医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営

【重症糖尿病】「玉ねぎの常食」で夫のA1cが12.9%→6.3%に下がった!

【重症糖尿病】「玉ねぎの常食」で夫のA1cが12.9%→6.3%に下がった!

主人の糖尿病が判明したのは2010年のことでした。長年、健康診断を拒んでいましたが、たまたま受けたら発覚。血糖値は327mg/dl、ヘモグロビンA1cは9.6%と、かなり高い数値でした。また、合併症で網膜症を患い、左目が見えづらくなりました。【体験談】横地芙美子(鳥取県・75歳・親業訓練協会シニアインストラクター) 


医師から足の切断をほのめかされるほど悪化

 主人の糖尿病が判明したのは2010年のことでした。それまで長年、健康診断を拒んでいましたが、たまたま受けたところ、発覚したのです。
 血糖値は327mg/dl(基準値は、110mg/dl未満)、過去1~2ヵ月の血糖状態を示す指標であるヘモグロビンA1cは9.6%(基準値は、4.6~6.2%)と、かなり高い数値でした。

 主人は以前より、かなりお酒を飲むほうでしたが、この前年に67歳で退職して以降、さらに酒量が増加していました。それでも、医師の治療をおとなしく受けたら、事態が好転するだろうと楽観視していたのです。

 ところが、薬を飲んだにもかかわらず、症状は悪化の一途をたどりました。2013年には血糖値は450mg/dl、A1cは12.9%まで上がりました。

 さらに恐ろしいことに、体重が急激に減り始めました。糖尿病の進行によるものです。かつて63kgあった体重は、2014年には48kgに減少しました。
 また、糖尿病の合併症で網膜症を患い、左目が見えづらくなりました。かつては車の運転が得意だったのに、何度か車体をこすってしまったのです。

 当時は服薬治療のみでしたが、もし通っていたのが大学病院のように大規模な医療施設だったなら、インスリン治療は避けて通れなかったでしょう。
 主人の病状は、担当医が足の切断をほのめかすほど深刻でした。体はやせ細り、栄養失調状態に陥っていました。そこで私は、いろいろ調べた結果、「野菜の王様」であるタマネギを食べさせよう、と考えたのです。

 主人と相談し、庭に家庭菜園を設け、タマネギを中心とした野菜作りを開始。その畑の世話役を、主人に担ってもらうことにしました。もちろん、こうしたことは、本人がその気にならないと、うまくいかないもの。私は長らく、「親業」のインストラクターとして活動しているので、そのあたりは、よく心得ています。

 主人は退職後、生きがいがないと嘆いていました。きっと、この畑作りが、状況を打開するきっかけになる。そう説得すると主人は理解を示し、自発的に栽培に取り組むようになりました。そして、自分で精魂込めて作ったタマネギを収穫しては、せっせと食べ始めました。それが、2014年のことです。

網膜症で見えづらかった視力もすっかり改善!

 苦味のないおいしいタマネギがたくさん取れるので、さまざまな食べ方で活用しています。鍋物に入れたり、肉料理に添えたりと、食卓に欠かせません。
 タマネギは、大きめにカットして電子レンジで加熱した物を常備しておくと、使いたいときにいつでも料理に加えることができ、大変便利です。

 また、丸ごとタマネギのレンジ蒸しもお勧めです。どこかで教わったレシピを参考にしました。タマネギは皮をむき、8等分に切れめを入れます。このとき、根に近い部分は、完全に分離しないよう残しておきます。
 これを器に入れ、ラップをかけ、電子レンジで5~6分加熱。ハスの花のように開いたところに、カツオ節を散らし、ポン酢かしょうゆをかけていただきます。主人はこれが大のお気に入りで、毎日食べています。

 こうしてタマネギづくしの生活を続けていたところ、主人はみるみる元気になっていきました。2016年5月に受診した際には、血糖値は119mg/dl、A1cはなんと、6.3%まで下がっていたのです。

 この時点で、「タマネギを薬と思ってがんばろう」と通院をやめたので、最近の数値はわかりません。ただ、顔色などを見る限り、いい健康状態を保てているようです。体重も今は、54kg程度まで戻ってきました。
 実は、タマネギを食べ始める2年ほど前から、アズキを加えて炊いた玄米を長時間保温しながら食べる、いわゆる「酵素玄米」も実践してきました。

 これは現在も続けていますが、ここまで糖尿病がよくなったのは、やはりタマネギの効果だと思います。というのも、主人はタマネギを本格的に食べ始めた際に、薬を飲むのをやめたのにもかかわらず、これだけ数値が改善したからです。

 おかげで視力もすっかりよくなり、もう車体をこするようなこともありません。
 タマネギ生活は、窮余の一策でしたが、期待以上の成果でした。主人はタマネギに命を救われたようなものです。大地の恵みに、心から感謝しています。

体内の糖代謝を高め糖尿病の改善に力を発揮(クリニック真健庵院長・星子尚美)

 血糖が高い状態が長く続くと血管に負担がかかり、まず最も細い毛細血管から損傷を受けます。目の網膜には毛細血管が集まっているため、糖尿病が進行すると網膜症を発症し、視力が低下してくるのです。
 タマネギに含まれる硫化プロピルなどの含硫アミノ酸は、体内で糖の代謝を高めたり、インスリンの働きを助けたりして、糖尿病の改善に強い力を発揮してくれます。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


