体験者のプロフィール
スライスオニオンが毎朝丼にてんこ盛り!

今でこそタマネギが大好きな私ですが、実は、以前はそれほどでもありませんでした。タマネギを好きになったのは、妻と結婚して北島ファミリーの一員となってからです。
私の歌の師匠であり義父でもある北島三郎先生のタマネギ好きは、ファンの皆さんの間で、よく知られています。後援会のかたが、タマネギを箱単位で送ってくださるほどです。
北島家のタマネギ熱に火がついたのは、おそらく2011年ごろだったと思います。当時、加熱したタマネギをペースト状にして凍らせた物を、さまざまな料理に使う健康法が、ブームになっていたのです。
もともとタマネギが好きだった北島家の女性陣は、この食べ方を気に入り、早速とり入れました。義母は高血圧の薬を飲んでいたので、タマネギが血圧を下げるのにいいと知り、より積極的にとることにしたのでしょう。このあたりから毎朝、丼にてんこ盛りのスライスオニオンが出るようになったのです。
スライスオニオンの食べ方は人それぞれです。小皿に好きなだけ取り、ある人はオリーブオイルとしょうゆをかけたり、ある人はサラダにのせたり。師匠は、トマトの上にトッピングするのが好みですね。
丼のスライスオニオンが余ったら、みそ汁などほかの料理に加えて使い切ります。夕食に再登場することもあります。
私はといえば、最初のころは毎日供されるスライスオニオンに面食らっていました。けれどもいつしか、あるとうれしく感じるほど好きになったのです。
マヨネーズで軽く和えたスライスオニオンを、ハムで巻いて食べてもおいしいですね。サーモンと合わせてカルパッチョ風にしたり、カツオのたたきに添えたりと、飽きることはありません。
お気に入りは、カツオ節と卵黄をのせてポン酢をかける食べ方

私のお気に入りは、タマネギにカツオ節と卵黄をのせて、ポン酢をかける食べ方です。これは確か、沖縄の居酒屋さんに教えてもらいました。初めて食べたとき、そのおいしさに感動し、以来、家でも作るようになったのです。
今朝も、もちろん食べてきましたよ(笑)。
総コレステロール値が下がってきた!
師匠も私も、地方を回らせていただくお仕事が多いので、週の半分ほどは、家を空けています。その間の食事は、お弁当や外食ばかりで、どうしても野菜が不足ぎみ。ですから、東京に帰って、野菜たっぷりの食事をとると、心からほっとします。
実は、北島家の庭には家庭菜園があり、とれたての野菜には事欠きません。夏には無農薬のキュウリやトマトなどが、食卓に並びます。ひょっとしたら、いずれタマネギも植え始めるかもしれませんね(笑)。
北島家の食卓は、ほんとうにタマネギづくしです。朝食のスライスオニオンはもちろんのこと、みそ汁には今も必ず、タマネギペーストの氷が溶かされて入っています。
また、女性陣はどうも、タマネギの皮を煮出した汁を飲んでいるようです。茶色い皮がお湯につかっているのを、台所で見かけることがあります(笑)。私は試していませんが、これも健康にいいのでしょうか。
そういえば、以前の義母はよく、なんでもないときでも顔を真っ赤にしていました。最近はそうしたこともないので、血圧が落ち着いているのだと思います。
私は、以前は総コレステロール値がやや高めでしたが、こうしてタマネギをたくさん食べるようになってから、うれしいことに、数値が下がってきました。お通じも、以前よりよくなったと実感しています。
ふだん野菜が不足ぎみの私にとって、タマネギはもはや、大切な「リセット食」です。これからもタマネギに健康を支えてもらい、皆さんにハリのある歌声を届けたいと思います。
強い抗酸化作用が血液や血管の状態を改善(クリニック真健庵院長 星子尚美)
タマネギづくしの食卓とは、すばらしいですね。北山さんが台所で見かけるというのは、皮を煮出した「皮茶」でしょう。
タマネギの皮には、強い抗酸化作用があるケルセチンというポリフェノールが豊富に含まれており、血液や血管の状態を改善するのに効果を発揮します。
食材をまるごといただくと、より高い栄養価が得られるという考え方を、「一物全体」といいます。皮も捨てずに有効活用するといいでしょう。
北山たけし
1974年、福岡県柳川市出身。幼少期から演歌を習い、9歳のときに「ちびっこのど自慢」で優勝。21歳で北島三郎の内弟子となり、2004年、『片道切符』で新人賞を総なめにする。圧倒的な歌唱力と端正なルックスで、幅広い年齢層の男女から支持を集めている。
★大人の男の気持ちを、優しく力強く歌い上げるムード歌謡『アカシアの街で』が好評発売中。