【髪の増やし方】薄毛・抜け毛の原因は“ふくらはぎ”にあり?「ウォーキング」でM字ハゲも改善した

【髪の増やし方】薄毛・抜け毛の原因は“ふくらはぎ”にあり?「ウォーキング」でM字ハゲも改善した

抜け毛や薄毛で悩んでいるのなら、なるべく早く行動を起こすことです。髪の毛の問題は、初期ほど改善するものです。私の育毛アドバイスの中でも、ウォーキングは大事です。「歩くこと?」と、拍子抜けする人がいるかもしれません。歩 くことが、頭皮のケアを生かして育毛効果につながるのです。【解説】山田佳弘(育毛相談WEBセラピスト)


山田佳弘
1959年、和歌山県生まれ。2000年発行のメルマガがきっかけで、育毛相談が本業となる。05年から、埼玉県さいたま市に相談室を開設。頭皮・心・体には余裕が必要だと気付き東洋医学を学ぶ。著書に、『髪は増える!』(自由国民社)がある。

初期の抜け毛や薄毛なら女性で9割以上の改善率

抜け毛や薄毛で悩んでいるのなら、なるべく早く行動を起こすことです。
髪の毛の問題は、初期ほど改善するものです。

私はこの15年間、たくさんの人々の育毛相談に乗ってきました。
その経験から、初期のころに私のアドバイスに則ってきちんと問題に取り組めば、男性で7割前後、女性で9割以上、合計すると約8割で効果が望めることがわかってきました。

私の育毛アドバイスの中でも、ウォーキングは大事です。
「歩くこと?」と、拍子抜けする人がいるかもしれません。
歩くことが、頭皮のケアを生かして育毛効果につながるのです。

私はよく、「髪の毛はあなたそのもの」という言葉を使います。

髪の毛は異物ではありません。
あなたの健康状態そのものといってもいいでしょう。

育毛剤に頼り過ぎるような人は、「頭皮が肥沃であれば毛が育つから、頭皮環境が大事」だと考えます。
このような考え方は、まるで私自身とは違う異物が、頭皮という畑から生えてくるような錯覚が根底にあります。

外から栄養を与えれば、果たして毛は育つのでしょうか。
髪の毛は、私の体の内部で生まれた「私そのもの」であり、外部から栄養を与えられても育ちません。
食べたものが消化吸収され、血液に乗って全身に配分され、毛細血管から毛を作る組織に取り込まれ、細胞分裂をくり返して成長していきます。

麻薬やヒ素中毒を調べるのに毛髪を使用するのもこのためです。
髪の毛は1ヵ月に約1cm伸びるので、麻薬やヒ素を取り込んだ成分が毛に残り、時期もだいたい特定できるほどです。

運動不足が血液循環を悪化させ薄毛を招く

私のところに育毛相談で訪れる人は、スポーツの習慣がなく、毎日、歩いていない人がほとんどです。
ことに車社会の地方都市において、その傾向は顕著といっていいでしょう。
そんな状態では、いくら頭皮のケアをしても効果を上げません。

「足は第2の心臓」とよくいわれます。
心臓から送り出された血液は、体の隅々まで送り届けられますが、末端の足先まで届いた血液は、静脈血として、重力に逆らって心臓へ返ってこなければなりません。

足先に届いた血液を心臓に戻すには、足の筋肉の力を借りる必要があります。
歩くことでふくらはぎを使うと、ふくらはぎの筋肉のポンプ作用(乳搾り作用ともいう)によって、足にたまっていた静脈血を心臓へと送り返します。
このことが、全身の血液循環を促すのです。

歩かない生活では、ふくらはぎを十分に使わないため、静脈血が足に停滞しがちになります。
そうなれば、全身の血液循環も停滞します。

頭は心臓よりも上にあり、全身の血液循環が停滞すれば、高いところにある分、血液が巡ってきません。
酸素と栄養が十分に頭皮に届かなければ、栄養不足・酸素不足に陥った髪は、弱く細い髪の毛へと変わっていきます。

結果として、抜け毛が増加したり、薄毛になったり、栄養不足が長引けば、白髪が増えることにもなるでしょう。

M字ハゲの頭に毛が増えてきた

ウォーキングの理想は、1日合計で60分です。
歩き方は、「少し大股で、かかとから着地して、つま先で蹴る」ようにするといいでしょう。
この歩き方を心がければ、ふくらはぎをしっかり使うことができるのです。
60分を、何度かに分けても構いません。

お勧めは朝、歩くことです。
朝日を浴びながら歩けば、体内時計が刺激され、夜は適度な時刻に眠くなります。
熟睡も髪のためには大切です。

続けていくことで全身の血行がよくなり、髪や頭皮に栄養が行き渡るようになると、徐々に髪の状態も改善されます。


最後に体験例の紹介です。

Oさん(44歳・男性)は、額の生え際がM字状にかなり薄くなっていました。
頭皮は硬く、頭蓋骨についている状態です。
頭皮が激しく緊張し、血行も悪化していると考えられました。
まじめなタイプで、仕事のストレスも大きかったようです。

そこで、体をよく温め、毎朝朝日を浴びながらのウォーキングを実践してもらいました。
すると、伸びなかった毛がだんだんと成長するようになり、生え際の毛のなかったところに毛が増え始めました。

現在、生え際は以前より2cmくらい前方に回復しています。

歩くだけで、頭皮のケアの効果が行き渡り、髪の状態は顕著に改善するのです。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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