医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営

「水飲み療法」で自力治療!耳閉感・高音やピーピーという耳鳴りが改善!

「水飲み療法」で自力治療!耳閉感・高音やピーピーという耳鳴りが改善!

昨年の8月半ば、夏カゼをひき、4〜5日体調をくずしたことがありました。発熱して寝ていたところ、両耳に空気がたまっているような感じになったのです。それとともに、原因不明の耳鳴りが始まりました。遠くで救急車のサイレンのような音が、けたたましく鳴っている感じでした【体験談】蟹江千鶴(神奈川県●主婦●49歳)


メニエール病、急性低音障害型感音難聴とも診断されたが

 昨年の8月半ば、夏カゼをひき、4〜5日体調をくずしたことがありました。発熱して寝ていたところ、両耳に空気がたまっているような感じになったのです。
 それとともに、耳鳴りが始まりました。耳のなかにたまった空気の層越しに、遠くで救急車のサイレンのような音が、けたたましく鳴っている感じでした。

 カゼがよくなってからも、耳の閉塞感と耳鳴りが治らないので、耳鼻科で診察を受けました。治療を受けると、右耳はよくなりましたが、左耳の状態は変わりませんでした。
 そのときの診断は、「突発性難聴」の疑いがあるとのことで、ステロイド剤を服用。しかし、いくら飲んでも、左耳は悪いままでした。耳閉感に加えて、相変わらず耳鳴りが続いていたのです。

 困り果てた私は、大学病院でも診察を受けました。MRI(磁気共鳴画像法)などの画像検査で、脳には異常がないことがわかりました。ですが、大学病院の医師の間でも、私の診断については、意見が分かれていました。急に低音が聴こえなくなる「急性低音障害型感音難聴」という先生もいれば、「メニエール病」という先生もいらっしゃったのです。

 こうして、毎日飲まなければならない薬が、どんどんふえました。しかも、「これらの薬は、一生飲み続けなければいけませんよ」と宣告されていました。しかし、いわれたとおり、大量の薬を服用しているのに、症状は全く改善しません。
 それどころか、耳鳴りと病気への不安から不眠症に陥り、いっそう暗澹たる日々が続くようになったのです。

 そんなときにインターネットで見つけて、最後の頼みの綱と思い伺ったのが、一掌堂治療院でした。初診の日、院長の藤井德治先生は、「だいじょうぶです。心配いりませんよ」といってくださいました。私は、このひとことで、どんなに勇気づけられたかわかりません。

 早速、藤井先生のところで施術を受けると、なんと3回の治療で、低下していた聴力が復活したのです!
 ただ、耳閉感と耳鳴りについては残っていました。これを改善するのに、大きな助けとなったのが、藤井先生のところでご指導いただいた「水飲み療法」です。
 実は、藤井先生にお会いする前から、耳鳴りや難聴を解消するには、水をたくさん飲んだほうがいい、と知人から勧められて実践していました。しかし、そのときは、思うように効果は上がりませんでした。

 以前は、大量の水を一度に飲もうとしてきました。ですが、藤井先生に教えていただいた方法では、一度に大量の水を飲むのではなく、少量の水を何度にも分けて複数回飲むのです。
 そこで、小さなペットボトルにミネラルウォーターを入れておき、こまめに給水することを心がけました。このようにして、1日に2Lの水を飲むようになったのです。

 また、運動も同時に行います。1日に3~4kmを歩くように心がけました。体を動かせば、それだけ汗をかいて水分が欲しくなるからです。
 一度に4㎞を歩くのではなく、何度か歩く機会を設け、トータルで3~4kmになることを目指します。歩いている最中にも水を飲みます。今まで、休憩時間などにコーヒーやお茶を飲んでいたところも、水で代用するようになりました。

「有り難いです!」と蟹江さん

閉塞感が消え、右耳のピーピー音もほとんど消えた!

 このように水飲みを続けていたある日、ふと気づいてみると、左耳の閉塞感がなくなり、恐ろしいほどの音量の耳鳴りもほとんどやんでいました。
 左耳の耳鳴りが解消するのと入れ替わりに、右耳に「ピーピー」という通信音のような耳鳴りが起こり始めました。それはおそらく、左耳の耳鳴りが起こっているときから存在したのでしょう。左のほうがひどかったので、右の耳鳴りに気づいていなかったのだと思います。

 ですが、水飲みを続けたおかげで、この右耳の耳鳴りもほとんどなくなりました。現在は、疲れがたまったときにのみ、少し聴こえる程度に改善したのです。
 耳鳴りに悩まされつつ、一生を終わるのかと落ち込んでいた日々が、今ではうそのようです。耳鳴りと不眠からくる不安のため、心身ともに消耗しきっていた私は、まるで幽霊のように歩いていました。耳鳴りに悩まされず、元気に暮らせることがどんなに有り難いことか!
 絶望していた私に希望を与え、実際にその希望を実らせて、健康を取り戻してくださった藤井先生には、心から感謝しています。

耳にたまったリンパ液が新しく入れ替わる(アクア鍼灸療法一掌堂治療院院長・藤井德治)

 内耳にリンパ液がたまると、耳鳴りや難聴、めまいなどの症状が出てきます。耳鼻科ではこのような場合に、たまったリンパ液を排出するため、利尿剤を処方します。利尿剤と同じ効果を目指すのが、「水飲み療法」です。
 水を大量に飲むことで、利尿ホルモンが出れば、耳にたまったリンパ液の排出も促され、リンパ液が新しいものに入れ替わります。それが、難聴や耳鳴りの改善につながるのです。
 水飲み療法を実践する際は、前向きに生活習慣を整えることが奏功します。蟹江さんのケースは、なにより、それを示す好例といえます。

「水飲み療法」のやり方

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


リンパを流す「手のひら押し」とは? 症状別の押し方&血液型別ドリンクを紹介!

