずとるようにしています。
もう、何十年も続けていますね。
私のとり方は、おちょこに1杯程度を、薄めずにそのまま。
薬ではないので、食前、食後などと決めず、1日に、3~4回はとっています。
朝に舐めれば活力がわき、夜に舐めれば疲れが吹き飛んでいくようです。
出番前にクイッと1杯!伸びやかに歌える!
仕事柄、健康管理には、よくよく気をつけています。
とはいえ、休みらしい休みも取れないので、いつも万全とはいえません。
どんなに注意しても、体調をくずすことはあります。
のどが痛くなったり、セキやタンが出始めたりといったカゼの症状が現れたら、いつもより多めに大根アメを舐めます。
すると、イガイガ感が消え、セキやタンも速やかに鎮まります。
それ以上悪化するのを、防いでくれるんです。
また、毎朝、「あー」と発声して、声の伸びやツヤ感を確かめているのですが、「あれ?ちょっとおかしいな」というときも、大根アメを出してきます。
舐めればすぐに元の声に戻るので、のどの調子を整えるのに、大活躍です。
お仕事の際は、自分の出番前に、クイッと1杯。
それから、ステージに上がります。
空気が乾燥した現場でも、声がかすれず、伸びやかに歌えます。
大根アメをとることで、安心感も得られますね。
もう、お守りのような存在です。
番外編のレシピも紹介しましょう。
カゼで熱が出てしまったときは、大根アメに、おろしショウガを加えます。
発汗作用が高まるので、汗が出て熱が引き、早く治るんです。
これも、おばあちゃん直伝です。
私は、大根アメを取る際に、つぶした梅干しの果肉を少し入れるのが、お気に入りです。
私は生まれが和歌山県で、和歌山といえば梅。
梅干しも大好きでよく食べますが、大根アメと合わせると、甘じょっぱくて、酸っぱくて、お茶請けにもピッタリです。
梅の抗菌作用もプラスされ、より強力にのどを守ってくれる気がします。
ちなみに、大根アメを出し切って残った大根は、そのまま食べます。
これが最後のお楽しみで、ポリポリ食べ始めると、おいしくてやめられません。
私もおばあちゃんと同じくらい、元気で長生きして、全国の皆さんにいい歌を届けられるよう、これからも大根アメを続けていきたいと思います。
ハチミツのセキ止め効果は薬に勝る(池袋大谷クリニック院長 大谷義夫)
ハチミツは世界的にも、その強力な抗炎症作用が認められています。
薬とハチミツのセキ止め効果を比較した医学論文が多数あり、なんといずれもハチミツが勝っています。
また、大根にはビタミンCが豊富。
その抗酸化作用が免疫強化に役立つので、ハチミツと大根を合わせた大根アメは、カゼの初期症状に有効といえます。
天童よしみ
歌手。1972年にデビュー。85年に『道頓堀人情』がヒット、96年に『珍島物語』が大ヒットし、翌年ミリオンセラーとなる。NHK『紅白歌合戦』では数回にわたり紅組のトリを務める。2004年にはドラマ主演を果たし、ディズニー映画で劇中歌を歌うなど、演歌のジャンルにとらわれない活動を続けている。