【姿勢を良くする方法】整形外科医が教える猫背改善のメリットと効果

【姿勢を良くする方法】整形外科医が教える猫背改善のメリットと効果

簡単に意識できて立ち姿勢をよくする方法としておすすめしたいのが、「背中のボタン」をイメージすることです。背中の肩甲骨の下端あたりで、背骨を意識してみてください。ここに、「姿勢をよくする背中のボタン」があるとイメージしてください。【解説】竹谷内康修(竹谷内医院カイロプラクティックセンター院長)


立ち姿勢は「背中のボタン」で改善

 座り姿勢に比べると、立ち姿勢は比較的、首に負担をかけにくいといえます。立っていると、股関節が真っすぐ伸びて腰に反りができるので、座っているときほどひどくは背中が丸まりにくいのです。
 とはいえ、立ち姿勢でネコ背の人も多く、その場合は首への負担となります。とくに、立ったり歩いたりしながらスマホを見ているときは、背すじが丸くなりがちです。

 立ったときによい姿勢にするには、体を横から見て、「耳〜肩〜腰〜股関節〜ひざ〜くるぶし」が一直線になるのが理想ですが、自分の体は横から観察しにくいので、それを意識していくのは現実的ではありません。

 そこで、簡単に意識できて立ち姿勢をよくする方法としておすすめしたいのが、「背中のボタン」をイメージすることです。

 背中の肩甲骨の下端あたりで、背骨を意識してみてください。

 ここに、「姿勢をよくする背中のボタン」があるとイメージしてください。そのボタンを、背中からグッと押されている感じで胸を起こし、背すじをしっかり伸ばします。一度、実際に家族などに、背中のこの位置を押してもらうと、よりわかりやすいでしょう。

 この「背中のボタン」を押す(とイメージする)と、背すじがピンと伸びて、それにつられて自然に肩が後ろにいき、体の真上に頭がのるので、首にやさしい立ち姿勢になります。

 背もたれに寄りかかって固定化できる座り姿勢と違って、立ち姿勢や歩き姿勢は、一度調整しても、その後も自分の意識と力で維持しなければなりません。しかし、いくつもの注意をしながら、それを維持するのは困難です。「背中のボタン」は、一つ意識するだけで、かなりよい姿勢を保って首を保護できるので、ぜひ心がけてみてください。また、よい立ち姿勢は、若く見える秘訣でもあります。

竹谷内康修
 竹谷内医院カイロプラクティックセンター院長。整形外科医・カイロプラクター。東京都生まれ。東京慈恵会医科大学卒業後、福島県立医科大学整形外科へ入局。3年間整形外科診療を行う。その後、米国ナショナル健康科学大学へ留学し、カイロプラクティックを学ぶ。同大学を首席で卒業後、都内にカイロプラクティックを主体とした手技療法専門のクリニックを開設。腰痛、腰部脊柱管狭窄症、肩こり、頭痛、首の痛み、関節痛などの治療に取り組む。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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