リンパを流す「手のひら押し」とは? 症状別の押し方&血液型別ドリンクを紹介!

手のひら押しのよいところは、いつでもどこでも自分でできて、効果がその場でわかることです。悪いところは手のひらに表れており、そこを押せば、その刺激が手から末梢神経を通り、脊椎を介して、対応する器官や臓器に届きます。それが、全身の回復につながります。【解説】足利仁(手のひらデトックス協会代表理事)


金属音のような耳鳴りが「酢タマネギ」で大改善した!納豆を入れるのがお勧め

金属音のような耳鳴りが「酢タマネギ」で大改善した!納豆を入れるのがお勧め

作った酢タマネギを、毎朝食べている納豆に混ぜて食べています。酢タマネギを混ぜる量は、私はカレースプーンに2杯、妻は1杯です。こうして毎日の朝食で酢タマネギを食べ続けていたら、耳鳴りの音が徐々に小さくなってきたのです。3ヵ月後には、日中はほとんど気にならなくなりました。【体験談】鈴木興起(無職・80歳)


疲れると起こるめまいが1日2個の手作り梅干しを食べて消えた!

疲れると起こるめまいが1日2個の手作り梅干しを食べて消えた!

担当医師の話によれば、めまいや頭痛といったメニエール病の症状も、甲状腺の機能異常と無縁ではないだろうということでした。たぶん、梅干しを食べ始めて半年くらい経ったころには、長年にわたって苦しめられてきためまいが、全く起こらなくなっていたと思います。吐き気や頭痛に襲われることも減りました。【体験談】堤聖子(自営業・64歳)


起床時の「キーン」という耳鳴りが「昆布水」で改善し、高かった血圧も落ち着いた!

起床時の「キーン」という耳鳴りが「昆布水」で改善し、高かった血圧も落ち着いた!

病院での検査の結果、メニエール病と診断され、難聴になっていることもわかりました。めまいは、処方してもらった薬を飲んだら、なんとか治まりました。耳鳴りはその後も続きました。いちばん気になるのは、朝起きたときです。いつも耳の中で、キーンという音がしていました。【体験談】岩佐優(料理店経営・66歳)


傷口は治ったのに古傷が痛む…11円スリッパで腫れが引いて楽になった!

傷口は治ったのに古傷が痛む…11円スリッパで腫れが引いて楽になった!

十数年前に登山中に木の株に足を引っかけて転び、足の腫れと痛みに悩まされていました。11円スリッパをはき始めて3~4日たったころ、「左足のくるぶしの出っ張りが見える! 」と驚きました。というのも、ケガ以来、左の足首の腫れによって、くるぶしの外側の骨が見えなくなっていたからです。【体験談】土田喜代美(仮名・主婦・74歳)


最新の投稿


立ち仕事でむくんだ足に塩カイロが効果!酷かった生理痛も軽くなった

立ち仕事でむくんだ足に塩カイロが効果!酷かった生理痛も軽くなった

2週間後には、日中に頭がスッキリするのを感じました。今思えば、以前の私は常に眠気を感じていた気がします。その後、すぐにふくらはぎが軟らかくなりました。そして3週間目には、足がむくまなくなったのです。今は靴がきつく感じることはありません。仕事中の気持ちにゆとりができました。【体験談】今村由利(仮名・会社員・28歳)


間欠跛行が改善!首・腰のこわばりをリセットする「ひざ倒し」のやり方

間欠跛行が改善!首・腰のこわばりをリセットする「ひざ倒し」のやり方

首のこわばりをほぐし、背中や腰の緊張が緩めば、間欠跛行の改善も期待できます。いったん固まってしまった首の緊張をほぐすのは、実は、簡単ではありません。この体操を行うと、首のこわばりがリセットされ、全身の筋肉の緊張を一挙にほぐすことができます。【解説】梶原千譽(カジハラ治療院院長)


【良性発作性頭位めまい症】手のひらの反射区を押す方法で症状が改善した

【良性発作性頭位めまい症】手のひらの反射区を押す方法で症状が改善した

手のひらを押し始めてすぐに腰の痛みがやわらぎ、この数年は治療を受けることもなくなりました。以前はめまいが起こる前に「めまいが来るな」という前兆があったのですが、今はそれすらなくなりました。50歳前後の頃より、58歳になった今のほうがよいくらいではありませんか。【体験談】新田博子(仮名・会社員・58歳)


腰痛のセルフケア「わきの押し回し」で20年使ったコルセットが不要に!

腰痛のセルフケア「わきの押し回し」で20年使ったコルセットが不要に!

特につらかったのが、洗い物をしたり、風呂場の掃除をしたりするなど中腰の姿勢になるときです。それに加え腕が上がらないので、洗濯物を干すのもひと苦労で、家事を満足にこなせませんでした。施術を受けながらセルフケアを続けたところ、わずか1ヵ月間で腰痛はうそのように軽くなりました。【体験談】中村芳美(仮名・無職・70歳)


脊柱管狭窄症が招くロコモティブシンドロームの進行・症状を抑える体操「ロコトレ」のやり方

脊柱管狭窄症が招くロコモティブシンドロームの進行・症状を抑える体操「ロコトレ」のやり方

「ロコモティブシンドローム」は、骨、筋肉、関節、神経などの運動器に障害が起こり、歩いたり体を動かしたりする機能が低下して、要支援・要介護になるリスクが高い状態をいいます。このロコモを引き起こす病気の一つに、腰部脊柱管狭窄症があります。【解説】重松英樹(奈良県立医科大学整形外科学内講師)