野菜スープを食べたら便秘が解消!1日3回のお通じでおなかがへこんだ

野菜スープを食べたら便秘が解消!1日3回のお通じでおなかがへこんだ

野菜を最初にたっぷり食べるとおなかが満たされ、最後のほうで1膳のご飯を食べる頃には満腹です。たっぷり野菜を食べるとおなかが空かず間食をしなくなり、お通じは日に3回もあります。おかげで体重は54kgから51kg(身長156cm)に減り、おなかがへこみました。【体験談】山岡黎子(主婦・78歳)


【認知症と糖尿病の関係】食後血糖値が高いほど認知症になりやすいと判明

【認知症と糖尿病の関係】食後血糖値が高いほど認知症になりやすいと判明

食後2時間血糖値の高い人ほど、アルツハイマー病の発症リスクが高く、中年期に糖尿病になって、病歴の長い人のほうが、海馬の萎縮が強いことも判明しました。したがって、食事の最初に野菜をたっぷり食べ、食後の血糖値が上がらないようにすることも大事です。【解説】二宮利治(九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生分野教授)


厚労省の目標摂取量を楽々達成!野菜で腸を整える【体質改善スープ】レシピ

厚労省の目標摂取量を楽々達成!野菜で腸を整える【体質改善スープ】レシピ

ご紹介するスープは、身近な材料で簡単に作れ、1回の食事で野菜をたっぷりとることができるうえ、味のアレンジも可能という優れものです。このスープを食卓に取り入れることで、腸が整い、血液の検査数値が改善し、糖尿病の改善した人もいます。【解説】根岸令子(薬剤師)


酢玉ねぎと紫玉ねぎでヘモグロビンA1cが下がり中性脂肪値も激減

酢玉ねぎと紫玉ねぎでヘモグロビンA1cが下がり中性脂肪値も激減

私は酢玉ねぎを作る際、最初から味が調えてある「調味酢」を買って使っています。薄くスライスした玉ねぎを調味酢に半日ほど漬けるだけなので簡単です。食べ始めて2カ月の検査で血糖値が下がり効果を実感!また、酢玉ねぎに加え、紫玉ねぎも食べるようにしたところ体調がさらによくなりました。【体験談】今枝紀代子(主婦・70歳)


HbA1cが降下!食物繊維たっぷりの「玄米食」で効果が出た

HbA1cが降下!食物繊維たっぷりの「玄米食」で効果が出た

食物繊維をたっぷりとることを心がけました。春には、思い切って自分専用の炊飯器を購入し、玄米食に切り替えました。こうした生活を続けていたところ、以前より便通がよくなってきたことに気づきました。それにつれ、糖尿病の状態も徐々に改善してきました。【体験談】綿谷里子(仮名・自営業・73歳)


最新の投稿


【腰痛・股関節痛】背骨を揺らす気功で改善「痛み取り呼吸」のやり方

【腰痛・股関節痛】背骨を揺らす気功で改善「痛み取り呼吸」のやり方

気功教室では、体に無理のない運動と、心地よいリラクゼーションを行い、少しずつ元気を蓄積していきます。教室ではいろいろな運動を行いますが、左右に背骨を揺らす気功を行うと、腰痛が改善し、前後に背骨をゆらす気功を行うと股関節痛が改善します。これらは、「痛み取り呼吸」としてお勧めです。【解説】古屋ネネ(九州気功協会会長)


【酢野菜レシピ】酢の物だけなんてもったいない! 調味料ソムリエが新提案

【酢野菜レシピ】酢の物だけなんてもったいない! 調味料ソムリエが新提案

酢が体にいいのは知っているけれど、料理に使うとなると酢の物しか思い浮かばない……そんな人にこそ試していただきたいのが、今回の「酢野菜」のレシピです。今回は、MICHIKO先生に12品提案していただきました。【料理】MICHIKO/ミチコ(料理研究家・調味料ソムリエ・食養生士)【栄養計算】村山愛子(管理栄養士) 


原因はストレートネック? 疲れると再発する耳鳴りが手首を押して軽快した

原因はストレートネック? 疲れると再発する耳鳴りが手首を押して軽快した

首と耳によいという手首のポイントを押してもらいました。同時に、口の開閉を何度かしてみました。すると、それまで響いていたジリジリ音が、その場でスーッと小さくなったのです。それ以来、毎晩、寝る前に自分で、手首を押しています。【体験談】沼口芳子(パートタイマー・66歳)


ヒラメ筋と腓腹筋の同時刺激「アキレス腱トントン体操」で血圧が下がった!

ヒラメ筋と腓腹筋の同時刺激「アキレス腱トントン体操」で血圧が下がった!

毎年秋になると不安定になり、薬を飲んでいても180mmHgくらいまで上がることがありました。これをすると、足から上半身に向かって、血液がグッグっと上がっていくようで、全身がポカポカして最高に気持ちいいのです。歯みがきと同じように、私の生活の一部になっています。【体験談】松原知子(仮名・主婦・79歳)


認知症や脳卒中の予防に期待 シソ酢に含まれる「ロスマリン酸」の効果

認知症や脳卒中の予防に期待 シソ酢に含まれる「ロスマリン酸」の効果

近年、青ジソや赤ジソに含まれる「ロスマリン酸」に注目が集まっています。ロスマリン酸は、認知症を引き起こす脳へのたんぱく質の凝集を防ぐと期待されています。脳の酸化を抑えることは、脳の病気を予防することに直結するといってもいいでしょう。【解説】阿部康二(岡山大学医学部脳神経内科学教授)